QEDシリーズは、読んだのは3作目。うーん、これが一番 ミステリらしいといえるかも、個人的に。 広義の謎解きをミステリというなら、もちろん今まで読んだのも らしいのだが、今回のは物語がかなり動いている。 それにしても、作者の日本史(・・・というのか?人物史というのか? 古代史というのか?神話ものというのか?・・・うーん) への造詣の深さには本当に驚かされる。 七福神といったら、○ジカラーのコマーシャルぐらいしか思い浮かばない たわけもののワタシとは本当に気が遠くなるほどの距離だ・・・。 せめて六歌仙ぐらいもう少し詳しければなあ。 さらに驚くのは、そういった知識とまったく相対する場所に位置するかと 思えるような薬学の知識の豊富さ。 裏表紙に薬科卒と書いてあって、なるほどと思った。 タタルさんはきっとこの作者その人なんだろうなあ。 やたらめったら歴史に詳しいのに理系に進学した弟をちょっと 思い出して切ない。
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2002年09月30日(月) |
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