月のあかりだけで、海がエメラルドに透き通っているのが分かる。
歩いて1周10分の小さな島
どこかで生まれた風が休むことなく、やさしく吹く。
遠い昔からずっと吹かれていたような、そんな忘れてしまった匂いを含んだ風。
いつか同じ風が心にも吹いていたような気がして、思わず空を見上げる。
何度来てもこの島たちは、ここにいる私の方が本当で、街にいる自分が幻だとさえ感じさせてくれる
この世で一番好きな海で、357日分の時間を削ぎ落として、何もしない贅沢な時間を過ごそう。
ぼんやりとエメラルドとマリンブルーのクロスする海を眺め、風と話し、水の中で魚たちと遊び、サンゴの美しさに
ため息を漏らす
というわけで、行ってきまーす!!。
まったくぅ!のんびりまったりしてる台風だなぁ。 よっぽど、居心地がいいのかぁ
昨年の水害では、大変な思いをした。 車が、水に浸かった。まるで川のような道路を走って帰ってきたっけなあ。
その前の年の台風。 車を看板が追いかけてきたっけなぁ。 そんでもって家に帰って一息ついてたら、背後でバリバリバリの轟音。 倉庫の屋根が飛んだもんね…。屋根追っかけていったっけ。「おーい屋根!どこへ行くぅ」
電柱に引っかかって、この近所、軒並み停電になってのは、…はいすみません家のせいです。
あーあ、いったいいつまでのんびりしてんだぁ今回の台風。 どっかでお茶でも出されているんだろうか。
お盆
全国一斉にお盆みたいである。
最近、迎え火なんか玄関で焚く家を見たことがないけど、さぞ、ご先祖様たちも、道に迷っているに違いない。
「わしの家はどこだったかのう?」。
「おおっ梅ばあさん久しぶりじゃのう。」
「おや、これはこれは、富さん。しかし、あれですなぁこう家が立っては、どこが実家だったか分からんですね」
「まったくじゃて。家の子孫たちは、わしに内緒で引越しおってなぁ。家の立ってた場所がビルになっとったわい」
「ほうほう、それはそれは。しかし、富さん、見てみなされ、ほれっ。あっちにもこっちにも、行く場所がわからん 人たちがウロウロされてますよ。道路も混んどるけど、空の魂も、大渋滞ですなぁ」
「はいはい。そういえば去年、隣だったほれっ、ゲンさんなぁ。家に帰ったらどうも、様子が違うとかでな、よーくみ たら、知らん顔ばっかりじゃったそうな。これはおかしいと思うたけど、そこの家があんまり居心地がいいので、 今年も実家には帰らず、その家へ泊まりに行くいうとったわ」
案外こんな会話が聞こえてきたら、恐いですね。
それにしても、高速の渋滞には、辟易する。周りを見渡せば、カップル、家族ご夫婦。 一人ネクタイして乗ってる自分が場違いな気がしてきて、恥ずかしさすら感じる。 がしかーし、なんで短い休みに、混むとしってて移動するんだろうか。 同じ時期にしか、休みがとれない日本人の悲しい習慣とは、分かっているのだが…。 仕事の人、優先車線はないのか?!ってな感じである。
逆に都心はガラガラ。すいすい走れて気持ちいいっすね!普段は片側3車線の道路も、一番左の車線は駐車場と化しているが、この時期だけは、しっかり3車線走れる。 いつもこんな状態ならいいのになぁと心底おもう。普段はたかだか14キロに50分かかるのに、この時期は30分じゃ!。ワーイってな気分。
お盆は仕事に限るね。うんうん。 だけどなぁ、行く先が休みの会社が多いので、事務所でデスクワークがメインになる。 なんだかなぁ…。
なんか私も、遠いふるさとに帰りたくなってきたな(笑)。
果物の中で好きな物。なし(20世紀)、イチゴ、すいか、そして桃。
だいだい美味しい桃は、皮もすぐ剥ける。ベロッ、ベロッ、ベロッと3回で剥けてしまう物は、もっとも期待できる桃。皮を剥いてる最中からワクワクしてくる。多少、歯の間に、桃の果肉(スジ)が挟まっても、気にならないそれはそれは、美味しい桃である。 だが、こういう桃には、なかなか会えない。選び方がヘタなんである。
しかし、時たま出くわす最悪の桃もある。 お分かりであろう、ぜんぜん皮の剥けない桃。もーーーうイライラするだけ。 もともと包丁で皮を剥くことを潔しとは、しない私は親指攻撃である。 ”出来の悪いやつは可愛い”というが、桃だけには、当てはまらない。 皮が剥ける頃には、指はドロドロ、そして、桃本体は、見るも無残な穴穴姿に。 今までの人生において、こうして苦労して皮の剥けた桃を「食べる?」といって誰かに差し出して、食べた人を見たことがない。だよねぇ…。
しかもこういうやつに限って、歯と歯の隙間に、果肉がはさまるのはいうまでもない。
ああぁおいしい桃食べたないぁ。
夏休み忙しさにかまけて、書くのが遅くなった。 生後まだ1年なのに、その猫生をもうご隠居に費やしているオス猫のまめお君。 はじめての夏。暑すぎる今年の夏。彼はグロッキーしてしまい動かない。そればかりか、 我が家の一番クーラーの効く部屋から一歩も出てこようとしない。まさにテレビを見て寝返りを打って というご隠居生活を決め込んでいる。
ところが、たまたま家族全員が出かける日がある。もちろんクーラーも切って。 そうなると、まめお君は怒っている。 「なんで部屋に入れてくれないニャー!!」 「暑くて死にそうニャー」
もともといつも怒ったような顔立ちのまめお君。 最初は「まめは何怒っているの?」とみんなが心配そうに聞いていたが、そういう顔なんだという事に最近家族が気がついた。 が、クーラー部屋に入れなかった日のまめお君の顔は、いっそう怒っている…ように見える。 ガラカラと玄関を空けて入る。とそこにまめお君が仁王立ちに座っている。 というのも変だけどまさに仁王立ちで座っているのだ。 あきらかに不満顔をして、(そう見えるのかも知れないが)ひとりひとりの顔をジーッと見つめている。 見つめられた私たちの方が、薄笑いを浮かべて、抜き足差し足でそうっと玄関から上がる。「ハイ、すみません」 自分の横をとおりすぎる人間たちを、顔だけ回して、なおもジーッと見ている。 こわっ。そんなに怒るなよ。
もっとも、ばぁばは、よく怒られるらしい。 夕食の時間、猫たちにエサをやる。他の猫たちは、牛乳を飲んだり猫缶を食べたりしている傍らで、まめお君はひたすら「ちくわ」を待っている。 ところがである。 冷蔵庫を開ける。まめおのちくわがない!「あれ!」この一言でまめお君すべてを悟る。 ばぁばがそーっと振り返る…。さっきまで、足元でスリスリしていたまめお君が、例の仁王立ちすわりで、じーっと見つめている。おおこわっ。 そそくさと近くのコンビニにちくわを求めて走る。帰ってくるまで一歩も動かずに仁王立ちのまめお君。
ご幼少の頃は、シャムガラで可愛かった。畑の仕事手伝ったり、台所の仕事手伝ったり(といってもついてきて遊んでるだけ)。 最近は寝てるか怒ってるかである。
いつからこんなご隠居猫になってしまったのか。 まだ先の方が長いのに…。 だけどまめおは、ばぁばが一番好きなんだよね。
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