| 2002年06月30日(日) |
『のんびり日報』〜素晴らしきのんびりやたち・4 |
稽古第8週、第42回。
最後の日曜稽古。 ふう。 本当に焦っても仕方がないのだなあ。 地道に1回1回の稽古を大切にするのがいちばんさ。
◆
本番を想定して通しを午前と午後とで2回やった。
ところで最近、通しの前にそれこそ30分くらい時間を取って役者に「自由に過ごせ」と指示を出すことが多い。 台詞を確認するもよし、体を動かして暖めるもよし。 実際の劇場でも、この時間をどう使うかが本番で大きくものを言ってくる。 自分のテンションをどうすれば高く維持できるかを探っていってほしい。 これは稲葉があーしろこーしろ言えることではない。
稲葉の友人で、べディック企画の舞台を含めて5回共演している中島弘臣殿はこの時間の使い方がとてもうまい。 彼の場合はひたすらに集中力を高めていく。 楽屋の椅子にじっと座り、目をつぶる。 体のまわりにオーラが漂い、近寄りがたいような迫力が出てくる。
彼の劇場入りしてからの行動はとても見るべきものがある。 本番を控えて何をすべきかをしっかりとわきまえている。 稲葉は彼を尊敬する。
本番直前の役者には近寄りがたいほどのパワーがなければならない。
◆
で、今日の通しだ。 結果を先に言えば、午前も午後もPK戦までもつれこんでの辛勝といったところか。
2度の所沢稽古の甲斐あって、nukushi・amp・箱・蓮殿は安心できるだろうと思っていた。 怖いのは連休だった中澤・ことめ殿である。
が、うん。 4人と比べると差が出てきたのは否めないが、芝居を崩すほどではなかった。 4人のテンションに引っ張りあげられたというのが正しいだろう。 とりあえず胸をなでおろす稲葉。 ふはあ。
にしてもだんだんアドリブも増えてきて活き活きしてきている。 結構なことだ。 もっともアドリブを出してくるのが箱殿。 ことめ殿もどこまで意図していたかわからないが、いいものを出してくる。
ただ惜しいのは、面白いとすぐに顔に出してしまうことだ。 どんなに良いアドリブが出ても、役者が舞台上で笑ってしまったらすべて台無しになっちゃう。 遊び心と緊張感の両立ができるといいね。
いい場面はちゃんとよくなっている。 のくせして、崩れるところは本当にどーしようもないほどに崩れてくれる。 緊張感の維持がまだ甘い。 稲葉がどうこう言うより、役者各人が意識するしかないところ。
◆
本番間近、現場の声。
神山馨子役・松永江里子。
本番10日前と聞いたとき、役をもらった時もコメントを書いたことを思い出した。 あの時は何だか理由(わけ)の分からない文章を書いてしまったが今回は普通にいこうと思う。
台詞が入るまではぎこちなかった演技が今ではかなり心に余裕が生まれてやり易くなった。 だからって気を抜いているわけでは決してないから。 今は小道具と格闘中だ。 6月25日に初めて(私だけ)小屋見に行った。 想像していたより小さく感じたし、実際演じる場所はもっとせまかった。 テンションは上がって当然。 自分がどこにいるのかが分かったから。 普段と違う場所にいるせいで多少の緊張は隠せない。 でも歩いていくと、ただの板張りの部屋にあの「空気」が蘇ってくる。 「熱い……!」 来週のこの日(水曜日=稲葉注)は仕込みで一日中芝居一色になる。 一週間は経つのがとても速いので今はそれに追いつくのに必死だ。 たぶん本番もそのノリで訪れるのだろう。 付いていってみせる。 まだまだ練習が必要だ。 残りの日々が輝いてみえる今、今日からの生活は少し変わるだろう。 いや、たぶん「変える」んだよ。
2002.6.26 Eriko
◆
松永に注目したのは軽井沢での合宿だった。 源斗班と稲葉班に分かれて芝居を創っていた。 amp殿とバカップルぶりを見せてくれた箱殿も、微妙絶妙な隠し味だった元地殿も面白かったが、舞台中央で1人、奮闘していたのが彼女だった。
彼女の素晴らしいところは思い切りの良さであろう。 毎年のことだが1年生、特に女の子ははじめ、堅い硬い殻に閉じこもっている。 照れがあるのだ。 何をやらせても思い切った演技にならない。 演出家はまず、あの手この手を使ってこの殻を破ることを強いられる。 箱殿やことめ殿には今でも殻が若干まとわりついている。
だが、彼女にはそれがない。 いや、無いといったら嘘になるが少なくとも自分からそれを破ろうとしていた。 3人いる1年生女優の中で、最も成長が速かった。 2年生の男優3人の馬鹿テンションに馴染んでいくのも速かった。
今回、敵役(…という表現は適切ではないが…)として、他の5人を相手にできるのは彼女をおいて他にない。
◆
舞台監督補佐・小松利光。
あっというまに十日前……早いもんです。
舞監補として「大野さんやみんなに協力できたのか?」とふと考えてしまう今日このごろです。 何にしても時間が経つのが早い!!! 早すぎる〜。 まだ何もやってない気がする。 大野さん見ていてください。 これから小松は今まで以上に頑張ります。 実力以上のものを出し死ぬ一歩手前まで走りつづけます。 そして7月7日を記念の日とすべく頑張ります。 ありがとうございます。
◆
謙虚だなあ。 彼の字は体から想像できないくらい小さくてきれいな字であった。
「大野さんやみんなに協力できたのか」……なぁにを言ってますか! カウンターやイスができたのは誰のおかげ? もっと胸張っていい仕事をあなたはしている。 ものすごく感謝している。
彼はワークショップや初期稽古のころ、頻繁に役者とともに舞台に上がっていた。 その前向きな姿勢が嬉しくて「ディベートしたいっす」の声を聞いて、何度となくディベート稽古をしたものだった。 言い出しただけあって、稽古の中でもたくさんの発言をしていた。 よく墓穴を掘ってもいたがねえ。
そしていよいよ稽古が本格化してくると彼は舞監補に徹してくれた。 大道具作りの中心になって動いてくれた。 その身の振り方というか潔さたるや。 縁の下のなんとやら……それに徹することはスポットライトを浴びるのに負けないくらいカッコイイ!
なお、彼のお父様というか実家というか、小松工務店さまからは膨大な資材の提供をしていただいた。 スペシャルサンクス筆頭である。 ものすごく感謝している。
◆
稽古後に青二菜にてnukushi殿の誕生会。 少ない人数ながら楽しく過ごす。 祝いを受ける側に回ったnukushi殿の不慣れさが面白かった。
ところで、稲葉が会長を引退した納会を行った「温野菜」がつぶれていた。 たった1度きりの納会。 すこしせつなかった。
本番まであと5日! そうか6月ももうしまいか。
| 2002年06月29日(土) |
『のんびり日報』〜素晴らしきのんびりやたち・3 |
稽古第8週、第41回。
今日も所沢にて稽古。 この日記でも何度となく書いてきたが、やはり声を大にして言いたい。 所沢は晴れていなくてはならない。
傘がないので教室棟ミロのヴィーナス像のところで箱殿に電話。 迎えにきてもらう。 普段なら部室まで突っ走るところだが、機材を持っていて無茶はしたくなかった。 電話してから随分待った。 さすがにおかしいぞ…と稲葉、勘ぐりだす。 むう。
AZU殿が来る。 「箱ちゃん来たよ」と言うのでそっちをみると傘さした人物が1人。 箱殿のスカートだ。 …………? なんとも言いがたい違和感を抱きつつ近づくと彼女は顔にかかっていた傘をはずす。 そこにいたのはnuku……いや大貫義隆。
気が抜けた。 義隆の後ろから本物の箱殿とかamp殿とかコウジ殿とかサイキック殿とかぞろぞろ出てきた。 あのさ、ひまなのか?
おかしいぞとはおもったけど、それでもやっぱり騙された。 誰だ言い出しっぺは? 義隆か?
◆
さてさて本番間近、現場の声第3弾!
葵悠一郎役・大貫義隆。
きゃあぁぁぁ〜〜〜!
本番まであと2ヵ月ください…
◆
……ってそれだけかよ!
本番まであと2ヵ月ください…か。 わかる。とてもよくわかる。 時間なんていくらあっても足りないなあ。
大貫には引っ張る力がある。 たまに稲葉も稽古場でそれを利用させてもらっている。 すぐ調子に乗ったりもするけど、俺が持っていくぜ的な姿勢は大事よね。
彼の素晴らしいのは声を上げろといったら分かりやすく上げてくれること。 役者は声を出せといわれたら叫ぶべきなのだ。 そんな時は発声の知識とかはとりあえずどっか置いとけ。 首にスジ作ってボリューム出すこと、ただそれだけのことができる役者が意外と少ない。
◆
舞台監督補佐・森川美穂
みんながんばってます、精一杯に……。 苦しいことがあったって、悲しいことがあったって 楽しいんだから。それでいいんです。
本番まであと少し、まだまだがんばりましょうね。
◆
雨の日に階段ですっ転んでしたたかにお尻を打ってもにこやかに笑ってみせる舞監衆の花。 強い子だ。
彼女はいい笑顔を見せる。 舞監衆はずっとクレーターにあって工作をしていた。 ジメジメして暗いクレーターで細かい作業。 さぞやストレスの溜まることだろう。 みなのストレスを緩和していたのが彼女ではないかと思うのさ。
舞監衆も稽古場にいるようになってから、何度となく、誰かがイライラすることがあった。 限られた時間の中でたくさんの小道具やセットの確認をせねばならない舞監衆。 誰かの口調が厳しくなってくると彼女が素早くフォローに回る。 この点において彼女の動きは目を見張るものがある。 そういうささやかな優しさがとても頼もしい。 やっぱり強い子だ。
◆
さてさて本番間近。 芝居そのものも大事だが、チケットはさばけているか? 客入りも芝居の結果を左右する重要な要素だからね。
さきほど箱殿から電話をもらった。 お友達がチケットを4枚買ってくれたとのこと。 箱殿、よほど嬉しかったのか、たまに何言ってるか分からんかった。 でも嬉しいのは伝わったわさ。 よかったね。 がんばってるね、営業部長。 その大切なお友達のためにも、残り3回の稽古、無駄にできないね。
そうか、稽古はあと3回なのだね。
本番まであと6日!
| 2002年06月28日(金) |
『のんびり日報』〜素晴らしきのんびりやたち・2 |
稽古第8週、第40回。
江古田でミュージカル研究会の澄殿に会って、ローハイのお話を軽くする。 もうそんな時期なのか。 そうか☆殿も芸責か。 芝居企画の終わった後のことがいよいよ本格的に動いている。
◆
所沢へ。 今日は箱稽古だけでなく本稽古も所沢。 これまで通し稽古を何度かやってきて弱点も見えてきた。 全体的なことを言えば、緊張感の欠如であろう。 身体的にも台詞的にも、ついでに気持ちや心構えの面でも。 もっと気ぃ入れろと言うしかない。 だめなら嫌だけど少し厳しくしなきゃかなあ。
部分的には前半が弱い。 前半がトロい。だれる。 蓮殿登場まで30分はいくらなんでもかけすぎである。 今日と明日の所沢では大道具は使えない上に帰宅時間の都合から20時までと稽古時間が短い。 いい機会だから、ここで最後の矯正をする。
きょうは中盤の見せ場をなおした。 箱・amp・nuki殿がからむ。 3人の見せ場的バランスが比較的同じくらいで、書いた自分としてもなかなかいい場面だと思っている。 稽古前に箱殿を個人的に指導し、本稽古の中で両男優とぶつけてみた。 箱殿をいじり、変化した箱殿に合わせて男優陣をいじり…。 ふむふむ。 いい感じになったと思う。 40回の稽古の中で、稽古した甲斐を実感した心地よい瞬間のひとつ。
航空公園駅近くの「ぎょうざの満州」で食事。 3割美味くてとてもよかったのだが、帰り、だだっ広いロータリーのある駅に放り出されることに。 明日は絶対まっすぐ帰る。
◆
映像隊のaki殿が見学。 少ない時間で通しを見せねばならんので「倍速通し」をする。 ことめ代役に蓮殿、中澤代役に稲葉。
この倍速通しはいつかやりたいやりたいとずっと思っていた。 なによりテンションが上がる。 この高揚感を役者は常に持っていてほしいのだ。 舞台上での遊び心も出てこよう。 あのテンションで、普段の芝居をしてほしいのだ。
またやろうかな。
にしてもこんな形でaki殿は流れを把握できたのだろうか。 できたのだとしたらそれはとても凄い。
◆
本番間近、企画員の生声! 今日は「ぎょうざの満州」でいっしょにメシ喰った2人を紹介しよう。
◆
舞台監督補佐・粕谷幸司
やるぞ。うし。やるぞ。 ……いや、足りないかな。 やるぞー! よしよし。やるぞー!! こんな感じかな。 ……やっぱり全然足りないかな。 やってやるぞーッッ!! うおーぁぁぁ。 よし。こんな感じだな。
僕らは完パケまでが仕事。 月曜の片付けが終わるまで。
◆
なかなか熱いメッセージね。
昨日書いたように、稲葉がもっとも信頼を置いているのは舞台監督のともき殿だ。 1年生とは出会ってまだ3ヵ月。 信用はしても、それを信頼と呼ぶにはまだとても危なっかしい。 本当に信頼ができるのは本番を終えてからになるだろう。
ただ、1年生の中でいまいちばん信頼に近いものを感じているのが粕谷だ。 彼は自分の役割にとても真摯にあたる。 同輩の誰よりも大人だ。 ちゃんと「仕事」の概念を持っているのがいい。
先日の小屋見では音響についていろいろ教えてももらった。
稲葉の所有するマントを幾度となくせびってくるが、ぜったいやらない。 やらないったら。
◆
舞台監督補佐・谷口香里
10日前です。もうすぐ本番です。 体調は整ってますか? 今までいろいろやってきて、当日もいろいろやりますが、本番中の私の仕事は中(舞台裏)で小道具を渡すだけ。でも! これも重要な仕事です。 役者が演じやすくなるよう そしてお客さんが楽しんでくれるよう 自分の仕事を精一杯やっていきたい そんな心境の10日前。
( )内は稲葉注。
◆
10日前とあるのはこれの提出を受けたのが昨日だったからである。
本番直前から本番中、舞台裏にいる役者は当然のことながら緊張する。 そんな役者のもっとも近くにあって役者を安心させてくれるのが舞監補である。 出ハケや小道具など、役者自身で把握しておかねばならないのは当然だが、裏の管理人たる心強い舞監補がいるだけで役者の安心感は桁外れに強くなる。 稲葉もこれまで何度となく板倉殿はじめ多くの舞台監督に支えられていたか知れぬ。
谷口はいい舞台監督だと思う。 彼女は小道具に自分なりの執着心を持ってくれている。 稽古場でも何度となく役者や稲葉に小道具のことで声をかけてくる。 その一声一声が役者や演出家を安心させてくれる。
彼女はよく稲葉に絡んでくる。 ほっぺをぷにぷにされたり、寝ている稲葉の素足をつかんだり。 たまにセクハラっぽいが稲葉は嫌ではない。
本人に直接は絶対言ってやらないが、かわいいやつ。
◆ さあ 本番まであと7日!
| 2002年06月27日(木) |
『のんびり日報』〜素晴らしきのんびりやたち・1 |
稽古第8週、第39回。
今日も通して稽古した。 いつになく芝居として完成していた。 うんうん。 90分まったくスキのない舞台空間がそこにはあった。 稲葉は確信した。 いける…と。
なんてね。 だったらいいな。 これを書いている現在は稽古前だ。 だから今日の稽古がどうなるかはまだ分からないのだ。
◆
いよいよ10日前を切っているのんびり企画。 本番間近の企画員の声をお届けしよう。
◆
舞台監督・友利 歩
ブカンの長。 3年目にしてはじめて舞台監督をやってみて、本当に芝居って楽しいって感じました。 最後にひとさんと公演できて私は幸せ者です。 劇場に来てくださるお客さま、そして仲間のみんなが「楽しい」って思えるような舞台にしたいです。 不器用でマヌケな私がここまでやってこれたのも、みんなのおかげだと思います。 本番まであとわずか。 気合い入れてがんばりますん。
◆
稲葉も4年目にしてはじめて作・演出をやってみて(教室芝居は除く)、本当に芝居って楽しいって感じました。 そして、ともき殿を舞台監督として得られて幸せ者です。 むふふん。
稲葉が不甲斐ないせいで、彼女には舞台監督以上の働きをしてもらっている。 また、3年生でべディック会計という立場上、教室の確保やお金の管理まで任せてしまってる。 この辺は本来は制作の分野さ。 奔走してる。 助けられてる。 企画長である稲葉以上に企画に対して気と時を使ってもらっている。
『アカイマツリ』『広島に原爆を落とす日』と一緒に経験しているため、唯一の同輩である板倉殿は別として、企画員の中では誰よりも信頼している。
上げる頭がない。
◆
谷嶋隆志役・平居正行
いっぱいいっぱいにのんびりと♪
「質問です。次の項目の中で当てはまるものに○を付けなさい」 �…�起きたとき雨が降っていると外へ出る気が失われる。 �△い弔眇佑�ら眠そうだと言われる。 �B羯譴鯑匹泙擦燭蕁△�み様だ。 �に辛餞栃笋�「あ、あれ」と指差した方を向くと、のどをくすぐられる。その手に何度もひっかかる。 �ダ萋�、新江古田駅に向かって走っていたら足をおもいっきりくじいてぶっこけた。
「……いい加減気付きなさい。あなたのことですよ」
……何のコトだかわっかりーますェ〜ん。てゆーか、あんたこそ何者?!
いつの間にかもう本番まであと十日。 こうなったらのんびりオーラ全開!! なんとかなるさ、いや、なんとかするのみです。
全項目に○の付く、谷嶋ことampでした。
◆
キーボードを打っている稲葉が恥ずかしくなる。 あなたこんなキャラだったか?
総会の日に、声をかけたい何人かに企画への誘いの手紙を手渡しした。 「よく考えて後日、返事をくれ」という一文を最後に添えて。 ほかの全員が後日に連絡をくれた中、当日総会後に来て「参加させてください」と言ってくれたのがamp殿だった。 企画の立ち上げの段階でどれだけ人間が集まってくれるか分からない不安な中で、この件は稲葉に自信をくれた。 どうにかして報いたくて、後半、谷嶋さんの見せ場を用意した。
稽古場での彼もいい。 机の移動が終わると床にねっころがって発声を始めるのだ。
地味だろうがなんだろうが、彼の誠実さが稲葉は大好き。 とにかく演出家として見せ場をあげたくなる役者だ。
噛む? そんなもん、絶対克服できる。 まだ噛むんだとしたら、台詞の反復が足りてないだけさ。 ね?
◆
とりあえず今日はこの2人。
本番まであと8日!
| 2002年06月26日(水) |
稲葉、音楽を聴きながら |
江古田のPC部屋で書いています。 さきほど昨日の分の日記を書きました。 あれから新宿のTSUTAYAに行ってきました。 池袋のビックカメラにも行ってきました。 お買い物お買い物。 ついでに髪の毛も切ったりしました。 んーさっぱり。
にしても耳元でちょきちょきなってる音って気持ちいいですねえ。
◆
ところで稲葉は作品をイメージするとき或いは書くとき、何かしらの音楽を聞いています。 例えば2年生のときに監督した『星合の頃』という作品では冬木透さんの『ディベルティメント』というクラシック調の曲からイメージしたストーリーを創りました。 当然その曲は作品中で何度も流されています。
今回の『精一杯にのんびりと』は、まあ長いのでいろいろ聞きました。 上に書いた『由利子とお父さんのテーマ』もそうですね。 クライマックスのシーンはこいつをエンドレスでかけていました。
あとは春畑道哉さんの『RED BIRD』があります。 春畑さんはTUBEのギタリストです。
この曲はけあま殿に紹介され、聞いたときにびりびりしました。 いい曲ですよ、ほんとに。 で、この曲からイメージしたワンシーンを書いたのですが、時間上の都合から泣く泣くカットすることになってしまいました。 カットというか、ほかのシーンとの合成ですね。 今のところ芝居の中では使っていませんが、どこか探して使いたいな。
◆
さていよいよお芝居本番まで残り10日を切ってしまいました。 時はしっかり流れているようです。
本番まであと9日!
カウントダウンの数字が大きくなりました。 ついでに色もつけました。
| 2002年06月25日(火) |
『のんびり日報』〜所沢とストアとデニーズと |
稽古第8週、第37回。
6月下旬とは思えんほどに寒い。 なんでも4月下旬の気温だとか。 本当に4月下旬ならいいのに。 したら本番までまだ2ヶ月もある! うわーすげえ。
箱稽古のため所沢へ。 「はこけいこ」いい響きだなあ。 昼休みの部室はとても賑やかで楽しくて、行った目的をついつい忘れる。
卓球場を借りる。 ダンスならダンスといってくれればいいのよと言われた。 稽古してるのばれてた。 あら。 箱殿がピンポン玉を潰してくれた。 返さなきゃならんものを潰してくれた。 力、そんなに無いはずなのに手で潰してくれた。 amp殿が豪腕で直してくれた。 ふう。
クラブハウスの廊下で他部会さんの視線を流しつつ稽古。 ちょっといい感じだった。
江古田へ飛ぶ。 電車の中頭がグラングランしてた。
ストアハウス見学�供� 稲葉は音響機材の確認をした。 コウジ殿を急遽、舞監衆から借りていろいろ教えてもらう。 感謝します。
教室ではことめ殿欠席の中で通し稽古。 実際の劇場を見たせいか、ドレリハと比べるとテンション上がっていて良かった。 でもまだまだ行ける。 絶対行ける。 行かなきゃ困る。
稽古後はプラン会議さ。 いや今日は忙しいな。 デニーズで。 でもテーブルが離れ離れでダメだね。 プラン会議は「シャノアール」か「メル」がやっぱりいーな。 話もいよいよ当日のこととか出てきてる。 ああそろそろ稲葉も現実を見にゃならんかのう。 よーしがんばるぞ。
にしてもさー。 プラン会議火曜は辛い。 次の日1限りからなんだもんよう。 しかも帰り京浜東北線ストップしやあの。 まあ幸い座っていたのでちょっと睡眠が取れたのだがね。 帰ったら2時。 うそーん。 布団に潜ってテレビを付けたらまたアメリカ人のテレビショッピングに見入ってしまった。 携帯できるエアベッドをくり返しくり返し紹介してた。 気持ちよさそうなベッドではあったが、司会者のテンションが気持ちよくない。 放送が終わって、自分の枕の気持ちよさを知る。 すうすう。
ところでこれを書いているのは水曜日の2限。 サボるつもりだった授業が休講だとこんなに嬉しいことはない。
さてnuki殿ハタチでおめでとう。 日曜日が楽しみだ。
本番まであと10日!
来た来た来たぁ!
| 2002年06月24日(月) |
『のんびり日報』〜稲葉の願い |
稽古第8週、第36回。
いよいよ第8週突入。 今週とあとは来週が本番だ。 うわーお。
稽古始まる前、実にいろいろなプランを立てていた。 たとえば週刊で『のんびり日報』を配布するとか。 芝居に関するコラムとか、芝居用語の解説とか、過去にあった失敗談とか載せた小冊子をコツコツ作って稽古場で配ったらカッコいいかなあとか考えてた。 でもね、ムリ。 そんな時間全然無かったよ。
一応、時間がまったく無いわけではないのさ。 ただね、頭と体がおっつかない。 演出家はハードワークだわ。 しかも稲葉の場合、かなりともき舞台監督に依存しているので、実際の演出家はもっともっと辛いはずなんだ。 うはあ。 演出家ってすげえ。
こんど稽古を仕切るときはこの反省を活かしたいな。 今度なんか無い? そうだね。 でもね、また今度…を夢見たくなるやつらばっかりだよ、今の稽古場。 1回だけで終わらせるには勿体無い。 ほんと、なんで稲葉は4年生なんだろうね。 大学が6年制なら良かったのにな。 そんなこと言っちゃダメかい?
稲葉が2年生になってから新歓時期に毎回思ってるけどさ、今年もやっぱり豊作だよ、1年生。
稲葉にとっては今回が最後になるけれどもさ、後輩達はこのまま最後にしないでね。 またいろいろ続けていってね。 稲葉の所に毎年、お芝居のOB通知がべディックから届くようだったら嬉しいな。 現1年生が先輩になって芝居を創っていてくれたら、「のんびり」やってたころの稲葉が報われます。
いいお芝居できるといいな。 きっとできるね。
いやいや、未来見てばっかじゃいかんね。 とりあえず目の前のことを見据えようか。
なんてことを考える週の頭。 さて残りもわずかだよ。 まだ風邪引いてたりするのかい? ここから頑張らんでどーするよ!
本番まであと11日!
| 2002年06月23日(日) |
『のんびり日報』〜栄養食 |
稽古第7週、第35回。
ドレスリハーサルの日。 稲葉と役者が44番教室で稽古している隣の部屋で舞監衆がパネル・大道具の立て込みに汗を流す。 稽古中にナグリ(金槌)の音が心地よく響く響く。
43番教室へ入ると、あらすごい。 教室への立てこみは『浅はかなリセット』以来。 『浅はかな〜』は1999年前期の作品で、あれから実に3年。 稲葉と板倉殿、カウンターに立って2人でニヤニヤ。 わかるのが2人しかいないのが寂しい。
1年生たちもいつか、この芝居を思い出してニヤニヤする日が来るのかな。 それだけでも稲葉はこの芝居を企画した甲斐があったというものだ。
◆
では肝心の芝居内容はいかがであったか。
疲れが見える、の一言だろうね。
いや勿体無い。 疲れているのは仕方がないにしても集中力は維持しなきゃ。 90分くらいはね。 形にはなってるのでここからの課題はスタミナ中心になるだろう。
チケットを誰か1人にでも売ったら、その芝居に対してはどこまでも責任を持たねばならん。 気は絶対抜いちゃダメダメぞ。
◆
日曜日なので早くに帰宅する。 鉄板焼きで肉を喰らう。 腹が減っていたのでひたすら喰らう。 栄養がついた。 さらに7時間睡眠の快挙。 栄養がついた。
なのに翌日月曜日、やっぱり授業で寝てしまうのはなぜだ。
本番まであと12日!
| 2002年06月22日(土) |
『のんびり日報』〜頑張って休め |
稽古第7週、第34回。
今日は頭とラストの場面を抜いて稽古した。 頭がひどいと途中がどんなに面白くてもダメになる。 いちどでもお客さんの心が離れてしまったらそれを取り戻すのは恐ろしいほどに難しい。
またラストがひどくてもお客さんは満足しない。 途中でどんなに笑いが起こっても、結末ですべて崩れてしまうことは良くある。
だからここを良くしておけば、まあなんとかなったりする。 逃げ? いやいやこれも立派な作品創りよ。
◆
今日はめでたく6役者揃う。 ただ、一番元気だった箱殿もちょっとお疲れ気味か。 そりゃ1ヵ月半ノンストップやったら疲れもするわ。 箱殿に限らず他の役者も裏方も、休めるときには遠慮なく休んでね。 体調を維持するも芝居の仕事ですよ。 これ、ほんと。
でも、そろそろ無理するなとも言ってられない時期でもあるわけで。 ここまで本番が近づくとね。 精神力勝負だね、もう。 疲れてるようでも、平気よといえる箱殿。 いちばん弱音を聞かない。 あなたは強い。
◆
明日はドレスリハーサル。 衣裳を着る。 小道具を使う。 パネルも立てる。 裏には舞監補も入る。 本番さながら。
そんな前の夜、ほんと、よく寝てね。
本番まであと13日!
| 2002年06月21日(金) |
稲葉、人は石垣を実感す |
所沢へ遠征。 箱殿とお稽古です。 やっぱり卓球場です。 天気、大いにけっこう。
所沢部室でTaxi殿が自分の作品を流してました。
Taxi殿にはいつもいつもすごいと思わされます。 ビギナーズラックの時に学バスを占拠する行動力。 こいつはタダモノじゃない…。
2年生になってから、後輩を巻き込んでの作品創りに没頭していました。 彼のすごさはひき付ける力だと思います。 昨日もいろんな1年生から出演逆依頼が殺到してました。 実際に作品を観てもみんな楽しそうに見えます。
Taxi殿はマンパワーのすごさを知っています。 やっぱり仲間がたくさんいるってのは良いですね。 稲葉も今回の芝居では仲間にとても恵まれました。 まだ本番が終わったわけじゃないけれど、みんなありがとう。
なんてことを思いながら江古田の稽古場へ。 したら…役者が…女の子2人だけ。 あらら。 授業だったり体調不良だったり、全部連絡は受けてましたけど、でもやっぱり寂しかったです。 仲間はね、多いほうがいいね。
この日は体を動かす稽古はしませんでした。 前日の通しのダメ出しアンド反省。 さすがに90分通すといろいろあります。 話す稽古、聴く稽古もとても意義のあるものだと思います。
稽古後、芸責衆を中心に飲みました。 ☆殿たちが楽しそうで良かったです。 期待してるからね。
| 2002年06月20日(木) |
『のんびり日報』〜ぶっ通せ! |
稽古第7週、第32回。
無謀を承知で初通し。
通してみると1時間36分かかった。 本読みのときもそうだったが、狙っていた時間と大差なく収まると本当に気持ちがいい。 芝居の場合、尺の調整は映画のそれよりずっと難しい。
◆
今までの経験から言ってたいていの場合、初めての通しは見ていて痛い。 演出家が一気に不機嫌になる。 場面のつながりの稽古をしていないので、意識が途切れ途切れになる、あるいは単なるスタミナ不足などなど原因はいろいろ。 今回もそうなるであろう覚悟をしての稽古入り。
ただ結論から言えば思っていたよりは良かった。 もちろん、完成には程遠いが「初めての通しにしては」よかった。
稽古時間の不足を痛切に感じている。 まあ稽古突入前から分かってはいたのだが、本番が近づくとやはり辛い。 もっともっと通しをしたい。 ここまできたらもう回数勝負といってもはずれじゃない。 とにかく回数こなした方が勝つ。
たとえ台詞が入っていても、それでもやはり台詞は繰り返しくり返し口に出す方がいい。 これ、ほんと。
◆
自宅PCの崩壊により、数日遅れで学校で書く。 辛いなあ。
本番まであと15日!
| 2002年06月19日(水) |
『のんびり日報』〜木の香りの中で |
稽古第7週、第31回。
思えばずいぶんやってるなあ。 今週よりベタ入り。 本番間近臨戦体制総力戦だ。
◆
結局、前日の日記を江古田のパソ部屋で書く。 昨日も帰宅するとやっぱりPCとにらめっこ。 メールアドレスとかお気に入りのページのアドレスをメモに取ったりする。 細かい文字をずっと見ていて頭が痛い。 稲葉は半角文字が見づらくてたまらん。 自分が書くときはアルファベットとか数字は全角で書く。
音楽をMDに落とす作業もしたりでやっぱり朝日を見ながらオヤスミナサイ。 台本書いてるときも、書き終わった後も、ずっとパソコンと格闘してる。 おかしいね。 なんだろね。
◆
大道具が稽古場入り。 実際に並べてみるとなかなかだね。 とくにカウンター、最高、あれ最高。 以前『空人』という芝居でもカウンターを作ったっけ。 そのカウンターよりずっと趣があっていいな。 舞台監督衆、いい仕事しとる。
ストアハウスにパネルなどと共に建て込んだらもうどーなってしまうの。 うぁくうぁくするわい。
◆
日記の日付上では明日になるが、いよいよ初めての通し稽古。 稽古を重ねたところはあるが少ないところもあるわけで。 まあ無謀は百も承知。 とりあえずやることに意義がある。 役者は90分気を抜くなよ。 最近どうも緊張感に欠けるところが多々ある。 ベタ入りしとるというに。 締めるべき稲葉にも責任はあるけどさ。
本番まであと16日!
稽古後にプラン会議がありました。
制作・照明を中心にトークトーク。 仕事の進み具合が見えると安心しますね。 照明には2人目の参謀もつき、けあま殿はこころなしか安堵の顔。 そんなけあま殿を見て稲葉も安堵の顔。 1週間分の裏方の不安を消し飛ばせ、そんなプラン会議。
さて、午前1時近くに帰宅しますと、父親がパソコンとにらめっこ。
掲示板にも書きましたが稲葉家のパソコンはウィルスにやられました。 なんかね、メールチェックするとさ1時間くらいかかるのよ。 もーやってらんない。 というわけで、全機能を停止して、プログラムを1から組み立てなおすそうです。 この辺のことさっぱり分からないので全部父親任せです。
というわけで掲示板も日記も当分の間は江古田校舎からの書きこみになります。 またメールは不通です。 芝居の企画長やってるときにメールがストップするのは本気で痛いです。 というか携帯メール未だに持ってないのもどうかと思わないわけではないのですが。
父親も仕事で忙しいからなあ。 どれくらいで直るのかなあ。 芝居1週間前くらいには直ってもらわんとシャレになりません。
よく知らないのですが、ウィルスってのは人間が作ってるんですか? 意図的に? もしそーだとしたら、ねえ、どーしてくれよー。
知識の少ない稲葉にもいくらの非、なきにしもあらずですか。
| 2002年06月17日(月) |
稲葉は時の流れに逆らいたい…せめて抗いたい |
さあさあお芝居もいよいよ迫ってきましたね。 焦っています。 いい緊張を生むいい焦りもあります。
冷や汗を生む嫌な焦りもありますけどね。 ふうふう。
弱音を言っても仕方がないですが時間がほしいです。 誰かから借りてでもほしいです。 貸し借りが利かない分、時間はお金よりも厳しいです。 1分が惜しいのに稲葉家PCはご機嫌斜め。 インターネットやっててもクリックごとにいちいち時間がかかってイライラします。 無駄な時間がだーらだら。
ところで、稲葉のメールは全部パソコンメールです。 携帯メールは持ってません。 たまに 「すいません。今江古田です。5分ほど遅れます」 なんてメールを稽古後に帰ってきてから見ることになります。 稲葉にメールを送ったことのある方、よろしく。
本番まであと50日なんて言ってた頃がもう懐かしいです。
さて本番まであと18日。 これが圧倒的な真実です。 焦っても仕方がないですね。 いよいよ精一杯にのんびりと行きましょう。 始めは微妙だなと思っていたタイトルですが、だんだん気に入ってきました。
| 2002年06月16日(日) |
『のんびり日報』〜心地よい緊張感 |
稽古第6週、第28回。
◆
日曜日の稽古開始時刻は午前9時となっている。
……のにね、今日さ、9時にいたのは4人だったよ。 稲葉含めて。 はあぁぁぁー。 力が抜ける。
あのね、上の文よく読めばわかるけど9時は「稽古開始時刻」なのね。 集合時刻じゃないんだよ。 だから9時に着替えてないって時点でおかしいんだ、ホントは。 でもまあ、そこまでうるさくは言わないよ。
だからせめて9時にはいて。
◆
昼休み中に舞台監督衆の仕事を見る。 イス・机・カウンターが形になっていてニスも塗られていた。 うっはあ! 頑張ってるね。 強度には特に気を使ってね。
やっぱり小松殿はノコギリが似合うね。 さすが工務店御曹司。
◆
ビデオを使って稽古風景を撮る。 役者に自分達の芝居を見せる。
まったくどーでもいーことだが、稲葉のTRV900は「風姿華電」という名前を持っている。
観る稽古は演る稽古以上に有益なものであると信じている。 役者はひたすらに眼を使ってほしい。 ここで大切なのは「見る」のではなく「観る」こと。 だいぶ前に日記で言ったっけね。 自分の芝居観て、原稿用紙1枚くらいすぐに埋められるくらいの意見、感想を持ってね。
だから見てるときに寝るなちゅーの。 こっちゃ重いの頑張って持ってきてんだから。
◆
ナポレオンは1日に3時間しか眠らなかったという。
はい、いきなり話が飛びましたね。
以前はナポレオンすげーぜ! と思ったものだが今はちっとも思わん。 稲葉と変わらんじゃん。 深夜バイトをやって以来、少ない睡眠時間でもなんとかなるようになってきた。
ともき殿には「なんともなってません!」って怒られてるけど…。
無茶してるけど、それでももう随分長いこと風邪はご無沙汰してた。
でも、あかん。 はなみじゅ(鼻水)が止まらん。 これはきっと花粉症ではない。 時たま頭痛もする。 今日の昼休み、嫌だったが稽古場で少し横にならざるを得んかった。
くっそー。
ナポレオンは3時間しか眠らなかったから皇帝になれた。 でも3時間しか眠らなかったから敗れたんだね、きっと。 睡眠は、休養はやっぱり大切よ。
遅刻はするな。 でも一方で無理もすんなと言いたい。 まだ、本番まではもうちょいあるからさ。
◆
本番まであと19日!
| 2002年06月15日(土) |
『のんびり日報』〜発奮しつつ雨上がり |
稽古第6週、第27回。
昼間にべディックOBの松田殿の出演されている舞台を観てきた。 松田殿は勝美荘監督作品『東京第24区』で中条刑事の役で出演されているので見たことある方も多いと思われる。 amp殿の上司。
なかなか笑わせてもらったわ。 松田殿からは何度も観にこいと言われていたのになかなか機会がなかったのさ。 今回やっと拝見できて嬉しかった。
やっぱりお芝居をやっている人は実年齢より若く見える。 もともと松田殿は年齢のわりに若いと思うが、他の出演者も若い。
キャリアなどが違うのだから比較しても詮無いことではあるのだが、面白い舞台を観た後はいつも軽くへこむ。 劇場を出てから電車に乗るまで、いつも足取りが重い。 お芝居は面白かったのにね。 へんなの。
だがその電車を降りる頃には発奮してる自分がいたりする。 いいお芝居はやっぱり元気が出る。
◆
江古田に着くと今日も早くから舞台監督衆が椅子やらカウンターやらを作っていた。 今日は援軍にRIN殿。 役者も負けてられんよ、まじで。
今日は役者も勢揃い。 笑いの多い場面を選んでやった。 この辺、昼の芝居の影響を受けているのかもしれん。
今日は役者は各々良い波に乗っていたと思う。 台本がまだ微妙なのは残念だが、笑わせる場面ではしっかり笑わせられていた。 ふむ。
昼間にへこんでいたが今日の稽古で自信を回復した。 もし目も当てられんもの見せられたらたまらんかった。 いける。 この芝居は面白くなる。 確信をあらたにする。 へこんで立ち直って強くなれ。
舞台監督衆が仕事を終えて、久しぶりに稽古場に来た時に、あっと言わせるような出来を用意しとこうぜ。
◆
本番まであと20日!
いやあ、いよいよですなあ。 因みに今日は長木殿、おめでとう。
| 2002年06月14日(金) |
『のんびり日報』〜ベタのベタ |
稽古第6週、第26回。
サッカーは決勝リーグ進出だそうで、めでたいそうで。 稲葉はサッカーそのものより、試合を観たいがために所沢部室のテレビに傘をつけてアンテナ代わりにして見られるようにした千葉殿と薬師寺殿の奇跡でお腹いっぱいだわ。 不可能って意外と無いものかもしれない。
◆
というわけで今日も所沢稽古。 雨が微妙に降ってんだかなんなんだか。 何度もいっているが所沢校舎は太陽が見えてなくてはならない。
部室に行ったらAZU殿がお出迎え。 思わず握手。 久しぶりに所沢べディックノートを書いて暫しご歓談。 何しに来たんだかその目的を一瞬忘れる。 ああそうだ、稽古しに来たんだったっけ。
クラブハウス前で本読みから始める。 外ということでamp殿の声がどこまでも広がっていって気持ちいい。 が、雨後のため寒い。 4限突入と同時に体育館2階を占拠して稽古けーこ。
箱殿とamp殿の場面と箱殿と中澤殿の場面。 中澤代役にことめ殿。 女の子にしかできない稽古などなかなか充実した内容になったり。
普通に卓球もする。 ことめジャパンと稲葉チュニジア。 普段は稲葉の方が強いのに、ジャパンと化したことめ殿は何故か強かった。 箱殿はやっぱりおばーちゃんみたいだった。 機具倉庫の奥の畳の上でちょこんとなっていた。
なーにをしに行ったんだか。
◆
江古田本稽古では何度かやっている場面で台本を外すよう指示する。 一応プロンプターに海里殿を使う。 が、目も当てられなかったので再び台本を持つよう指示。 そろそろいい加減、台本手放そうぜ。 そりゃあ最初は勇気もいるけどさ。
来週月曜日からいよいよベタ入りとなる。 ベタ入りとは本番間近期間ということ。 いよいよプランを実際に形となす所まで来ている。
具体的にいこう。
17日(月)ベタ入り。 18日(火)小屋見学�供Ε廛薀鷁餤帖� 19日(水)きっかけ台本完成。 20日(木)初通し稽古。
17日の稽古より大道具・小道具が稽古場に入る。 大道具セット作りは舞監衆総力を上げて取り組んでいるがこの日までに仕上げて欲しい。 役者もこの頃までにはどの場面も台本無しで出来るようにしておいてもらう。 今日の稽古で全場面最低1度ずつはやっている。
毎週火曜日の稽古後にプラン会議を行なう。 24日スタ完となっている。 スタ完とは裏方衆の仕事がすべて終わることを意味する。
が、はっきり言って意味のない言葉だと思っている。 通し稽古をやればやるほど必ずどこかに手直し等々出てくるからだ。 最終ゲネや各本番の後にもそれは言えることで、スタッフの仕事は千秋楽公演まで終わることなどあろうはずがない。
ま、役者に関してもいえることだけどさ。 稲葉はスタ完という言葉が嫌いだ。
完といわず目安くらいと考えて。
なにはともあれ、ますますもって気を引き締めてね。
◆
☆殿はじめ芸責衆は本日、芸責激励コンパ。 本格的な仕事始め。 さあ、こっちも頑張ってね。
本番まであと21日!
| 2002年06月13日(木) |
稲葉、アメリカ人に飲まれる |
昼休みにクレーターへ行ってみると舞監衆が集まってセット大道具を叩いていました。 いやご苦労様です。 舞監衆の姿を役者さんにも見せたいです。 まあ見てる人もいますけどね。 芝居創りは稽古場だけではないのですね。
援軍の源斗殿にも礼を申し上げます。
ところで今月28日と29日が江古田校舎がつかえないそうです。 なのでこの2日間は所沢での稽古となります。 うへぇ辛ぇ。
◆
台本が上がって睡眠時間が増えるかなと思いましたが増えてません。 なんでだろー? この日記を書いているのも午前2時半。 やっぱり稽古やってるとどうしても遅くなってしまいます。
あと、実際に布団に入ってからの時間が曲者なのです。
布団に入って軽い気持ちでテレビを付ける。 したら海外のテレビショッピングが流れてくるのです。 誰が買うんだろう…と考えてしまうものを陽気なアメリカ人が自信満々で馴れ馴れしいテンションで紹介してくれます。 深夜にハーイ! とか言われてもな。
もう眠気もすっ飛びます。 見入ってしまいます。 ジャパネットもそうですが、稲葉はこの手の番組に弱いです。 一生懸命売ろう売ろうとしているその姿にとても惹かれるのです。
にしてもアメリカ人はよっぽど腹筋に対してコンプレックスがあるんでしょうか。 次から次に出てくる「アブナントカ」。 いろいろ考えるものですね。 ところで腹筋機具に付いて回る接頭語の「アブ」ってどーゆー意味なんですか? 知ってる人いたら教えて下さい。 「腹の…」とか?
決して買おうとは思いません。 でも寝るのを忘れて見入ってしまいます。 その引き付ける力はすごいと思います。 芝居でもそれくらいのパワーがあるといいですね。
で、陽気なアメリカ人が去っていくと、待ってましたとばかりに太陽が…太陽がぁ……。
だれか稲葉をアメリカ人の手から救ってください。 こんなだから部室や電車で寝ちゃうんです。 箱殿に寝顔を撮られるんです。
腹筋機具の次に紹介された「マス・マジックス」もすごいよ。 難しい暗算が一瞬でできちゃう計算方法を教えてくれる教材。 フラッシュ暗算なんかよりずっとすごいよ。 商品自体もその紹介方法もすごいよ。
でも……やっぱりいらないなあ。
| 2002年06月12日(水) |
稲葉ののんびり源風景とW杯 |
にしても本当によく外国人を見ますね。 特に横浜で試合のある日とその前後はすごいものがあります。 たくさんの外国人とたくさんの警官。 あとたくさんの青い日本人。 外国人や日本人はともかく、警官の方々は本当にお疲れ様だと思います。
◆
横浜のスタジアムは正式には横浜国際総合競技場といいます。 大抵の本では、JR新幹線、横浜線・市営地下鉄線新横浜駅で下車となっています。 が、最寄駅となると、実際には横浜線の小机駅の方が近いのです。 新横浜で降りると鶴見川を渡らねばならず、徒歩18分。 小机駅は鶴見川の向こう側にあり、徒歩10分。 競技場の住所(?)は横浜市港北区小机町なのです。
稲葉は1988年から98年までの10年間、この小机町に住んでいました。
小机の隣は新横浜。 新幹線も走っているオフィス街。 横浜アリーナもあってコンサートの日には大勢の人間が押し寄せます。 もう一方の隣は鴨居。 江古田の南口程度の賑わいで、遊びやすい町です。
小机はその中間にあるのですが、嘘のように寂れていました。 当然、横浜線の快速も止まるはずがありません。 新横浜と鴨居には止まるのに。
小机駅の北側には広大な畑が広がっていました。 地平線が見える! とは当時稲葉の周りで言っていた言葉です。 トラクターがプルプル走り、畑の脇にはカラス避けのためのカラスの絞殺死体(本物)が吊るされていました。 小机小学校生はここで毎年田植え実習をしていました。 のんきなのんきな田園風景でした。 毎朝、学校へ行く時に駅のホームに立って走りゆくトラクターを目で追っていました。
ある日、駅のホームから畑を見ると、見慣れないコンクリートの柱が地面から突き出ていました。
◆
競技場の工事が始まったのは94年の1月。 この時点ではまだ今年の日韓同時開催は決まっていませんでした。 前年にJリーグが開幕し、日本人がやっとスポーツ競技としてサッカーを認知しはじめた頃でした。 当然、ワールドカップ出場などはまだまだ先でした。 この94年はたしかドーハで夢破れた年でしたっけ。
稲葉だけではなくその友人も、また駅のホームに立っている誰もが「?」な感じでコンクリート柱を見ていました。 その後はあっという間でした。 畑とトラクターとカラスの死体は姿を消し、代わりに巨大なコンクリートの塊が、もう競技場とわかる形にできていました。
そして駅は自動改札になりました。 それまでは人間改札。 駅員さんは事務所の中にいてキップを見ていませんでした。
◆
駅の南側には小机商店街が軒を並べています。 稲葉は10年間、この商店街を歩いて駅と家とを往復していました。
タバコ屋さんだか靴屋さんだかわからない店のカウンターでは、パイプくわえたじーさんが道行く車をボーっと眺めていました。 引越しする直前にこのじーさんが亡くなって、店が葬式模様になっていました。 10年目にして初めてみた店の変化があまりに悲しくて、一言も話したことのないじーさんの死に思わず泣いてしまいました。 店主が死んで店はその妻であろうばーさんが続けていましたが、長年店に染み付いたパイプの匂いだけは消えませんでした。
敷地だけは広い八百屋の中で、野菜が閑散と置かれていました。 「産みたての卵」という相当古い厚紙がいつも店頭で風に揺られていました。
雑貨屋さんでは陳列棚にたまに値札の貼られてない商品があります。 これは実は商品ではなくて、店の人の家のもの。 店と住居部分との境目がない店がいっぱいでした。
もっともっと素敵なお店はたくさんありますが、今は止めときます。 10年間いて、1度も入ったことのない店もたくさんあります。 そういう店も稲葉にとっては大切な風景として残っています。
稲葉はこの小机駅が、北に広がる畑が、小机商店街が大好きです。 故郷は? と聞かれたら稲葉はこの町を答えます。
◆
で、この商店街こそが『精一杯にのんびりと』の喫茶店の源風景なのです。 『精一杯に〜』ではのんびりした商店街にデパートが押し寄せるわけですが、小机商店街では競技場がそれにあたります。
駅は自動改札になったり鉄筋コンクリート作りに大改装(というか建て直しといった感じ)と競技場に対しそれなりのリアクションを見せていました。 ですが一方の商店街はなんのリアクションも示しませんでした。 おじーちゃんおばーちやんばっかりの商店街で、競技場がなんなのかわからないという風情でした。
競技場は97年10月に完成。翌年オープン。 Jリーグその他のサッカー試合や時にはB'zのコンサートなんかも行なわれたりしてその度に数万の人間が小机に押し寄せました。 それでもまだ、商店街は変わりませんでした。 サッカーがあろうとどんなアーティストが来ようと、商店街の風情だけは変わりませんでした。 商店街の位置が駅からみて競技場の反対側にあったためでしょう。
ですが、さすがに今回のワールドカップはそうも行かなかったようです。
テレビで何度か商店街のワールドカップ担当者が出ているのを見ました。 警備担当のおじさんはクラスメートのお父さんでした。 大変だそうです。 中には本気で怯えきっている人もいるとか。 そりゃテレビであんだけフーリガンの映像流しゃそうもなります。 稲葉も今でこそ離れていますが、怯えています。 なんか自分の過去が踏みにじられているようで痛いのです。
◆
だんだん気持ちが昂ぶってきてなんだかわかんなくなってきました。
稲葉はワールドカップ自体はどうでもいいのです。 どこが勝とうが知ったこっちゃありません。 そりゃ日本頑張れとは思いますが、でもゴールが決まったからといってはしゃぐ気持ちにはなれません。 ただ、ただ、小机のおじーちゃんおばーちゃんの日常が壊されないことを祈るのみです。
小机だけではありません。 大分の中津江村もそうじゃないかな。 テレビは盛り上がっている人しか映しませんが、そっとしといてくれと言う人は必ずいるんです。
お祭り騒ぎ、大いにけっこう。 でもね、みんなが騒いでいる場所で日常を過ごしている人だっているんです。
それでもまだ、盛り上がってない奴は非国民なんて言いますか? サッカーを嫌いにだけはさせないでください。
◆
あと日本を応援するあまり、「ロシア負けろ」っていうアナウンサーとか解説者。 サムライ魂、武士道はないのか。
| 2002年06月11日(火) |
『のんびり日報』〜遠征所沢 |
稽古第6週、第24回。
◆
江古田での稽古の前に、所沢特別稽古をする。 文句無しの快晴。 やはり所沢はこうでなくてはいかん。 が、暑い。 真夏を感じた日。
こんな日に何故リック・ノビョン殿やコウジ殿は稲葉に抱きついてくるのだ? 暑苦しいのだよ。 まぁじで。 久しぶりの所沢部室は賑わっていていい感じであった。
オーヤブ(購買部)のおばさんに4トコねと笑われる。
◆
とても屋外では稽古にならんので、卓球をするという名目で体育館の2階を借りる。 カムフラージュのために卓球台とラケット、ピンポンだま一式を用意。 その脇で箱殿と2人、文字通りの集中特訓。 しばらくやっていたら、軽音楽部さんも卓球をしに来る。 軽音楽部さんが卓球で盛り上がっているその横で、台本を睨む稲葉と箱殿。 たまにはこんな稽古場もいいかも。 箱殿はいい勘してる。 特訓の成果は近日の稽古場にて。
箱殿が授業のため、稽古は終了。 合流した中澤殿、amp殿、海里殿とマジ卓球。 久しぶりにはしゃぎまわった走り回った。 サイコー。 やっぱ所沢サイコー。
◆
江古田本稽古では久しぶりに全役者揃い踏み。 結構なことだわ、ほんと。 明日は最後の稽古休み。 それを過ぎたら本番まで毎日稽古! もうのんびりはしてられないのさ!
新参謀の守谷殿に御足労いただくも、舞台監督も照明もいないという状況で、無駄足となってしまう。 もうしわけないことしたなあ。 来週火曜日の小屋見に来てもらうので、その日は絶対に、ね。
本番まであと24日。
| 2002年06月10日(月) |
『のんびり日報』〜第5の参謀 |
稽古第6週、第23回。
◆
光野殿がアシスタントに千葉殿を連れて稽古場に登場。 映画学科撮影録音コースの毎年恒例の課題、『ある男』の撮影だ。 自分の身の回りの男性1人にスポットを当てたミニドキュメントを創るもので、毎年撮影録音コースの2年生はこれに夏を持っていかれる。 で、なんと稲葉が撮影対象。 前期芝居企画を仕切っている稲葉を撮る。
自然にしてくれと言われてもねえ。 稽古中は普段と変わらずにやっていたが、それ以外のときに間近でカメラを回されると聞かれてもいないのにインタビューぽいことを喋ってしまう。 気付いてから恥ずかしい。
べディックOBの俊さんも以前にこの課題で豊竹さんを撮っていた。 俊さんは稲葉の2個上、豊竹さんは稲葉の3個上の先輩だ。 当時の前期芝居企画を舞台監督として仕切っている豊竹さんを撮っていた。 なんか今と似てる。
◆
稽古後、けあま殿、熱海殿の照明衆と話す。 照明は稲葉の最も不安としているところであったが、すこし、安心した。 やはり定期的なコミュニケーションは不可欠である。
また、照明に2人目の参謀が登場。 写真学科の守谷殿。 彼女は以前に稲葉と共演している。 アドルフヒトラーとその側近で、漫才みたいなこともした。
彼女はまた、nuki殿の先輩でもある。 「劇団こってり」という劇団さんの中の先輩と後輩なのだ。 この2人で、なんか面白い絵が見られそうだと期待している。
照明アドバイザーとしてと同時に、ゲネ写真の撮影もしてくれそうだ。 ゲネ写真も2人体制。 いやいや心強い。
◆
明日の火曜日、所沢で時間外稽古を行なう。 そのメインは箱殿。
箱殿の役は後半出ずっぱりで稽古時間に不安がある。 また、その場面は舞台に上がっている人間が少ないので、出番の無い役者が増えるのを気遣ってもいる。 役者も裏方衆も、来られるなら是非!
にしても箱殿は凄いと思う。
家が遠いのに遅刻しない。 遅刻どころか欠席しない。 稲葉を除いて唯一の稽古皆勤。 心・身・芯いずれもしっかりした子だ。 尊敬する。
◆
さあ、また新たな週に突入。 本番は刻一刻と……。
その本番まであと25日。
| 2002年06月09日(日) |
『のんびり日報』〜協賛・小松工務店 |
稽古第5週、第22回。
今回は大道具を作る。 やたらと作る。 テーブル×1・カウンター×1・イス×3・カウンター席×2・パネル何枚か 当然資材も必要になってくるのだが。
なんと小松殿のお父上様が全面協力。 小松工務店と書かれたトラックが江古田の前庭に。 荷台に垂木やらパネルやらを満載にして。 いたみいります! 大切に使わせていただきます!
大工さんだけあって、とてもワイルドでカッコイイお父様でした。
にしてもこの日に限って舞監衆ことごとく遅刻とは如何なる仕儀じゃ! えぇ? お父様待たせるんじゃないよ。 稲葉とお父様と2人きりでちょっと気まずかったじゃないか。
舞監衆には1日も早い完成を求む。 なにせ早く稽古場で使って役者に馴染ませたいのだ。
◆
裏方衆の制作隊は今日1日かけてチケットのミス修正とナンバリングをしていた。 細かいチマチマした作業である。 稽古場の隣の教室で電気も付けずにもくもくとやっていた。 お疲れさま。 チマチマだけど、絶対に大事で必要な作業。 お疲れさま。
稲葉とamp殿のみ今日チケットを受け取る。 他の役者・裏方衆は明日には渡せるであろう。 お客さんいっぱい呼ぼーね。
◆
午前中、箱殿と中澤殿のほんのり恋場面を繰り返し稽古。 恋に対して思い切りの出ない箱殿を叱咤したら箱殿、照れちゃって机の影から頭だけピコって出てた。 でも照れちゃダメだって。 君ならできるって。
恋の場面に限らず、中途半端な演技って一番恥ずかしい。 見ててもやってても。
◆
ここで、お綾さんから一言いただきましょう。
「あたしが何をしたっていうのよ!」
滑舌をやったことある人なら分かるネタです。
本番まであと26日。
| 2002年06月08日(土) |
『のんびり日報』〜コスプレっぽい? |
稽古第5週、第21回。
◆
稲葉は寝起きはいい方だ。 人より睡眠時間少なくてもやっていけるし、寝ていても起こされればまあしゃきっとする……方だと思う。 だから寝ぼけるということはほとんど無い。 ほとんど無いのに今朝はやっちまった。
起こしに来た母親に「広島城に行く!」と言い切った稲葉(武将風に)。 中途半端に記憶が残っていてめちゃめちゃ恥ずかしい。 広島城に行かねばならない朝というのはそうそう無い。
というか22のくせに稲葉は母親に起こされているのか?
◆
箱殿とことめ殿の衣裳を再び見る。 ことめ殿にOKを出す。 箱殿はスカートの長さがやや気になるがまあOK。 もうちょい長いスカートがあればまた見てみたい。
稲葉は役者のくせにファッションに疎い。 疎いというか知らない。 色の合わせ方だとかなんだとか、もう知ったことではない。 だから衣裳合わせの時に、いいなと思っていても脇から女の子にちょっと変ですよと言われると途端に自信が揺らぐ。 キャラのイメージは持っているが、ファッションの方程式というか…そっちに話が及ぶともうわからなくなる。
これ、かわいいじゃん……ダメェ?
そんな葛藤が渦巻く。 ま、頑張ってみる。
ファッション疎いくせにピーコの言うことはなんかとてもよくわかる気がする。
◆
凪殿の日記で「のんびり軍団」と言われた。 のんびりという言葉は好きだが、軍団、の前につくとなんだかなあ。 本当にダメな軍団な気がしてくる。 まあ可愛くていいが。
凪殿、お誕生日おめでとうございました。 稽古場に来た時に気付けなくてごめんなさい。 また、英次郎殿、おめでとうございます。
本番まであと27日
| 2002年06月07日(金) |
『のんびり日報』〜着替人形 |
稽古第5週、第20回。
◆
男優陣が授業やらなんやらで遅れて女優ばかりだったので、その間に衣裳の確認をした。
蓮殿演じる神山はすんなりOK。 あとはハンドバッグとアクセサリーをいくつか。 いかにもな、おばちゃんファッション。 にしても18のみそらでこんなもの着せられて……なあ。
ことめ殿の池島は箱殿と微妙なかぶりがあるので再考。 しかしあらためて童顔だな、ことめ殿。 髪を後ろにやると今まで見たことない顔が出てきてはじめまして。
箱殿演じる由利子はエプロン姿がとてもかあいい。 黒と白のコントラストの映えたファッション。 今日のは9割方キープで再考。 こうしていると、キャラそっちのけで、いかにこの子らを可愛くするかに頭が行ってしまう。
うん、それはとてもちがう。
谷嶋役のamp殿も遅れて衣裳チェック。 微妙にカッコよくなりきれない男の子。 これはOK。 てゆーか女優の時ほど真剣に見てなかった。
うん、それはとてもいけない。
◆
いつも立稽古に入る前に、台本の本読みをさせている。 ただし倍速で読ませている。 可能な限り速く速く読んでもらうのだ。 ト書きも場面転換も間も「……」もすべて無視。
毎回時間を計っているが、みなさんなかなかのスピード。
勿論、噛みや不明瞭な点は出てくるが、それでもここで重視するはスピードである。 間という間を切り捨ててリズムをボンボン刻んでほしいのさ。 噛みなどに気を使うは徐々にスピードに慣れてきてからでいい。
今は台本を見ながらであるが、行ける!と思った役者は外してやってみよう。
◆
チラシとチケットが完成。 このために奔走してくれた由梨殿、千里殿、ともき殿に労いを申し上げる。 チラシのために一番頑張ってくれた由梨殿と千里殿の名前がいちばん下に位置している。 縁の下のなんとやら。 ありがとう、ほんとに。
ただチケットにはミスが見つかり、その修正のため今日中の譲渡ができなかった。 明日には渡せるはずなので、全企画員で売り込みに走ろう。
企画始動前にいちど話はしたが、チケットはお金の絡むことなので質問等あらば遠慮なく申し出られたし。
◆
稽古後、今年度の芸祭3役たちと食事に行った。 台本参謀の信殿とmerry殿もいた。 男優2人もいた。
nuki殿と企画の話をしている☆殿をみて面食らう。 去年の芸プロの時は無邪気にはしゃいでたこの子が。 嬉しいようで切ないようでやっぱり嬉しい。
2年続けて芸祭3役がすべて女の子である。 ついでに4年続けて女芸責である。
約半年間の長丁場、頑張ってね。 面白い面子で期待してる。
◆
本番まであと28日。
だんだんこのカウントダウンが怖くなってきた。
| 2002年06月06日(木) |
『のんびり日報』〜ある意味予定通りの台本完成 |
稽古第5週、第19回。
やっとこ完成稿が上がる。 いやはや、ご迷惑をおかけした。
稽古前、板倉殿と印刷。 52枚×33部。 重い。 刷ったら学生ホールで製本…っていうの? ページ順にならべなおす。
本読みの時間が1時間10分。 これに動きや暗転などが加わってまあ1時間30分。 当初の予定通り。 最初、長くなる予感がしたのでしぼってみた。 といっても実際に本読みをしてもらうまでどれくらいの時間を要するかってのは微妙なわけで。 この時間になって稲葉、自分に乾杯。
◆
いよいよ明日はチラシができる。 いよいよである。
まだまだ終わったわけではないが、今日は少し心安らかに眠れそうだ。 でももう深夜。 あしたは所沢。 睡眠不足上等。
本番まであと29日。
いつの間に30日を切ったのだ?
昨日の間…だな。
昼のあいだ学校でパソコンに向かってました。 カタカタパタパタキーボード叩いてました。 途中、眠たくなってキーボードにおでこを叩きつけてしまいました。 隣の留学生に心配されました。
夕方に劇団の(のんびり企画ではなく)ミーティングがあり夜遅く、帰宅。
そこからまたカタカタパタパタ。 こんどは眠たくなりませんでした。 必死でした。
ちょっと息抜きでメールチェックしたら箱殿からの激励メール。 感動してまたパタパタ。
童謡MD聴きながら打ってたらスピードが落ちてこりゃいかんいかん。 アニメソングMDにしたら聴き入っちゃってこりゃいかんいかん。
明け方、すごい勢いで雷雨。 ゴロゴロいってパソコンの画面が震えました。 太陽が昇りきったらすっかり晴れて気持ちいい朝。
ズームイン見ながらプリンターフル稼動。 そう、終わったのです。 ガーガーガーガー紙を吐き出してくれます。
これから死んだ頭でチェックします。 長くなるかと思ってましたが終わってみたら43ページ。 そんなもんかしらね。
2限出て印刷して、稽古で渡すぞ。 ねむねむねー。
| 2002年06月04日(火) |
稲葉、その熱を抱きしめて |
最初の小屋見学でした。 あと1〜2回できればしたいですね。 ところで小屋見学は略して「小屋見」といいます。 これを「こやみ」と読むか「こやけん」と読むか。 呼び方が分かれるのです。 因みに稲葉は「こやけん」、ともき殿は「こやみ」。 ま、どーでもいーんすけど。
今日も蒸し暑かったですが、小屋の中の暑さはひとしおでした。 じんわり汗が出るのを我慢しつつ、小屋の熱気を満喫していました。 もちろん空調はありますが、小屋は汗がにじみ出るくらい暑いほうがいいです。 中でもブースの空気は異常ともいえるむんむんさ。 むんむん。
舞監衆、多くを得られましたか? 役者に舞台上を使わせたかったのですが、できませんでした。 残念だわ。
上にも書きましたがあと1〜2回小屋見したいので、その時はまたよろちく。
総会までシャノアールでまったり。 トキに行こうとしましたが閉まってました。 トキに行こう行こうとしてて、なかなか行けないでいる芝居班。
で、総会。
芝居企画の経過報告で言い漏らしたことがあったのでここで。 えーとべディック部員は全員ご招待ですので、お金を出してチケットは買わないで下さいね。 また部員にチケットを売ったりはしないで下さいね。
ビギナーズの企画が出てきましたね。 関殿のが前例の無いものでどうなるのか個人的に楽しみにしてます。 会議の席ではいろいろ難しい質問とかもされたけど、めげないでね。
| 2002年06月03日(月) |
『のんびり日報』〜波の間に間に |
稽古第5週、第17回。
なんて蒸し暑いのか。 ちょっと走っただけで汗がにじむよ。 4階の稽古場まで階段昇っただけで息が上がるよ。 ↑これは蒸し暑さとは違うのか。
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役者も裏方も人間なわけで。 というか人間は結局のところ人間なわけで。 テンションとか気持ちとか体調とか天候とかとかとかとかに左右されるわけで。
昨日の日曜日、場面を短く短く切ってやっていった。 したらけっこう、あら、いいじゃない。
でも今日はちょっとあれ…?って。 昨日出てきてた台詞が出てこなかったり、昨日作れてたテンポが崩れちゃってたり。
まあ仕方が無い。 よくあること。 特に今みたいに、台本を手放すのに勇気がいる時期はね。 稲葉も経験してるのでそこは責められません。
だって人間だもん。
だから面白いのよな。
まあ繰り返し繰り返し、何百回と反復しないと。 同じ所を何べんもやってると飽きるけど、でもどれも大事な1回ってことは忘れないでね。 ま、今さら言うまでもないとは思うけどね。
なんと1ヵ月後の今日は仕込み日である。 あっという間だね、ほんとに。 といってもまだ30日あるわけで焦るのはよくないわけで。 地道に楽しくときに厳しく頑張っていくのが一番いいわけで。
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今日はじめて、舞台上に入った。 中澤殿の代役で。 演出とは違う面でいろいろ面白かった。 板倉殿に見られてとてもとても緊張した。 テンポが乱れた…と言っているがその原因はひょっとしたら稲葉にあるわけで。
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ちょっとわけあって、今晩稲葉は決戦である。 こんな日記かいてて大丈夫なのか。
本番まであと32日!
今日から特に意味もなく○○日のあとに「!」を付けてみたりするわけで。
あと何日かを確認するために予定表ノート見たら、6月3日欄に「受講登録確認」の文字が。 実は最初の登録でエラーがあって直してその確認が今日だった。 家でずっとパソコン打ってたり寝てたりしてた。 大丈夫だとは思うがね。
| 2002年06月02日(日) |
『のんびり日報』〜明日への糧 |
稽古第4週、第16回。
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6月に入り日曜日の稽古は朝の9時からとなる。 これがつらい。 たった1時間早くなっただけなのに、かくも身体が重い。 ふう。
なんて弱音を言ってるのは誰じゃ。
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稽古後、台湾屋台村にてもったいなくも誕生日の宴を開いてもらう。 物井会長、OBの勝美荘殿、また姿こそなかったが板倉殿からプレゼントを品々を賜る。 チョコレートケーキもいただく。 稲葉、てれる。
去年は総会のあと、いきなり電気が消えてケーキが出てきた。 一昨年は芝居の稽古中、稲葉の出番の時にいきなり電気が消えてケーキが出てきた。 毎年毎年祝ってもらえて稲葉は幸せじゃ。 ありがとう。
チラシ・チケットの原案もできた。 由梨殿、素晴らしい仕事をありがとう。 今現在も仕上げを頑張っていてくれているのだろう。
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もうなんつーかね、言葉にならんのよ。 言葉にならんよーでは作家として役者としてダメだけど。 中盤戦にさしかかり、素敵なエネルギーを充填することができた。 また明日から頑張るとするかね。
『のんびり日報』なのにぜんぜん芝居企画に関係無い話だなあ。
本番まであと33日
| 2002年06月01日(土) |
稲葉、謝すことを知る誕生日 |
犬飯殿、日記お疲れ様でした。 「古きは新しきに…」の一言、耳が痛うございます。
『馨絵詞』もおかげさまで5000ヒット。 キリ番自分で取っちまいました。 まあこれも誕生日プレゼントということで…。
そうです、実は誕生日でした。 22歳になってしまいました。 無駄に歳ばっかりとってちっとも中身が追いついていない感がありますが…まあそこは時間をかけてゆっくりとね。
昨日の稽古で小野殿よりケーキをいただきました。 同じくnuki殿からペンギンのぬいぐるみをいただきました。 「アキラ」と名付けました。 たまにくちばしで眼鏡をつついてくるワンパク盛りです。
ありがとうございます。
今日は舞台監督のともき殿と制作の千里殿と昼間中ショッピングでした。 下板橋で印刷屋さんの場所を教えてから新宿へ移動。 セットの壁面を飾る壁紙の布を買いました。 布だからどーせ軽いだろうと思って女の子に持たせてしまいました。 持ってみたらけっこう重くてびっくりやわ。 ごめーん。
つづいてハンズで制作用のスタンプ類を購入。 ともき殿より「かおる」のスタンプを買っていただきました。 ありがとうございます。
神楽坂へ移動。 英次郎殿の出演される舞台を観てまいりました。 たくさんいる役者の中で英次郎殿に目が行ってしまうのは贔屓ですか? いえいえ、英次郎殿の魅力ですね。
終演後、みなで感想を言い合っていましたね。 どんな芝居であれ、同じものを観て意見や感想を言い合うのは有意義ですね。 今回、舞監補衆に仕込みの現場を見学もさせていただきとても感謝しています。
芝居前にも後にもジョナサンでまったり。 バナナパフェやらジュースやらをやたらとこぼしまくり、22の実感が湧きませんでした。 甘えん坊の22歳がいたっていいじゃあないですか。 ねえ。
AZU殿からはバースデーレター。 へたっぴな、そしてとても可愛らしい絵が添えられていました。 ありがとうございます。
劇場のdie pratzeは稲葉が1年生のときにビギナーズラックの芝居企画をやった場所でとても感慨深いものがありました。 3年前の夏の暑さ、いや熱さは今でも忘れられません。
さてさて帰宅いたしますとスイカがありました。 稲葉の誕生日には毎年スイカを買ってくれるのです。 スイカを真半分に切って、切り口にローソク立ててハピバスデー。 しゃくしゃく、甘い!
また、なんと弟から本をプレゼントされてしまいました。 中に拙い字ながらお手紙付きで。 もっとも予想外な所からもらいました。 いやー、嬉しかった。 因みに弟の誕生日には稲葉は何も買ってやっていません。 てゆーか春合宿行っていました。 稲葉はこれでいいのですか?
因みに弟は4月1日生まれで兄弟揃って1日生まれです。 エイプリルフールだもんだから、生まれた時に親戚衆に電話しても誰にも信じてもらえなかったそうです。 まあ、無理もない。
因みに稲葉は昭和55年の6月1日生まれ。 5・6・1で「ごろいち」と名付けられる寸前まで行きました。 やめーや、まじで。
パソコンを動かすと演技コースの同輩やオーム研の子などからおめでとうメールが。 いろんな方々、誠にありがとうございます。
歳はとりたくないですが、こんな誕生日が迎えられるのなら悪くないなと思います。 これまで息災でいられた幸せと、家族への感謝と、周りの人々へのありがたみをひしひしと感じました。
いろいろとりとめもなく書いてみました。 繰り返しになりますが、皆様誠にありがとうございます。
明日の稽古は9時からだそうです。 それは本当ですか?
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