馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年07月30日(火) 稲葉のべディック映画尽くしの1日

小松殿のビギナーズ撮影現場にお邪魔してきました。
ハワイアンプーさんなんかもいたりしてとても和やかな現場でした。
にしてもあのプーさんはほとんど高木ブーですね。

手伝うわけでもアドバイスするわけでもなく、ただいただけ。
いちおうエキストラだったんですけど、押してしまって出番のシーンまで行きませんでした。
結果的にキャッキャしてただけ。

小松監督と海里殿から手際悪くてごめんなさい・待たせてしまってごめんなさいメールいただきました。
全然気にしてませんよ。
そりゃ手際が悪いのは仕方がないです。
だってビギナーズだもん。
ベテランぽくさっさか作業進められてたらそれこそ変です。
ねえ。

今の段階は手際を追求するより、現場の雰囲気を作ることが重要な気がします。
技術や経験がなくても、楽しくとっていればなんとなく画面から滲んで感じられるもの。
これほんとよ。

また呼んでね。

   ◆

で夕方からは上映会でした。
稲葉には始めてのトリウッド。
にしても仕込み・バラシが無いってのはいいですねえ。

『cos』に関してですが、思ったよりちゃんと形になっていました。
いやね、台詞がね全然かみ合っていないんじゃないかなーってね。
でもやっぱりかけ合ってやりたかったというのが本音です。
したらイナーヴァはまったく違うものになってるよ。
個人的にね…微妙なの…あの声……凪監督はあれがいいって言ってますけどね。

静止画に関しては気になりだしたら負けって感じですが、にしても稲葉は十分すごいと思いました。
企画の勝利ってとこですね。
リックノビョン殿が自画自賛してますけど、音楽も良かったですね。

『トリカゴ』はね、いちばん最初のカットがみさ殿のビギナーズの画とそっくりでびっくりさ。
1年生やひょっとしたら狐憑き監督自身も知らないであろうべディックの過去の作品の雰囲気がいろいろ盛り込まれてて懐かしい感じがしました。
凄く勿体無かったのはね、稲葉、一番後ろに座っていたのですよ。
したら字幕がね、全然ね、見えなかったの。
今度ちゃんと見せてください。

『駆仁王之拳』好きだなあ。
Taxi監督が以前と比べて毒が抜けてきたと嘆いてました。
確かに彼のビギナーズやそれ以前の作品と比べると丸くなっているかもしれませんね。
でもこっちが彼のテンポに慣れてきたっていうのもあるかも知れません。
何にしても自分のスタイルが確立されているっていうのは素晴らしいと思います。

以前Taxi殿より出演のお願いをされたことがあります。
結果的に出演はしませんでしたけど、出てたらどんな役やってたんだろう。

『てんとう虫の夜』、実はいちばん楽しみにしていました。
コムギコ監督はちゃんと反省ができる監督だと思います。
確実に前の作品よりクオリティを上げてきてますね。
見終わった後、次が楽しみになる監督さんです。

コムギコ作品の好きなところはお客さんに対してしても優しいこと。
置いてけぼりにされないんですよ。
削るべき贅肉がまだ残っている感じはしますが、この優しさは絶対削ってほしくないなあ。

本人も自分の日記に書いていますけど、脚本と撮影と演出を分けたのは正解ですね。
全部できちゃう器用な人は全部やればいいんでしょうけどね。
ひとつに全力を注ぐことだって大変なんですね。
脚本や撮影も兼ねてた過去のコムギコ作品よりも結果的にいちばん言いたいことが伝わりました。

稲葉もね、おんなじ。
のんびりの企画を立てる段階から言ってたことですが、演出しながらの役者なんて絶対やりたくなかったです。

   ◆

第1部上映後、源斗殿らとスパゲティ。
喰ったらトリウッドに戻って海里殿に「精一杯にのんびりと・サウンドトラック」をあげる。
大戸屋で打ち上げ(?)。
金が無くて不覚にも主役である監督(コムギコ殿)にお金を借りることに。
んああ。



2002年07月29日(月) 稲葉の2年前の上映前夜の記憶の断片

卒業制作のことで学校に行きました。
監督コース各班、クランクインを控え、一部すでにクランクインしてたりしますが、なにはともあれ映画学科が活気付いています。
書類書いている段階ではぐったりしていた監督・撮影録音陣もとたんに元気になってます。
そーですね。
やっぱり紙の上より現場のほうがいいですね。
監督さん、頑張ってねー。
ところで稲葉には他人に声援を送っている余裕はありません。

昨日、池袋駅でたえ殿と杉本殿に遭遇。
なんでも監督コースの金子殿のお手伝いだとか。
君らも頑張れー。

昨日千秋楽を迎えた劇団こってりさんより、カウンターとパネルが戻ってきました。
お帰りなさい。
また、部室の大掃除を中澤殿たちがやっていました。
用事があってほとんど何も手伝いませんでした。
ごめんね。

夜は1年会。
由梨殿より欠席者の代わりにということでお誘いをいただきました。
でも出られませんでした。
ごめんね。そしてありがとー。
にしても1年会に4年生が出るってのはさすがに抵抗あるなあ。

   ◆

明日は下北沢で上映会ですね。

監督さんたち、どんな夜を過ごしてるのかな。
完成させきってゆったりテレビ観てたりするのかな。
それともあわててパソコン動かしたりしてるのかな。
どっちにしても、この夜を満喫して欲しいですね。

稲葉は2年生のときに映画の企画長をしました。
前日からべディックルームに泊り込みで編集してました。
パソコンとかクーラーなんて無かったなあ。
上映前日の夜遅く、ようやく3作品が1本のテープにまとまりました。
狭いべディックルームにプロジェクター設置して勝美荘殿と試写上映。
もうね、泣きそうになった。
まだ1日残っているのにね。
上映が終わった後の夜もいいけど、稲葉は前日の夜の気の昂ぶりが忘れられません。

難産の子ほど可愛かったりします。
明日は我が子のお披露目だ。
苦労もトラブルもあったろうけど、この夜はその全部が報われます。

監督さん、良き夜をお過ごしあれ。



2002年07月28日(日) 稲葉の苦手なもの

『精一杯にのんびりと』で照明とスチールでお手伝いいただいた守谷殿が舞台美術をしているお芝居を観てまいりました。
のんびりで使用されたセットが使われています。

客入れ中、下手奥に設置されたカウンターに視線はくぎ付け。
周りの雰囲気は全く違うけど、青木由利子さんの「ただいまあ」って声が聞こえてきそうでした。
そんなこと思いながら手元の折込チラシに目を落とします。
由利子さんはいませんでしたが、関口健さんという役者さんを発見してしまいました。
いるんですねえ。

一応説明しておきますと、中澤殿が演じていた「健ちゃん」って関口健って言うのね。
作者もたまに忘れていたりします。

   ◆

劇団こってり・夏待ち番外公演『金魚鉢の中で』。

コメディ・ホラーと銘打たれた作品でした。
ホラー・コメディではなくて。

実は稲葉、ホラーが大嫌いだったりします。
純粋にね、こわいの。
えへ。
本気でイヤです。
観るのも嫌いだから当然お化け屋敷なんか金もらったって入りたくない。
何が楽しいのか絶対にわかりません。
ほんと、泣きたくなる。

でもグロテスクな映像は平気♪
嫌なのはビクッ! ってゆー演出。

小学生の頃、『ペットセメタリー』というそーとー古いホラー映画で懲りました。
怖いから観たくないのに、結末が気になって母親にぴったりくっついて耳を塞いで観ていました。
音がなければ何とか耐えられます。
ホラーは8割、音の演出ですね。

   ◆

でもね、そーゆーホラーじゃなくてほっとしました。
特に前半はコメディの方を押し出してきてくれたのでなんとか頑張れました。
ビクッ! って演出もありましたが予想できるような筋書きになっていたので稲葉には優しいお芝居でした。
でもホラーを期待していた人には物足りないのかもしれない。
でも稲葉はじゅうぶん楽しめました。
んはーよかった。

ひとり凪殿そっくりな役者さんがいてどきどき。
2チャン用語しゃべり出したら本人でした。
でも違いました。

守谷殿お疲れ様でした。
こんどのんびりの写真見せてね。

あ、ホラーはイヤだけどキョンシーは好きだったなあ。
ぴょんぴょん。



2002年07月27日(土) 稲葉、美しい汗を応援す

それはとても久しぶりに日記に穴をあけました。
いやいや。

昼間の気だるい時間、ぼぉーっとテレビを見てました。
高校野球の地区予選決勝です。
でもだんだん熱くなる、そんな試合でした。

水戸商業VS常総学院
茨城2強の頂上決戦。
なんで他県の試合をこんなに見入ってしまったんでしょうか。
暇なんでしょうか、稲葉?
暇だとは微塵も感じないのですが。

前半、水戸商業がリード。
それも大差で。
でも常総の後半の攻めは凄かった。
2回続けて4点とったりなんかして。
選手もさることながら応援団のイガグリ坊主やチアリーダーの女の子のまあ嬉しそうなこと。
いい顔するなあ。
爽やかだなあ。

そりゃ技術やなんかは当然プロ野球の足元にも及ばないのですが、でも本気だから見入っちゃいます。

ところで、1年生の皆さん。
彼ら、みぃんなあなた方より年下なのですねえ。
あーらら、だって大学生だもんね、うちら。
うひゃあ。

でさ、去年もおんなじこと書いたけどさ、やっぱり応援歌でホワイトベリーの『夏祭り』はどうかと思うのです。
♪君がいた夏は遠い夢の中
なんて言われた日にゃ、必死で闘ってる選手達は「やかましいわぁ!」と言いたくもなるでしょうに。
♪空に消えてった打ち上げ花火
ああ、儚いなあ。

応援歌ってどこの学校も同じような曲演奏してますけど、レパートリーの指定とかってあるんでしょうかね。

あ、さてさて。
稲葉の母校の浅野高校にも野球部はあるわけです。
戦前は2度甲子園に行ったりしてました。
でも最近はさっぱり。
もともと進学校なので運動は苦手なのです。
とはいえうちの野球部はすごかった。
学内の地学部とマジ試合して負けたとか。
おいおい。
そんなだから毎年、地区予選初戦コールド負けでした。

しかし稲葉、高校3年生の夏に異変が。
なんと初戦勝ってしまいました。
で、しかも2戦目も買っちゃって。
そりゃあ大騒ぎでした。
日本がブラジルに勝ったみたいに。

そして第3戦。
対するは現西部の松坂大輔擁する横浜高校。
もちろん粉砕されました。

ですがその後、横浜高校は松坂の活躍によってなんと甲子園優勝。
しかも決勝戦をノーヒットノーランで。
ここまでされたら負けた悔しさなんかぶっ飛びますね。
天晴れです。
敗れても選手達にはそーとーいい思い出なんだろうなあ。

夏の風物詩。
稲葉はすべての高校球児を応援します。



2002年07月25日(木) 稲葉は30日を心待ち

映画班が(とゆーかI.Q.が、ですか?)いよいよ焦っているようですが…。
まあ、がんばれ。
稲葉にはこれくらいしか言えません。
日記も滞ってますね。
さみしいな。

でも以前は芝居も映画も6月下旬か7月第1週にやってました。
試験前に企画を終わらせて納会もして、で本腰入れて試験頑張って夏休み! って日程でした。
2年続けて7月下旬の上映ですけど、それが本来の形だとは思わないでね。
試験と企画の同時進行は避けられるなら避けたほうがいいですね。

稲葉は1・2年と企画に携わりながらフル単でした。
自慢かって?

ええ!

でもなんで単位取れたかって言ったら、企画を終えてから試験に当たれたからでしょうね。
スケジュールを立てることは、なにも企画のためだけじゃないのですねえ。
企画は企画で頑張って、試験のほうはしっかり点数とって。
そーゆーのがカッコイイ。

そんな稲葉も3年生では単位をいくらか落としました。
原因?
油断と疲れと…。
全部自分のせいです。
すんません。

誰に謝ってるんでしょう。
なんか話がそれてきました。

ま、監督の皆さん、もちろんスタッフさんも残り少しだから走り抜けてください。
出演している『cos』も、ほかの3作品もとても期待しています。
なにせ稲葉は去年のトリウッド、無念の欠席でしたから。

今年は2年分楽しみにしているのです。



2002年07月24日(水) 稲葉、猫に癒さる

1・2年生にひとり交じった4年生。
池袋で映画を観てきました。

『猫の恩返し』です。

ほのぼのしててよかったです。
そのくせたまに力業で荒っぽかったりして。
ずっと猫が映ってるので、なんかほわんほわんした触感の映像でした。
濱田マリさんもさることながら、稲葉は丹波哲郎さんにドキドキしてました。
池脇千鶴も好きだなあ。

最近、血生臭い時代劇ばかり観ていたのでいい清涼剤になりました。
今日はやはり『スターウォーズ・エピソード2』よりは『猫』だなあ。

ですが大スクリーンで、となると『猫』よりは『エピソード2』ですね。
あと『タイムマシン』もかな。

ところで『千と千尋の神隠し』をまだ観ていなかったりします。
やはり観なければですか?
でもDVDは赤いってゆーし。

ところで宮崎駿さん、『もののけ姫』の時に引退宣言をしたと思うのですが、違いましたっけ。
まあ面白い作品ならば引っ込んだ人が出てきても全然文句無いのですけどね。

いやいや、よい1日を過ごしました。



2002年07月23日(火) 稲葉、あらためて仕切りなおす

暑くて食欲が湧いてきません。
朝ご飯からカツどんが出てくるのもいかがかと思いつつも、半分以上弟の方へ。
昼ご飯も食べていません。

そのかわり夜ご飯は回鍋肉でお代わりまでしました。

食欲がないのを暑さのせいにしているくせに、熱いお茶だけは相変わらず飲んでいたりします。
今日何気なく口をつけたらいつもと味が違う。
む、この舌に残る芳しさ、これは宇治茶だね。
んああ、極楽。

にしても暑い。

   ◆

ちょっと探し物…のつもりでいたのがいつの間にかお掃除に変わっている王道パターン。
机の上を大きく整理しました。
中学高校時代の英語のノートがたくさん出てきました。
懐かしいなあ。
物を捨てられない稲葉ですが、ここは涙を飲んで処分。
小学校の算数のノートが出てきました。
これはさすがに捨てられなかったです。

べディックの企画書や脚本もいろいろ。
『東京第24区』の前身の脚本なんかも出てきてね。
このへんも捨てられずに残しました。

捨てるものを捨て、残すものを残し。
のんびりが終わって学校も終わって。
これまではまだ「のんびり」の始末って感じで、本当の意味での新しいって気がしませんでした。
夏休みそしてまた次の生活に向けて、本格的に動き出したような気がします。

また明日から新しい日が始まります。
素敵な生活になります。

ところで、結局探していたものは出てきませんでした。
というか、稲葉は何を探していたんですか?



2002年07月22日(月) 稲葉、時代劇を観るでござる

電車の中で見た東スポの見出し。
「長嶋氏にビンタ出るか 猪木」
長嶋氏というのは茂雄お父さんのほうで一茂ではありません。
ビンタはやめといたほうがいいと思うなあ。
ところでなんで長嶋さんは氏がつくのに猪木は呼び捨てなんでしょう。
そしてそれがあんまり不自然じゃないのは何ででしょう。

どーでもいいわねーそんなこと。

   ◆

TSUTAYAが土日に100円セールやっていました。
ここぞとばかりに借りてきました。
TBSドラマ『関ヶ原』全3巻とNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』全5巻のうち後ろ3巻。

全部時代劇ね。
なんかね、重厚な男の世界の時代劇が観たかったのね。

時代劇は泥臭くないといけません。
厚く、熱くないといけません。
小奇麗なんて意識を持ち込んではほしくないのです。

   ◆

まず『関ヶ原』ね。
徳川家康は森繁久彌さんが演じておられました。
森繁さんといえば最近では誰かのお通夜に参列しているところ、それかせいぜい乙事主(『もののけ姫』ね)しか見ません。
でもあの人はやっぱりすんごい役者さんでした。
ラジオドラマの森繁さんもすごいですが、あの人の芝居は一度は観といたほうがいいっす。

三國連太郎さんもいいよ。
家康の参謀の本多正信を演じていらっしゃいました。
これまでいろんな家康・正信役を見ましたが、ペアとして観た場合、この組み合わせは最高でした。
『釣りバカ日誌』でしかちゃんと観たことありませんでしたが、いや、まいった。

最後の合戦場面がちょっと物足りない感じでしたが、そこに至るまででもうおなかいっぱいです。

   ◆

『独眼竜政宗』も熱い男の世界です。

豊臣秀吉役は勝新太郎さんでした。
玉緒さんの旦那さんですね。
秀吉のイメージとはすこし違う配役の感じがします。
さらに役作りかなにか知りませんがちょっと台詞が聞き取りにくい。
でもね、豪放磊落というか無邪気というか、ね。
それだけに臨終の頼りなさは痛々しいほどにグッときます。

徳川家康役は津川雅彦さん。
津川さんは『葵 徳川三代』でも家康を演じておられます。
『政宗』も『葵』もジェームス三木さんの台本です。
両作品の間には15年間の開きがあるのに、津川さんは若いままってのがいいですね。
あらためて器用な役者さんだと思います。

   ◆

どの役者さんもとても綺麗な日本語をしゃべります。
時代劇に小奇麗はいらないといいましたが、日本語は綺麗でないといけません。

昨日・今日、どちらも本来寝ているはずの時間に観ました。
だから寝不足です。
なのにこんなにドキドキするのはなんでだろう。



2002年07月21日(日) 稲葉、カラバコ熟読す

日記群のレイアウトが更新されてなんだかとってもすっきりしました。
細かいことですが、「記入者」がみんなハンドルネームなのに稲葉だけ肩書きだったりします。
あれはあれで好きだったりしますが。

『カラバコtoタカラバコ』において、『精一杯にのんびりと』の本番の模様が書かれていました。
じっくりと読みました。
いつも役者の立場で芝居に参加しており、稲葉は今回、演出・裏方の視点でものを観ていました。
ですがやっぱり役者の視点も感じたいわけで。
カラバコはそんな稲葉の欲求に応えてくれていました。
箱殿、ありがとうございます。

さて。

毎週日曜日は稲葉所属の劇団で稽古をしています。
きょうはそこにamp殿が参加をしました。
なんか2つのフィールドの人間関係が入り混じっているのを見ると、変ににやにやしてしまいます。
稲葉はどーゆーふーに振る舞ったらいいんでしょうね。

ま、そんなに難しく考えることでもないとは思いますが。



2002年07月20日(土) 稲葉の素朴な疑問

皆さんはピンポンダッシュってご存知ですか?

一応説明しておきますと、ドアベルをピンポーンと鳴らし、物陰へダッシュ。
外へ出てはきたけど相手がいなくて途方にくれるおばさんを見て笑うというイタズラです。
まあターゲットはおばさんに限らないのですが、子供がイタズラをする時間帯を考えるとおばさんにヒットする確率が高いので…。

で、これってもし大人がやったらどうなるんでしょう。
逮捕されちゃうんでしょうか、やっぱり。
だとしたらナニ罪?

ピンポン鳴らした直後に走った時点で犯罪成立なんでしょうか。
それともおばさんが出てきてきょろきょろした時点でなるんでしょうか。
もし迷惑罪とかいう名目で逮捕されるとしたら、ピンポン鳴らしてんのにおばさんがシカト決め込んでて全然迷惑にならなくても迷惑罪なんでしょうか。

ちょっと気になります。
べつに久しぶりにピンポンダッシュしたくなったわけじゃないんですが、ちょっと気になります。

   ◆

新宿TSUTAYAにふらりと行きました。
重厚な時代劇が観たくてTBSドラマの『関ヶ原』全3巻を借りてきました。
3巻借りたのに300円。
なんと今日と明日とセール中で安くなってたんですね。
金銭的より気分的にとっても得しました。
日曜日にじっくり観ようと思います。

   ◆

夜、家に帰ってきます。
駅の前の歩道橋が人であふれていました。
今日は海の日。
ヨコハマにとっては大切な祝日なのです。

その歩道橋から「みなとみらい」の方を見やるといつもよりライトアップが強く、太陽がそこに沈んでいるかのような明るさでした。
雲ひとつなく、ランドマークタワーの頂きには月がこうこうと照っていました。
みなとみらいと月を結ぶラインが、夜空の中でそこだけ昼間のように浮いていました。
なかなか幻想的でした。

で、うちに帰るとやっぱりウナギでした。
土用丑の日。
んああ、うまかった。



2002年07月19日(金) 稲葉の所沢遠征。

遠征所沢。
『精一杯にのんびりと』をやっていた時には稽古という目的を持って所沢に行ってましたが、今回は純粋に遊びに。
のつもりでしたが凪殿より『cos』(I.Q.企画のCGアニメーション作品)の声の収録をしたいといわれたので、それもしに行きました。

しつこいほど書いていますがやっぱり書きます。
所沢は晴れてなければいけません。
今日は快晴でした。
太陽ばっちり。
うん、けっこう。

でも稲葉の服装は真っ黒でした。
暑くてたまりませんでした。
だってね、『とくダネ!』でドン小西が黒ファッションの着こなし、黒ファッションのメリット5か条とか言ってたの。
だから「そうか、今日は黒だ」とわざわざ着替えて家を出ました。
したらまんまと騙されました。
ドン小西め。

にしても服飾評論家を名乗る人に限って、まずお前のセンスはいかがなものかという人が多いのは何故でしょうね。

   ◆

源斗殿とRIN邸へ。
RIN殿のお屋敷、なんと前けあま邸でした。
部屋は違いましたが。
あらびっくりだ。

部屋の中心にドンと置かれたマイクをはじめ、収録のための機材がずらずらと。
アニメですから当然、画を見ながら撮るのだろうと思っていましたが、画はありませんでした。
マイクが1本しかないので、会話の場面も相手なしで自分の台詞だけ撮っていきました。
稲葉と源斗殿と2人で収録方法にツッコミやら不満やら言いましたが、結局そのまま。
大丈夫なのかなあ。

あと先日、クレーターで中澤殿から演出をされました。
でも今日の凪殿はまったく違う方向の演出を言ってきました。
いいのかなあ。

いくらか疑問は残りつつも、楽しい雰囲気の現場でした。
久しぶりに友澤殿の顔を見られたのが良かったです。



2002年07月18日(木) 稲葉、探訪す

授業を終えたのち、浅草に足を運びました。

浅草です。
わくわくする名前の町です。
銀座線に乗り換える上野駅の時点でもうわくわくしますね。
上野駅はけっこうきれいな駅ですが、銀座線のほうへ行くととたんに歴史のある趣が出てきます。

浅草駅到着。
さっそく雷門のほうへ。
にしても雷門って、いつ行っても誰かしらが写真撮ってますね。

仲見世通りへ入ります。
この通りを歩くとあっちからこっちから見るので首が痛くなります。
人形焼とお煎餅のこんがり焼ける香りをくぐると、出ましたメインの扇屋さん。
新しい扇を物色。
頑張ってちょっと高価なのを2つ買いました。

新しい扇はいいですね。
紙に染料の香りがほんのり染み付いています。
年月が経つにつれてどうしても香りは消えていってしまいますが、そのかわり手にしっかり馴染んで思い通りに扱えるようになります。
香りを残したままいつまでも…なんてできないかなあ。

たしかちょうど1年前にも、納会に向けて浴衣と扇を買いに来ました。
1年も浅草来てなかったのだなあ。
今日も納会用を含め扇のほかにもいろいろ買ってしまいました。
着物もいろいろ買いたかったのですが、今回は断念しました。
ひととおり買い物を終えてからも、仲見世通りを行ったり来たり。
見ているだけでも楽しいです。

あぁ、発散した!
でもまたしばらく贅沢できません。



2002年07月17日(水) 稲葉、鵜飼う

水曜日は1限から授業があります。
映画技術論。
「映画技術と表現」というタイトルで何か書いてこいという課題がありましたがきっちり提出。

稲葉はこの授業を受け持つ山田先生に好感を持っています。
先生はかならず「おはようございます」といってから本題に入っていきます。
ささいなことかもしれません。
でも、とても素敵なことだと思います。
本人がどこまで意識しているか分かりませんが素敵です。

以前、教室に入ってきてマイクをおもむろに握り、いきなり「アバンギャルド映画はぁ…」とやられて不意を突かれました。
授業の始めは、特に1限はやはりおはようございますから始まらないと。

   ◆

ワープロ仕事がどっちゃりなので今日は早くに帰宅。
なんと家で『ごきげんよう』が見られました。
母親は帰ってきた稲葉に対し「何しに来たの?」とのたまいました。
帰ってきたんじゃ。

それからは、たまにうつらうつらしながらパソコン打ち。
やっぱりかな打ちで。

巨人戦がやってたので聞きながらパソコン打ってました。
一生懸命パソコン作業しながらソファに寝っ転がってうだうだしながら見てました。
上の文章、日本語へんですか?
どこがへんですか?

でね、いろんな選手のデータで野球を始めた年とポジションが紹介されていました。
でね、今現在野手で頑張っている人ってけっこうピッチャーから野球始めてたりするのね。
その一方でピッチャーはもと内野手だったりします。
逆転現象、面白いです。

人間の才能ってなかなか分からないものなのかもしれません。
遊びのつもりでピッチャーやってみたら連続三振取ったりしてね。

話をごーいんに飛ばしますが、べディックもそうかもしれませんね。
企画に関しては決まったポジションなんて無いです。
俺は役者しかできねえよ、とか、あたしは裏方が向いてるわ、とか決め付けないでいろいろやってみるのもイイかもしれませんね。
ムリにとはいわないけどさ。

かく申す稲葉も役者が基本ですが映画企画長として監督したし、こないだは作・演出・音響したし。
本業はやっぱり役者だけど、でもとっても楽しかったです。
普段監督している人に演技させたらけっこう上手かったりしてね。

人間、何持ってるか分かんないもんですね。

もし稲葉、鵜飼いにすごい才能秘めてたらどうしよう。

絶対にありませんけんども。
だから決め付けるなって。
ねえ。



2002年07月16日(火) 稲葉の台風円舞曲

台風7号ですか。
まだ夏休み前だというのに今年の台風は頑張っています。

新聞に載っていたことですが、台風が来るとNHKの視聴率が跳ね上がるそうです。
台風に限らず、天災が来たらとりあえずNHK。
日本人は、いざという時のNHKに対する信頼が凄いようです。
分からないでもないですけどね。

風が吹くとNHKが儲かるようです。

そのNHK、今日はちょっとはしゃいでいる感じが見て取れて面白かったです。
ディレクターさんか何か知りませんけど、アナウンサーへの指示が全部まるぎこえ。
地方の記者は「はいはーい」なんて電話に出るし。
子供に限らず、台風というのは何か人をくすぐるものがあるようです。

字幕で出ていたのですが、どこかの県で「避難勧告/1人」って。
ピンポイントでの勧告。
すごいですねえ。
したら「床上浸水/1棟」。
ああこの家の人か。
頑張れ!

   ◆

火曜日は出席を取らない授業なので、本来なら家に立て篭もって台風ニュースをのんきに眺めていたいところですが、試験となればそうもいきません。
電車の遅れを恐れ、予定より1時間、家を出る時間を早めました。
そしたらいちばん雨の激しい時間にぶつかりました。

玄関開けたら水の壁ができていました。
なんかのアトラクションかと思いました。

駅までの道すがら、壊れてしまったサンダルが脱ぎ捨てられていました。
この大雨の中を裸足で走った女性がいる。
すごいですねえ、台風。
サンダルの横には傘も捨てられていました。
同一人物のものでしょうか。
気になってしかたがありません。

ちなみにこの頃、箱殿もすっ転んでいたりします。

だいぶ前にも書いたのですが、折り畳み傘で頑張っている人が台風の日って必ずいます。
これはやっぱり大傘が既にぶっ飛んでしまったということなんでしょうか。
準備不足……ではないですよね、やっぱり。

傘がたくさんぶっ飛んで。
風が吹くと傘屋が儲かるようです。

あとルーズソックスの女子高生も分からないですね。
水を含んで重くなって全部下がってきてズルズル引きずってどす黒くなっています。
こだわりは分かりますけど、こんな日くらい…ねえ。

その台風も、試験受けている間にどっか行っちゃいました。
したら抜けるような青空と、待ってましたとばかりに張り切る太陽が。

じとじと降る雨は稲葉は大嫌いですが、今日の台風くらいの、もう笑うしかないような勢いで降られたら「ご立派!」と言いたいです。
去ったあとは一気に晴れて、その潔さもいいじゃないですか。
アメリカは台風に女性の名前を付けるらしいですが、台風の潔さにはなんか「漢(オトコ)」を感じます。

   ◆

台風が去ったあと、箱殿と海里殿が部室に遊びにきました。
蒸し暑いので部室でぐーたらしてました。
蒸し暑いのに3人ともプーさんや犬のぬいぐるみをぎゅっと抱いていました。
遅れてnukushi殿も来ました。
ピノを買ってきてくれました。
調子に乗って食べ過ぎました。
稲葉の4代上のOBの久保田さんも来ました。
3年前とぜんぜん変わってないです。

そんな感じでだらだらしていたら、劇団の友人から電話。
いけねえ、用事をすっかり忘れてた。

   ◆

で渋谷へ。
劇団の役者募集に応募してきてくれた人と会うのです。
同い年の美しい女性でした。
軽く冗談を言ったら笑ってくれたので、稲葉の口もとてもよく回りました。
これが素敵な出会いになったらいいですね。

ところで、今日の午前中、台風が来ていたなんて信じられません。
電車には大量の傘が忘れられています。
ちょっとした台風の爪あと。

傘がたくさん残されて。
風が吹くと、やっぱり傘屋が儲かるようです。

駅から家への道すがら。
壊れたサンダルは朝とまったく同じ形で残っていました。
その脇にはやはり壊れた傘が。
こちらは3つに増えていました。
3つがえらい絡まってグチャグチャになっていました。

台風はやっぱり来てたんですね。



2002年07月15日(月) 稲葉、夏に踊る

夏ですか。
夏ですね。

由梨殿が蚊に刺されたそうです。
夏ですね。

稲葉も部室でプーさん抱いて寝てたら蚊にやられました。
なにもほっぺでなくてもいいと思います。
ぷっくら腫れてしまいました。
夏ですね。

amp殿がセミが鳴いてないと言ってました。
たしかにそうですね。
何してるんでしょう、セミさんは。
ミンミンゼミとかアブラゼミとかツクツクホーシならいいですけど、ヒグラシが聞こえると切なくなりますね。
「みーんみーん」とか「じーじーじー」とか「ツクツクホーシ」とかならいいですけど「かなかなかなかな」が聞こえると切なくなりますね。
ヒグラシの鳴き声自体はとても好きなのですけどね。
夏ですね。

セミはいまいちですが、台風、頑張ってますね。
学校休みになるかなあ♪と胸を躍らせるのは小学生の発想ですね。
すんません。
もう台風つったらそればっかりしか思い浮かびません。
夏ですね。

にしても暑さばかりはすんごいですね。
今年は。
夏ですね。

小松殿から電話いただきました。
海里殿の携帯から。
ビギナーズでカメラ貸してくださいって。
貸しますともさ。
可愛がってあげてね。
そうですか、ビギナーズですか。
夏ですね。

小松殿が稲葉の携帯の番号を入れていないと言っていたのでこっちからかけてやりました。
したら佐藤さんがでました。
ちゃんと謝って切りました。
夏ですね。
……これは関係ないですか。



2002年07月14日(日) 稲葉、また歩き出し

『精一杯にのんびりと』が終わって最初の日曜日です。
んああ。
のんびりしようかにゃあ。

いえいえ。
午前6時30分おきです。
のんびりの頃と変わらなかったりします。
なんだかなあ。

乃木坂というところで稽古してきたのです。

乃木坂は原宿から10分、赤坂の近くの静かな町です。
駅の出口に乃木大将の屋敷跡があり乃木神社が建てられています。
きょうはそこでフリマが行われていました。
普通のフリマとはちがって戦前或いは明治の雰囲気漂う骨董品がたくさん並べられていました。
カッコイイ着物もあってついつい見入ってしまいました。
ただね、ちと高いの。
ゼロがね、ちと多いの。

さて人間が集まったところでお稽古です。

先日の日記で書いた稲葉の劇団の稽古です。
しばらく演出家として稽古場を仕切っていましたが、今日久しぶりに役者として参加しました。
長音とか短音とか顔、舌のストレッチとかね、やったの。
稲葉がみんなにやらせてたやつ。
久しぶりだとイヤね。

エチュードとかもしました。
エンジンがかかるのにしばらくかかりました。
久しぶりだとイヤね。

でもね。
ああ、日常に帰ったんだなあと感じたのですよ。
まだちょっと寂しい感じもするけどね。

稽古中、箱殿よりメール。
彼女も久しぶりに日曜日の家の午後を過ごされたようです。
ただやっぱり、1週間前は……とありました。
まだ、まだちょっと寂しいです。

今回、2年半前の公演で共演した女優さんと久しぶりに稽古しました。
あれ以来、ほとんど会っていませんでしたが、変わらない空気みたいのがあってとても嬉しかったです。
因みに彼女はamp殿と同じ養成所に通っておられます。

   ◆

とても久しぶりに笑点を家で見ました。
ああ、日本の日曜日だあ。
「笑点のテーマ」は舞台監督のともき殿の携帯でさんざん聞いていましたが、やっぱり円楽さんを見ながら聞くほうがいいです。

とても久しぶりにビデオでなく大河ドラマを観ています。
先週は本能寺の変でした。
反町信長が壮絶な討ち死にをしました。
萩原健一さんの明智光秀はとてもイイです。
いままで深夜にビデオ録画されたものを観ていましたが、やっぱり20時に観るほうがいいです。

あ、今日は『スターウォーズ 帝国の逆襲』もあるなあ。

これが日常なのですね。
地味ですが、それはそれでいいですね。
テスト、頑張りましょうね。
「精一杯にのんびりと」を言い訳にしちゃダメですよ。
のんびりしているようで、でもしっかり単位を取るのが正しい精一杯なのんびりですからね。



2002年07月13日(土) 稲葉、新宿に踊る

午前から夕方までずうっとおうちでパソコンカタカタ。

ずっとワープロ打ってました。
ところで昨日、英語と日本語の話をしましたけど、稲葉はキーボード、かな打ちで打っています。
これって珍しいんですか?
稲葉にしたらローマ字打ちの方が理解できないんですけど。
母音はともかく子音は2個打たにゃならんじゃなかですか。

なによりローマ字だと「べディック」がなかなか出ないんです。

誰かにローマ字打ちのメリットを聞いたら、使うキーボードの範囲が狭くてすむという答。
確かにそーかも知れませんけど、別に畳1畳ぶんも広がるわけじゃないじゃないですか。

どなたか、納得できるローマ字打ちのメリットを教えて下さい。
この際ついでに、キーボードがどうして「あいうえお順」或いは「ABC順」に並んでいないのかも教えて下さい。

   ◆

さて夕方は新宿に出ました。
劇団のミーティングです。

稲葉が1年生の時にビギナーズラックで旗揚げして、これまでに5回の公演と数回の番外公演をやってきました。
そして現在、来年2月下旬の本公演に向けての準備をしているところです。
そのための会合。

で、現在人間をたくさんたくさん募集しています。
裏方、役者は問いません。
経験も問いません。
性別も年齢もいっさい不問で募集しています。
特に男優、優遇します(←へんなニュアンスですね)。
興味あらば稲葉まで。

ただし「のんびり」と比べるといろいろ厳しいですけどね。

3時間くらい新宿のイタリアントマトで200円のコーヒーで頑張りました。

夜の9時半、アルタ前の屋台でラーメン食いました。

   ◆

いま「のんびり」のお片付けをしています。
台本練っている段階のネタの走り書きルーズリーフなんか見た日にゃあもう。
由利子のお父さん生きてるし。

この日記でも今はまだ目次に『のんびり日報』がたくさん並んでいますが、1つずつ1つずつ消えていくのですね。
経験に昇華していつまでも一緒にありたいものですね。



2002年07月12日(金) 稲葉、日本語を「にっぽんご」と読む

たまには時事の話題なんかもいいですか。
時事っても田中知事じゃないです。
宮路副大臣でもないっす。
まったく政治家は。
因みに稲葉の小学校の卒業文集には「政治家になりたい」って書かれてます。
当時は本気だったんです。
今はもっとやりたいことが出来ただけ。

   ◆

なんでも学校の授業で英語を強化するとかしないとか。
今までのカリキュラムを強化してもっと実際に通用する英語力を子供のうちから身につけるんだとか。

ふーーーん。
まあ、いいんじゃないすか。
それ自体は。

たださ、稲葉、思うのですよ。
英語ってそんなに必要?…って
ダメですか? こんなこと言っちゃ。
国際人失格ですか?
別にいいです。
稲葉は芝居人で国際人じゃないっすから。

だってさ通訳さんがいるじゃない。
映画だって字幕や吹き替えがされるじゃない。
ねえ?
ジーコがテレビでなんか喋ったらすかさず土井さんが訳してくれるじゃない。
英語ってそんなに使えなきゃダメなのかな?

英語力より日本語力強化した方がどれしこ良いかわかりません。
というか日本語ないがしろな感じがしてちょっと不愉快です。

先生「試験なんだから友達に助言しちゃダメだぞ」
生徒「先生ぇ、ジョゲンってなんすかぁ?」
先生「ん? アドバイスのことだ」
生徒「へえ」

……ナニ人なんでしょう。
なんだかなあ。

   ◆

ちょっとずれますが…。

稲葉が中2の年だったでしょうか、大江健三郎さんがノーベル文学賞受賞なさいました。
そのときにふと思ったのですが、ノーベル文学賞の審査員ってどーゆー人なんでしょうね。
よく知りませんけどきっと欧米系でしょ?
これって日本人にしたらすんごい不利ですよね。
訳者が入って日本語が英語(或いはその他の言語)になってしまったらそれはもう別の作品のような気がします。

大江さんは日本人で2人目の文学賞だ、なんて騒いでましたけど、アジア人で3人目だったりします。
なんだかなあ。

   ◆

ん。
なんかジジ臭いですね。
時事くさい…………ジジくさい……。

おあとがよろしいようで。



2002年07月11日(木) 『のんびり日報』始末編〜いつまでも、精一杯にのんびりと

凪殿企画『cos』の声の稽古のためイン江古田。

補講期間なのでキャンパス内はいつもより若干おとなしめ。
台風一過、空は青く、遮られることなく突き進んでくる光が暑くてかないません。

中澤殿・コウジ殿・箱殿・海里殿とまったり。
箱殿が江古田部室用にとプーさん枕を持ってきてくれました。
とてもかわいくてかないません。
でもずっと抱いていたら暑かったです。

中澤殿も部室に風鈴をつけてくれました。
ちりりんちりりん。
いい風情です。
となりのマジック研究会さんの部屋から聞こえてくる鳩の鳴き声とともに癒し効果は抜群です。

トキでおやつを食べました。
プリンセステンコーがお出迎え。
コウジ殿とジャンボパフェを半分こ。
3分で後悔しました。
おなかが痛いのでプーさん枕をおなかに当てて応急手当。
みんなそれぞれのパフェに苦戦してました。
4年経ってもやっぱりトキは面白いです。

   ◆

さてさて、部屋の掃除をしないとと思ってます。
芝居にかこつけて『名探偵コナン』22冊を提供したのを手始めにね。
稲葉の部屋は狭いくせに、モノはそれこそ山のようにあります。
父親のものをだいぶ置かせているせいもあると思いますが、いちばんの原因は稲葉の「捨てられない病」にあります。

捨てられないんです。
いろんなものが。
もう絶対に開かないであろう辞書の類が本棚2段分を埋めています。
数冊残せばよさそうなものですが、学校で使っていたものだったり、おじいちゃんから貰ったものだったりとそれぞれに思い入れがあって手放せずにいます。

辞書類に限らずもう全てがこんな感じ。
古いものを捨てていかないと新しいものを入れられないのはよくわかってますがね。

物に対する執着と同様、思い出への執着もやっぱり強くて困ります。
『精一杯にのんびりと』もいつまでもいつまでも、稲葉の心の棚を大きく占めているんだと思います。
でもこっちは棚に限りがないからいいですね。
古いものを大切にしながら次のモノを追いかけられます。

ただ、少しずつ少しずつですが、記憶が薄れていってしまうのだけはどうしようもありません。
これを緩和させるために写真を撮りまくってますが、それでも全部は補えませんね。
以前は思い出の永久保存のために何か出来ないかといろいろ考えたりしました。
あきらめたわけではありませんが、最近、それがとても難しいことがわかりました。
わかりましたが、まだ完全には受け入れられないでいます。
もしそれを受け入れられたら、またいろんなものが違って見えるんでしょうかね。

とりあえず、素敵な思い出を共有した人たちとはいつまでもいつまでも一緒にいたいものです。
稲葉は4年生でもうすぐ卒業しますが、そんなことは関係なくいつまでもいつまでも一緒にいたいのです。

女々しい?
へへ。

だって1年生も2年生も3年生もいい奴ばっかしなんだもん。

へへ。
言っちゃった。
照れるね。

あなたのそばにいていいですか?

   ◆

というわけで、『のんびり日報』はこれにて最終回。
1週間前は仕込だったなあと考えつつも思い出は思い出としてね
ずうっと大切にね。
とりあえず次のことに向けて頑張ってみましょうか。



精一杯にのんびりと。

ね。



2002年07月10日(水) 稲葉はだらだらするのが好き

寝ても寝ても寝たりません。
寝死んでしまいそうです。
誰か何とかしてください。

1限から授業に出ました。
2限は部室に逃げました。
3限以降はありません。
さっさと帰りゃあいいものを部室で『ONE PIECE』読んでました。
昼休み、2限で同じ授業を取っているともき殿がやってきました。
面倒な課題を持ってきてくれました。
面倒だなあ。
やろうかなあ。
よっぽどすることなかったらやってもいいなあ。

ともき殿は部室の掃除を始めました。
稲葉はベッドの上で寝転がって電報抱えたプーさんと戯れていました。
ともき殿は一生懸命動いてました。
稲葉は霧吹きをしゅっしゅっして遊んでました。
そしていつしか寝ました。




ほんとすんません。



2002年07月09日(火) 『のんびり日報』始末編〜日常回帰

打ち上げから総会までノンストップでさすがに疲れます。
すぐに帰りました。
体が思い通りにならないのにこの爽快感はなんでしょねえ。

明けて火曜日。
出席を取らない授業のみなので完全オフにしようかと思ってました。
しかし試験間近であることを思い出し登校。
稲葉は学生なのでした。
ここしばらく忘れてたけど。

でも授業出ても寝てるだけでした。
すんごい深く眠りました。
寝てたというより仮死状態にあったっぽいです。

一応8時間寝ていたんですよ。
おうちでちゃんと。
なのにこの眠さはなんでしょねえ。
芝居は思っている以上に体力を消耗しているんですね。

授業も終わり、卒業制作の監督との打ち合わせも終え、さっさと帰ればいいところを部室でだらだら。
したらnuki殿・由梨殿・箱殿・蓮殿が来て、稽古期間中と錯覚してしまいました。
物井会長を含めだーらだらとそれなりに有意義に過ごしました。

打ち上げ後の締めのときに「ちゃんと日常に帰れ」って言ったと思います。
実は稲葉、まだふらふらしてます。
総会から帰って布団に入った月曜日の夜、稲葉は泣きました。
打ち上げでは絶対泣かない稲葉ですが、こうしてふと1人になると急に弱くなります。

とりあえず、試験を頑張りましょうかね。
凪殿アニメーション企画にも参加します。
心地よい忙しさからの解放による虚脱感を優しく癒してくれるのは、次に控えた忙しさ。

明日があるってのはいいですねえ。



2002年07月08日(月) 『のんびり日報』始末編〜明日へ向かって打ちあがれ

バラシを終え、のんびり一同は江古田駅の南口へ。
カメラというカメラを持って勝美荘殿が集合写真を取ってくれた。
にしても稲葉カメラはなぜここにきて電池が切れるのか。
これはもう説教ものだ。

にしても勝美荘というハンドルネームが今はすこしせつない。

ところで、日記上での言葉遣いだがね。
そろそろ「です・ます調」にもどしてもいいかねえ。
どうにも堅苦しくてダメなのさ「だ・である調」はね。
もう本番も終わったのだから良いよね。

というわけでこんな感じで書かせてもらいます。
あー楽になった。

   ◆

打ち上げです。
庄やです。

コムギコ殿が部員を初めて恐れたと言っているように、今までのべディックに無い飲み会でした。
とにかく皆テンション高かったです。

本番よりも。

企画員、特に1年生の様子を見ていて2ヵ月が報われました。
数え切れないくらいの握手をしました。
どの手もどの手も熱かったです。

たくさんの人が泣いた打ち上げでもありました。
そうだね。
悲しいね。
役者の顔は見尽くしたつもりでいましたが、ここにきてまだ見てない顔を彼らは見せてくれました。

でも終わったわけじゃないですからね。
終わったのは、べディック生活の中のたった一つの企画。
あなた方にはまだまだ楽しむ時間はいっぱいあるんですからね。

楽しい打ち上げでした。
べディック4年目にして最高だったかも。
相変わらずお酒は飲めないけれど、いい感じで酔えました。

注文取りに奔走してくれたけあま殿や由梨殿たち、ありがとう。

   ◆

朝、家に帰れないまま。
江古田の部室でぐーすか。
13時、ストアハウスに荷物の運び出し。
暑くて嫌になります。
コウジ殿からお金を借りて飲んだジュースが美味くて美味くて。
部室では舞監補衆を中心にお片付け。
今まで後片付けをちゃんとやった企画というのもあまりなかったです。
今年はやっぱり良いなあ。

この間、終わってしまったやるせなさと寝不足と猛暑で少し精神的に苛立っていました。
まだまだ人間できてませんね。

さあ日常がまた始まります。
実はテスト間近ですよ。
そろそろ普通の学生に戻りましょうか。



2002年07月07日(日) 『のんびり日報』熱闘編〜大千秋楽

大千秋楽!
天気は快晴!
にしてものんびり企画、仕込みから本番まで本当に天気に恵まれたものだ。
皆が日ごろから頑張ってたからかしら。

この日は小屋入り時刻には数えるほどしか人間がいなかった。
疲れてるからね。
この日はほとんど手直しも無くてすこしゆっくり出来た。
照明のけあま殿の表情にも余裕が出ていてよかった。

昼公演。

それにしてもお客さんの笑いって快感だ。
稲葉はお客さんの笑いを見てニヤニヤしながらフェーダーに手をかけていた。
そして自分の企画であることを忘れて思うのだ。

この芝居は面白い…と。

   ◆

役者それぞれに5分以内で自分の最も好きな、テンションの上がる曲を持ってくるように言った。
空き時間にMDにまとめ、本番前に流した。
曲がかかったとたんに踊りだすやつ、奇声を発する奴、静かに聞いてパワーをためている奴、反応が色々で面白い。

ところで箱殿の持ってきたのはラーメンズのコントだった。
おおいに笑わせてもらった。

さてこの日も怒涛の2公演。
しかもバラシがあるためソワレ(夜公演)は昨日より1時間早く始まる。
気合入れ直前にスペシャルエチュードをした。
舞台上で役者に好きなことをやらせ、音響と照明もそれに乗っかって遊ぶ。
稲葉とけあま殿と企画立ち上げの頃からぜひやろうやろうと言っていた。
やれてよかった。

最後の気合入れ。
気合入れのときに言ってた言葉はほとんど即興だったが、ラストの台詞だけはちょっと考えていたりする。
企画書を提出する前から考えていたりする。
なんだかなあ。
海里殿にかっこいいといわれ、稲葉嬉しい。

   ◆

そして千秋楽が始まる。

ストーリーが進んでいくということは、ストーリーがひとつひとつ終わっていくことでもある。
この舞台でこのメンバーでやることはもう2度とない。
全ての場面、全ての台詞を大切にしてほしい。
この100分間には2ヵ月の熱気が凝縮されていた。

由利子の父が「かおる」になっていた。
お父さんの生きていた頃…とか言われた。
ころされた。
ああ。

「目ぇつぶってよ」といいながらnukushi殿がこっちを見てた。
つぶってやるよ。
だって千秋楽だもん。

   ◆

終わると感慨にふけるまもなくバラシが始まる。
青木由利子の喫茶店があっという間にその姿を消していく。
あっけないものだ。
喫茶店のかべだったのもただのパネルとなり倒されていく。

さようなら。
とうとう店に名前を付けてやれなかったな。
由利子さん、ごめんね。

バラシになったら役者も裏も関係ない。
女優さんだってジャージ姿で汗をかくのだ。
暑いけど、いい汗だね。

稲葉とけあま・熱海殿両照明はブースの整理。
5日間のほとんどを過ごしたブース。
狭くてくそ暑い空間だけど、作品に色をつけてくれた部屋。
ばいばい。
また来れたらいいなあ。

とにもかくにも。


『精一杯にのんびりと』

ここまで。

そして打ち上げが始まるのだった。
それはまた次に。



2002年07月06日(土) 『のんびり日報』熱闘編〜ストアハウス、笑う

今日も早くに着く。
コウジ殿と待ちぼうけ。
昨日のアンケートを読んだりする。
にしてもこれだけ暑いと生茶がいくらあっても足りない。
この本番3日間、さらに仕込み2日間をいれた5日間でいったい何本の生茶を飲むのだろう。

生きかえるんっ♪

言っちゃって稲葉、後悔してる。

   ◆

小屋入り後すぐブース入り。
ブースの暑さはすごい。
冷房の管轄外なのだ。
扇風機はあるが、これをつけるといろんな紙が飛んでしまっていけない。
稲葉もけあま殿もふうふうしてる。

昨日のアンケートでは音響についてたくさんかかれていた。
そのほとんどは次のようなものだった。

▼選曲やタイミングはとても良い。
▼ただし音量がでかい。

この音量がでかいという指摘はつらかった。
役者の邪魔をしてしまっては何にもならない。
空き時間に再びレベルチェックをし音量を一部再調整。
これで完璧なはずだ。

昨日と違って昼から本番だ。
あっという間に客入れが近づいてくる。

いつも2回目の公演は「2落ち」或いは「2抜け」といって、テンションや調子、出来がガクンと落ち込むことが多い。
ここで役者がどこまで踏ん張れるかが勝負の分かれ目だ。

最も客数の少ないであろう回のはずが、昨日を越える客数となった。
よっしゃやるしかない。

   ◆

終わるや否や休憩突入。
腹が減って仕方が無い。
マックと差し入れに手を伸ばして稲葉、ご満悦。

そして再び次の本番が。
明日は夜公演が1時間早い。
もっと忙しくなるのだ。
ふひゅう。

   ◆

明日は役者それぞれに、自分が最もテンション上がる曲を持ってきてもらうことにした。
千秋楽、賑々しく飾ろうではないか。

   ◆

夜公演もかなりの客数となった。
客入れ前にちゃんとトイレに行ったはずが、開演5分前にまた行きたくなったのでブースをごそごそ出た。
このトイレの近さの原因はすべて生茶である。

   ◆

各公演ごとの稲葉の感想は別の日付で。
とりあえずまだ終わってはいないからね。
あすはいよいよ千秋楽。
いったい何が起こるやら。

またまた寝過ごす。
だれかなんとかしてくれ。



2002年07月05日(金) 『のんびり日報』熱闘編〜緒戦

過去2回、今の時期にストアハウスで芝居したときはどちらも天気は雨模様だった。
今年は違った。
太陽が出てくれた。
まぶしすぎて暑すぎた。
ふう。

集合時間よりも30分早く到着。
たしかに寝不足だけど、楽しくて楽しくて一刻も早く現場に行きたいのだ。
残りわずか。
楽しめるところは遠慮なく楽しんでおきたい。

   ◆

守谷殿がスチール写真を取る中、2回目のゲネ。

稲葉の隣では熱海殿が照明オペレーターとして卓の前に座っている。
彼女は仕込みの初日にいなくて、稲葉は正直不安であったが、いるときにはけあま殿や守谷殿の話を熱心に聞いていた。
けあま・守谷殿がバックに付いた状態ではあるも、なんとか1公演こなせた。

ゲネ終了。
もう小屋に入ってしまうと演出として言うことはほとんどなくなってくる。
単に大将として「頑張れ」をいろいろ言葉を変えて言うだけだ。
素直な役者の方が、こんなときは気持ちを乗せやすい。

昼食。
たいていマクドナルドかampmかとメニューは狭い。
だが飽きないのはなぜだろう。
劇場の雰囲気って凄い。

ご飯を買ってきてストアハウスの階段を上る。
4階ロビーのつもりで3階の漫画喫茶「たんぽぽ」に突入した。
思わず店内で「違えっ!」と叫んでしまう。
なんだかなあ。

   ◆

客入れの時刻が近づく。
舞台上で発声をする。
ついで気合入れ。
全参加者を舞台上に乗せ、手を一つに重ねて…。
稲葉としてはこれがないと芝居が始まらないのだ。

うっしゃあ。

ブース(音響・照明操作基地)内から本番直前の役者の様子を眺める。
気合入れの甲斐あって、なかなか高いテンションになっている。
よく喋るしよく動く。
緊張が垣間見えて面白かった。

   ◆

稲葉のいるブースのすぐ前をお客様が通る。
身を乗り出すとずらりと並んだ後頭部。
随分長く芝居をやってきたがこの絵は初めてだ。
想像していたよりもずっと新鮮だった。

決まったタイミングで決まった曲を決まった音量で流す。
ただそれだけのことなのに、手から流れてくるこの汗は何だ。
フェーダーに置いた手が痛い。
ただ置いていただけだと思っていたのが、相当力が入っていたのか。

音響の入るところはそっちに意識が行くが、そうでないところはお客さんの反応を見つつ、芝居を観る。
お客さんが笑ってくれると稲葉もまた笑ってしまう。
役者の演技が気に入らないと、扇を握る手に力が入る。
稽古場ならあーしろこーしろ言えたものが、今はひたすらに見守るしかない。

   ◆

終演後、ブースの中でぐったり。
とりあえず、初日を終え、どっと安堵感が包む。
やっとこロビーへ降りていくと役者がお客さんと話していた。
このときの役者は本当にいい顔をする。
本番とはまた違ういい顔をする。

残り2日・4公演。

帰り道、また電車を寝過ごす。



2002年07月04日(木) 『のんびり日報』仕込み編〜ファイナルカウントダウン

仕込み2日目。

ブースの中は狭くて天井低くてそのうえ暑いの3重苦。
休憩で外に出たとき、めったに肩のこらない稲葉が激しい肩こりを訴えた。
たまたまいた☆殿に肩を叩いてもらった。
とんとん……きもちいな。

ということでブース内を快適にした。
お尻の下に客席用のマットをしき、さらに肘置きまで設置。
扇を広げれば殿様気分さ。
脚立の上の照明隊や舞台裏の舞監衆に申し訳なかった。

   ◆

音響のレベルチェックではコウジ殿にブースに入って音出しをしてもらった。
とてもきびきびと仕事をしてくれてレベルチェックはスムーズに済ませられた。
ああいう素早さは現場ではとても大切だね。
さんきゅう。

昨日も今日もお昼ご飯はマクドナルドさ。
ストアで芝居をやるといつもそーなる。
芝居中に食べたカルビマックの味が忘れられない。

食事したら再びブースへ。
休憩時間返上でけあま殿が調光卓と格闘し、舞台上では佐川・守谷殿2人の照明参謀と物井殿が脚立を行ったり来たり。
今回、照明がもっとも大きな不安要素であったし今もそうであるが、参謀の助けによってなんとか本番を迎えられそうだ。
けあま殿も必死に卓に向かっており、隣にいる稲葉としてはその気迫というかなんちゅうかに信頼感がふつふつと…こう…ね。

ゲネ前、音響のスタンバイが完了したあと、作業をしている舞監衆・照明隊をブースから見ていて、とても幸せな気分に包まれるのを実感した。
3ヶ月前の稲葉の「やりてえ」の一言に皆ここまで付き合ってくれている。
A4・4枚の企画書から、かくも立派な舞台空間が生まれてきた。
感無量ってのはまさにこのことなんだろうねえ。
はあ。

   ◆

素晴らしきのんびりやたち。
現場よりの声をお届けします。
最後に控えしはこちら。

制作・阿部千里。

やっとここまで来れた、というのが正直な気持ちです。
この二ヶ月で仕事に対しての自分の姿勢や考えがほとんど改めさせられました。
根気強く見守ってくれた先輩方、相方、そしていつも明るくて一生懸命な、一緒にいると本当に元気になれる一年生達あっての、今の私です。
明日の最後の仕込みと本番3日間、きっちり制作の仕事をやり遂げたいと思います。


   ◆

彼女はamp殿に次いで早くに企画への参加を言ってきてくれた。
とりあえず、役者にamp殿、裏方に彼女を得たことで、企画の遂行を決断した。
彼ら2人は前年の芸祭で芝居企画を仕切っており、確実な実績のある点で信頼していたのだ。

彼女の視線には底の知れなさがある。
基本的に無口というか大人しいが、しかし絶対に何かをしっかり見据えたような眼をしている。
これはすごいぞ。
稲葉は「いい格好しい」の男だが、彼女の前では本気でしっかりしようと思うのだ。
別に稲葉が普段はいいかげんってわけじゃないけど。
彼女がそこにいること、それをとても大切にしたい。

今回は由梨殿とともに制作をしてもらった。
皆からは見えにくいところで、しかし確実に仕事をしてくれた。
あまり言ってこないので大丈夫かなと思うが、いざ蓋をあけてみたらしっかり片付けられていたりする。
彼女のような人がいると、役者も裏方衆もそれぞれの現場に集中できる。
制作は大事だね。

   ◆

さてさて、カメラ5台が見守る中、最初のゲネが行われた。
意識をけっこうオペに持っていかれたので、稽古場ほど冷静に役者は見られなかったが、何とかなるという最後の確信を得た。
けあま殿もなんとかオペをやりとげた。
役者も裏方も、舞台が始まる前と途中の緊張感、終演後に一気に訪れる開放感、この感覚をもっと抱きしめて。
本番はもっともっとすごいから。

映像隊よりテープ10本を受け取った。
芝居が終わったら、夏休みに卒業制作と並行して形にしてみよう。
物井隊長始めとする映像隊、ありがとう。

   ◆

帰りはほとんど夢の中。
ホームでもふらふらしてるから危なっかしい。
ストアハウスの真下のたんぽぽ(漫画喫茶)で寝ようかなあ。

明日は午前中に手直し、正午よりラストゲネ。
このゲネでは今度は守谷殿がスチール写真をとってくれる。
ゲネ後、再び手直しをし、したらいよいよお客様がやってくる。
昨日・今日と時間が大いに押した。
お客さんは待ってくれないのだ。
ああここまできてしまった。

いざファイナルカウントダウン。

本番まであと1日!



2002年07月03日(水) 『のんびり日報』仕込み編〜素晴らしきのんびりやたち・7

仕込みじゃ。仕込みじゃ。
みなの衆、仕込め仕込めぃ!
いやはやなんとも。

ということでやってきた仕込み日。
8時半に江古田はさすがにきつい。
でもストアハウスって開くの10時じゃなかったっけ?
記憶違いかなと思いつつ行く。

やっぱり10時開きだった。
まあ…早い分には良いわいなあ。

照明の手伝いをするはずのところ、人が余っていたのでさっさとブースに入る。
4月のワークショップでリックノビョン殿に教えてもらった知識と、小屋見のときにコウジ殿より聞いた話のおかげで、すぐに出したい音を出せるようになった。
ただ、ちゃんとしたレベルチェックや芝居を通してのタイミングの練習は全然できていないけどさ。
あらためて、リックノビョン・コウジ殿両名に感謝する。
そんなわけで、音響・稲葉としては比較的余裕のある仕込みだった。

   ◆

パンチ張りの時にはブースを出て人海戦術に加わる。
仕込みの中ではこのパンチ作業が最も好きだ。
皆で賑々しくやる雰囲気が…かなあ。
2年前の『アカイマツリ』が思い出された。

今まで稲葉は役者として仕込みに参加してきた。
今回は演出・音響の立場で参加、ブースにあっていつもより高い視線から仕込みの様子をずっと見ていた。
時間的には派手に押しまくっていたが、それでも舞台ができていく様をリアルタイムで見られてとても有意義であった。

   ◆

現場の声、主演女優のお出まし。

青木由利子役・志佐知香。

天気が少しわからない時期。
青かった空が突然くもり、一瞬の雨でぐっと冷え込み。
心も少し、わからない時期。
楽しかった気分から突然へこみ、一つの言葉でぐっと悩み込み。
だけどそういう今だからこそ…へこんで悩んで、そして立ち直ったときに気づくんです。
「少し深くなったかな」って。

私はこの今が大好きです。
前は「しあわせ」だったのに。
しあわせは自分ひとりで味わえるけど、「大好き」はどうしても相手に伝えたくなる。
ひとりじゃ味わえない気持ちを感じているんだ。
…やっぱり少し、深くなったのかな。

そんなことを考えながら歩く帰り道。
梅雨明けも本番も、もう間近。


   ◆

仕込み中、楽屋で彼女と話しているとき、楽しそうに「あたし、全部出ましたよ」と言ってきた。
実は彼女は稲葉を除けば唯一の稽古皆勤者なのだ。
おうち、茨城なのに。
彼女は腕力こそちーとも無いが、体力と精神力には感嘆させられるものがある。
たいした女優だ。

役者は謙虚なほうがいい。
謙虚すぎるくらいでいい。
役者の自己主張はだいたい寒い。

彼女はこの2ヵ月、とても謙虚だった。
何度となく誉めても「いやぁあたしなんかまだまだ」と照れる。
そう、役者はこれくらいでちょうどいい。

で、仕込みの日に「あたし皆勤したわよ」とこっそりかわいらしくアピールしてくる。

そう、役者はこれくらいでちょうどいい。

ラスト10回の稽古、彼女は急に調子を上げ始めた。
4月からずっと観てきて気持ちのいい10回だった。
所沢で稽古していても、稲葉の言ったことを素直に演技に出してきてくれた。

『精一杯にのんびりと』は裏方にも役者にも恵まれた芝居であると思っている。
彼女はその中でひときわまぶしい光を放つ、稲葉自慢の主演女優である。

   ◆

さてさて明日は仕込みの2日目。

本番まであと……あと…2日!



2002年07月02日(火) 『のんびり日報』〜素晴らしきのんびりやたち・6

稽古最終週、最終回。

さあついに稽古最終回。
43番教室での活動を終えてあとは仕込んで本番を迎えるのみ。
やることはやったはず。
人事を尽くして何とやら。
明日は晴れる。

   ◆

本番間近現場の声6。

制作・渡辺由梨。

あと少しで終わってしまうのですね…。
長かったような短かったような気もするこの数ヶ月。
「どうしよ〜う」が私の心の中の口ぐせでした。
実際声に出して言ってもいました
でも実はただの口ぐせで、本当は落ち着いてる時もありました。
若い日々は、あっという間に過ぎて行くのですね。
棚からぼたもちですっ!


   ◆

昨日、稽古後に由梨殿たちとラーメン食べてコーヒー飲んだことは書いた。
その夜、稲葉も由梨殿も一晩中それぞれの家のパソコンの前にいた。
夜中の3時半に彼女より電話をもらい、1時間半も長電話した。
徹夜は孤独なものだが、この日は素晴らしい日の出を共有することができた。

実はこの芝居を始めるまで、彼女と話したことはほとんど無かった。
だから制作に名乗りをあげてくれたときも正直意外だった。
そんな彼女だが、稲葉以上に「のんびり」に時間を割いてくれた。
「私なんてぇ」と控えめだが、今回、制作の仕事はとても大きい。

今回のように濃い数ヶ月を過ごせば人間色々な変化が出てくる。
いちばん化けたのが彼女であったと思う。
3月から4月に新歓プロ員をやって変化が始まり、芝居の中でそれがはじけた感じがする。
とにかくよく笑ってくれるようになった。
最近いろんなことが楽しくなってきたんですよと電話の向こうで笑っている。

それだけでも、稲葉はこの芝居をやってよかったと思う。

   ◆

仕込み仕込み仕込み!
昨日は徹夜だったから今日はなるべく早く寝よう。
何時間寝られるんだろう。

本番まであと3日!



2002年07月01日(月) 『のんびり日報』〜素晴らしきのんびりやたち・5

稽古最終週、第43回。

はあいよいよ最終週かあ。
これまで何度も稽古最終週は迎えてきたわけだけど、今回はいつにも増してこそばゆい。
演出だから? 企画長だから? 卒業だから?
この1週間、晴れが続きますように。

   ◆

通しの稽古をべディック正・副両会長が見てくれた。
ご両所は撮影部隊として今回の芝居を撮ってくれる。
豪華にも5カメ体制。
全体固定とか上手サイドとか役者アップとか、サッカーのカメラ配置みたい。

感想を求めたらおおむね誉めてくれた。
でもやっぱり彼らは身内だ。
戒めのためにも誉め言葉は3割(いやいやもっと)控えめに受け取ろう。

   ◆

本番間近、現場の声��

関口健役・中澤匡智

「本番30日前をむかえて」からはや20日。
つまりは本番10日前でございます。
この日に至るまで個人的に色々ありました。
久しく大熱だして、薬をもらいに病院行ったら点滴と注射を打つことになったり、養成所の発表会の練習と被ってマネージャーと話し合ったり、うんたらかんたら……。
まあ、ホントにもう10日前ですし、肝を据えて望みます。

「精一杯にのんびりと」は普通の話です。
でも、本当におもしろいです。
見て下さいね。

中澤匡智


   ◆

「高校の友人に今回の役のこと話したら、『自分そのままじゃん』と言われましたよぉ」と彼は稲葉に言ってきた。
彼の演じる健はごく普通の男の子。
ただしどこか間が抜けているというか情けないというか頼りないというか……。
ねえ。
彼は前にも似た役をもらったことがあるようで。

初めて通しを観た物井殿が「みんなキャラが立ってる」と言っていました。
これは演出家へも役者へも通じる嬉しい言葉だ。
そして6役者の中でもっともキャラを創りやすかったのが健というか中澤だった。
天性のお茶目さというか、母性本能をくすぐるというか…。
彼の場合、それが決してうるさくないのだ。
得だなあ。

彼の強みは自分の役割を認識していることだ。
ストーリーの中で、自分が前に出るところでは大いにはしゃぐ。
これはまあどの役者もできること…てゆーかできなきゃ話にならん。

ただ、脇に回ったときの対処、これがなかなか難しい。
何かしなくちゃという義務感からか、目立っちゃいけないところで変に騒いで芝居を壊してしまうことがよくある。
が、中澤にはこれがない。
自分の出番が済んだらサッと身を引いて脇に徹し、次のメインに場を明け渡す。
これが芝居をスムーズに見せてくれる。

芝居のテンポを小気味良く創りあげるには、出て行くタイミングより退くタイミングの方が鍵を握っているのだなあ。
今回演出していて、中澤を観ていて気づいたことだ。

   ◆

池島ひろみ役・持木絵理子

殻。 殻。 から。 カラカラカラカラ……。(「池島くん、しっかりなさいませ」)
そうなのよ。
なんなのかしらね…。
うーん、何かに怯えて巣立てないコトリのようじゃ。
でも、なんだか昨日の練習で正式に巣立ちの準備が整いました。

〔連休、申し訳ないです。ごめんなさい。〕

さあ、飛べ。


   ◆

持木は稽古前半は足・ものもらいの通院で、終盤は家の事情で欠席回数がもっとも多かった。
当然稽古回数も他の5人と比べて少ないわけで、稲葉はこれが怖かった。
たとえ素晴らしい役者が10人いても11人目の役者が下手だったら芝居は崩れる。
観客はイヤラシイことに上手いのには鈍感で下手なのに敏感なのだ。

ただ、彼女の場合はちょっと異質。
確かに芝居を観ていて共演者との差を感じることはある。
だが、彼女が他の役者を引っ張っていくことが多いのもまた事実だ。
うーん不思議なヤツ。

普通、芝居は1度リズムが乱れはじめたら立て直すのは尋常でなく難しい。
しかし今回の芝居、立ち直ることがある。
1場が目も当てられないありさまだったのが、2、3場と進むにつれて良くなっていったりする。
調子が上向きになるきっかけはさまざまだが、彼女の奮闘がそれになることが多々ある。

ただしその一方で、やはり稽古不足が出ていい調子に水をさすこともしばしば。
良いときとダメなときのギャップがものすごい。
ハラハラするが演出としては面白い素材を持ったものだと思う。

波に乗れさえすれば、もともと華がある、彼女は強い。

   ◆

稽古後、コムギコ副会長・板倉参謀・由梨制作と大番ラーメン。
さらに物井会長も加わってミスタードーナッツでコーヒーをガバガバ飲みまくり。
芝居の話はほとんど出なかった。
家に着いたのは1時半だった。

今の時期、睡眠時間はとても貴重なものだが、稲葉にとってはこういう時間もまた貴重なのだ。
頭のキャパシティを超えることを抱え込んで、方々(特にともき舞台監督)に迷惑をかけてしまっている。
2時間くらい、芝居のことをまったく忘れて他愛のない会話に没頭するのもよかろう。
頭をリフレッシュして、明日以降はいよいよノンストップだ。

本番まであと4日!


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稲葉 馨

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