馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2003年12月31日(水) 仕事納め

大晦日であります。
おおつごもり。
もう終わります。

   ◆

今日も劇場に行ってきました。
仕事納めであります。

職場の劇場では毎年、年末ジャンボ宝くじの抽選会が行われるんですね。
そこにいらっしゃるお客様を相手にジュースやらサンドイッチやらを売るのです。

仕事を終え、同僚と少しお茶を過ごして、1年分のお疲れ様。
でっかいバナナパフェを喰ってやりました。
同僚や上司は実に良い人たちで、かなり恵まれた人間関係の中で働けています。
今年、彼らと出会えたのは幸せでした。

あとどれくらいの時間、彼らと働けるんでしょう。
稲葉の目標としては本業たる役者が波に乗って、バイト生活に別れを告げたいわけです。
それを言うなら、一刻も早く辞めたいというのが本音です。
別れるのは寂しいけれど、前向きな別れならば受け入れられます。

   ◆

今年も良い年でありました。
…と、ここ7年間ほど言い続けています。
毎年毎年、充分すぎるほどに楽しいことがあって、それなりに辛いことがあります。
こうした時に、稲葉は幸せ者じゃ、とふと感じます。

楽しい年には違いありませんでした。
ただ、学生だった去年までと比べると、少し落ちるかな。
落ちるというか、大人しめな1年でありました。

この1年、貴方はいかが過ごされましたでしょうか。
それでは、良いお年をお迎えくださいませ。

2003年 馨絵詞これまで。



2003年12月29日(月) 『ラストサムライ』

大学のサークルの後輩と一緒に『ラストサムライ』を観てきました。

先日、サークルの納会がありましたが稲葉は1次会だけで帰っちゃいました。
彼女とゆっくり話せなかったのが心残りでした。
今日、久しぶりにいろいろとお話できたのは収穫でした。
上映まで少し時間があったので、サンシャイン60の展望台に上りました。
遠くはスモッグがかかっていたけれど、天気は快晴で文句なし。

   ◆

彼女と話せたのは収穫でしたが『ラストサムライ』も大収穫でした。

なるほど、謙さん、良いですね。
彼の出ているシーンでは、これがハリウッド映画であることを忘れます。
日本が創った時代劇にトム・クルーズがゲスト出演しているという錯覚。

あげちゃいましょうよ、アカデミー。
もちろんゴールデン・グローブも。
ネタバレ的なことは書きませんが、謙さん最後の突撃は泣けます。

来年の正月、謙さん主演のNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』の総集編が放送されます。
なんどか観ている作品ですが、また楽しみになりました。

真田広之さんも良いですよ。
この人は殺陣がうまい。
言葉を交えてトムと理解を深めた謙さんですが、こちらは刀を交えることで友誼を深めていきます。
これぞ正統派、男と男の付き合いです。
真田さん、大学の先輩であります。
殺陣同士会OB。

   ◆

この時代劇役者として申し分ない2人に目をつけた配役担当、良い仕事してます。
ハリウッド映画ってスタッフロールに「キャスティング」っていうのがあるんですね。
よく知りませんが、役のイメージに合った役者探し、および交渉が仕事のスタッフでしょうか。
日本の時代劇のロールではこういうスタッフは見えません。

そういう仕事を担当している人はいるんでしょうけど、扱いが軽いですね。
ロールに載るくらいに重要視すべき仕事だと思います。
最近の時代劇の役者観てると特に。

もちろん主演のトム・クルーズだって負けてません。
彼が徐々に日本の暮らしに馴染んでいく様子には、嬉しさを覚えました。

嬉しさを覚えたといえばエンドロール。
「KEN WATANABE」が「TOM CRUISE」の上にあってトップ。
これは震える。
謙さんはクレジット順に強いこだわりを持っている役者さんだと聞いたことがあります。
実際のところは知りませんがね。
でも今回のは制作サイドの粋な計らい、だと信じたいところです。

   ◆

もちろん日本人の感覚で「?」と感じる部分も若干あるわけです。
外国人の好みそうな日本もごくごくわずかでありますが入っています。
でも許せる。
許せるというか、他の大部分がそんな些末事を心地よいほどにぶっ飛ばしてくれています。

最近の時代劇なんかより、ずっと真面目に真摯に創られています。
外国人にここまでやられっぱなしで悔しいっす。
立ち上がれ、日本の時代劇製作者たち!
軽くて小奇麗なのは食傷気味。
重厚で血と泥にまみれたようなドラマをそろそろまた創るんだ。



2003年12月27日(土) 筆納め

クリスマスも終わり、今年もいよいよあとわずか。
いかんともしがたいそわそわ感漂う年末の雰囲気が大好きです。
そわそわ。

今年は例年と比べて忙しい年末になっています。
バイトと稽古。
ふう。
そのため、年賀状の準備にてこずっております。
元日到着に黄色信号点灯。
ああ。

もし1月3日以降に着いたらごめんなさい。
謝るほどのことでもないんでしょうけどね。
相手よりもむしろ稲葉自身が納得いかないのです。

そして、稲葉に出してないのに稲葉から届いちゃったら本当にごめんなさい。

   ◆

来年分の年賀状を書くにあたって、今年いただいた年賀状を読み返しました。
めっきり会わなくなった人からのもあります。
そんな人は、今回出したもんかどうしたもんか、と悩むところです。
悩みはしますが、年にいちどのお葉書だけでも繋がりが残っているのは嬉しいものです。

また、小学校・高校時代の恩師の先生2人も、卒業してだいぶ経つのに葉書をくれています。
ありがたいことです。
年賀葉書を見るたびに、稲葉を応援してくれている先生に早くカッコいい報告をしたくなります。

さてこれから、ホットカーペットとちゃんちゃんこで暖を確保して、熱いお茶をすすりながら葉書の束に向かいます。



2003年12月25日(木) 寒空の下のお仕事

母方の祖母が退院しました。
年内に退院できました。
稲葉には入院経験はありませんが、でも年末年始は住み慣れた家で迎える方が良いに決まってます。

   ◆

ここのところ暖かい日が続いていました。
ぽかぽかしたお昼で、とても過ごしやすいクリスマスでありました。
これくらいで良いですよ、ほんと。

しかしまた寒くなりました。
東京では雪も降ったそうで。
ううぅ。

こんな寒い日は天気予報の予想最高・最低気温で一喜一憂。
赤い字で(+2)なんてあるとちょっと嬉しい。
青い字で(−2)なんてあるとちょっとイヤだ。
青い字で(−5)なんてあるととてもイヤだ。

   ◆

天気予報のキャスターには2つの形があります。
すなわちスタジオ系と屋外系。

稲葉はどうしても屋外系キャスターを応援してしまいます。
だって分厚いコート着て頑張ってるんですよ。
白い息を吐きながら「今日は寒いですよ」なんて抜群。
本当に寒いと口も回らなくなるだろうにねえ。

雨だろうが雪だろうが傘持ってお仕事です。
『ニュースプラスワン』の木原さん、お疲れ様です。
因みに木原さん、大学の先輩に当たります。
学科もサークルも稲葉とは違うんですが。

それに比べてスタジオ系キャスターはなんですか。
ノースリーブの服着たお姉さんに「冷え込みますので厚着を…」とか言われたくないです。
屋外カメラの寒そうな雨の映像見ながら「大変ですねー」って…。
こっちはこれからその大変な所へ出て行かねばならんのですよ。

なんか妙にくやしいんだよなあ。
スタジオの中でコート着てたら、まあ良いかな。
もし予報が外れたら、次の日はスタジオから出されちゃうってシステムも良いです。

同じ天気予報でも、外で頑張っている人の方が説得力があります。
そんな人をささやかに応援したい。



2003年12月23日(火) 阪本監督の試写会

天皇誕生日で祝日です。
そして、ある映画の試写会がありました。

   ◆

今年の5月末、阪本順治監督の撮影にエキストラとして参加していました。
撮影中の日記は下のリンクを参照くださいまし。
作品がめでたく完成し、試写会の案内を頂きました。
『この世の外へ クラブ進駐軍』とタイトルを少し変更しての公開となりました。

オダギリジョーさん、松岡俊介さんの舞台挨拶が急遽行われました。
予定にはなかったことで、会場は盛り上がってました。
もちろん阪本監督の挨拶もありました。

外国人エキストラが多い作品で、この試写会にも外国人が多く見られました。
だから監督や役者の挨拶をデイビットさんが通訳して話します。
このデイビット氏、撮影の時と比べて髪がふっさふさになってて驚きました。

監督も役者も、松竹の宣伝部長さんも手を腰の前で組んだ格好でマイクの前に立っているのに、デイビットさんは両手をポッケに突っ込んで仁王立ちで喋ってました。
文化って違うんだなあ。

   ◆

肝心の本編ですが、外国人エキストラのために日本語の台詞に英語の字幕が付いていました。
もちろん英語の台詞には日本語の字幕が入ります。
日本語なのにわざわざ英語の字幕が入るってのは少々鬱陶しいものがあります。
慣れてしまえばいいんですが、しばらくは戸惑いました。

英語の字幕は試写会のみのもので、実際には字幕は入りません。

稲葉も参加したクラブのシーンになった途端、字幕の気持ち悪さも吹っ飛んでしまいました。
たった半年前にたった5日間しかいなかったセットなのにね、むちゃくちゃ懐かしくて。
そうそうあの壁の色、床のにおい、所狭しと置かれたテーブルと料理。

このクラブは映画の中でメインとなる場所で、劇中通してもっとも長く流れます。

   ◆

さて懐かしさに浸ったら、当然次は自分の姿を探してしまうわけです。
たくさんのアメリカ兵の中を縫って歩く白い服着たボーイさん。
探しやすいっちゃ探しやすいんですがね。
あんまりはっきりとは映ってませんでした。
そりゃあ最初から期待はしてませんでしたが、それでもがっかりはします。

この現場で偶然一緒になった後輩がいます。
同じボーイさん、つまり同僚同士の役で共演しました。
彼も稲葉と同様に役者になるべく頑張っています。
頭が良くて面白い男で、彼と一緒だったために撮影がより楽しくなりました。

彼のほうはけっこうちゃんと映ってました。
主演の萩原聖人さんのアップの向かって右側、ピントはぼけていますがかなり大きめにそして長めに彼が映ってました。
いいなあ。

映画が終わった後に彼と食事をしました。
同じ夢があって、なおかつ立ってるラインもほぼ同じなので、悩んでることとかも似ています。
とても話がしやすい後輩の1人。
今回の現場で一緒になったのはまったくの偶然なんですが、でもたまに会って話をしたい男であります。
さらに願わくは、またどこかの現場で、今度はメインキャスト同士で出会いたいものです。

   ◆

参加したクラブのシーンは自分探しに気が行ってしまうのですが、それ以外の場面は純粋に楽しめました。
台本は読んでいたんですが、やっぱり映像が入ると段違いになります。
終戦直後、瓦礫の残る街の中で、楽器を担いだ若い男5人が手を取り合って気合を入れるシーンはカッコいいですよ。

まだ内容を詳しく喋るのは控えますが、最後の歌のシーンはぐっと来ます。
笑いの要素もバランスよく入っていて退屈しない2時間かと思います。

来年の春、全国ロードショーとなります。
もしよろしければ、足をお運びになってはいかがでしょうか。

阪本監督が舞台挨拶で、この映画の宣伝を頼むと言ってました。
こんな形で協力してみました。
面白いのは確かですよ。

   ◆◆◆

【関連記事リンク】
2003年5月30日『日活通い・♯1』
2003年5月31日『日活通い・♯2……外人相手の現場』
2003年6月1日『日活通い・♯3……休憩中♪』
 いずれも今回の記事の撮影現場にお邪魔した時のものです。
 懐かしいなあ。



2003年12月22日(月) 孫の代

稲葉 馨の日記『馨絵詞』1万3千ヒット達成。
ありがとうございます。
読者様よりのクリスマスプレゼントですかね。
ありがとうございます。

   ◆

あ、さて。
大学のサークル「日本大学芸術学部文化部連盟 B.D.C.演劇映画放送研究会」の1年間の納めとなる後期納会が行われ、OBとしてこれに出席いたしました。
にしても、長い正式名称だなあ、と現役の頃からつくづく思います。
提出する書類がある度にこの名称を書くんだけど、これが面倒くさくてねえ。

この納会は3年生の引退式という意味合いを持っています。
サークルの活動から身を引いて、来年の卒業論文(学科に寄っては卒業制作・計画)と就職活動に専念するわけです。
サークルが1年分若返る瞬間。

稲葉はこのサークルで会長を務めていました。
今年引退した部員たちは、稲葉が会長の頃に入ってきた代に当たります。
会長なんて不慣れな肩書きと闘いながら、でもそれを悟られまいと虚勢張って振舞いながら接した後輩たちです。

出会ってしばらくは、変にびくびくしたものでした。
しかし底抜けに気の良い奴らで、すぐに稲葉を楽にしてくれました。
一度そうなったら、あとは加速度的に楽しさが増していきました。

彼らと出会えたことはもちろんです。
それに加えて、部員である彼らを会長として迎えられたことは稲葉の自慢であります。
出会い方っていろいろあると思うんですが、彼らとのそれは最高なもののひとつ。

褒めすぎだな。
なんかむずむずするよ。

   ◆

そんな彼らが気付けば会長なんかをやっていました。
自分勝手な感想を言わせてもらうなら、手元を離れてしまった感じがして少々寂しくあります。
感じ、というか実際に離れているわけですが。

稲葉は今年の春に大学を卒業しているので、彼らが先輩として活動している様子は見ていません。
でもね、納会の空気を見る限り、彼らはとてもよくやってたんだろうと思います。

このサークルはここ数年で急激に人数が増えています。
2年前の稲葉は、後輩に思いきり担がれながら、のん気に先輩してました。
でも今くらいの大所帯になってしまうと、先輩として考えるべきことも多いんだろうね、きっと。
たいした奴らですわ、ほんとに。

   ◆

飲み会は形式的な1次会から、くだけた雰囲気の2、3次会と続きます。
まあ、1次会のうちから随分くだけてるんですけどね。
でもそれはそれで良いものですが。

ただ、大人数の飲み会が苦手な稲葉は1次会だけで失礼させていただきました。
したら後日、引退した代の複数名から、お話したかったのに…みたいなのを言われました。
いや、稲葉もいーろいろ話したかったんだ。
ごめんよ。

月並みだがな、お疲れ様。
んでもって、変な筋合いなんだが「ありがとう」を言わせてくれ。

卒業と就職、頑張れよ。
で同時に、残る1年間の学生生活を楽しみ尽くせ。

……だからそれを飲み会の場で直接言えっての。



2003年12月20日(土) お酒とリスク

ここのところ昼間がぽかぽか陽気で過ごしやすくなっています。
うん、これくらいが良いですね。

   ◆

こないだJR中央線に乗っていましたら、向かいに座っているお姉さんがゲロられました。
新宿ではお友達の女の子と楽しそうにお喋りしてました。
御茶ノ水あたりでお友達は携帯をいじり、彼女は眠そうになりました。
神田に近づいた頃、彼女はとたんに妙な動きを見せ、口から吐瀉物を床に…。
吐きっぷりがあまりに静かなもんだから、隣のお友達がなかなか気付かない。
向かいの稲葉の方が先に気付いてどうしたもんかと気をもみました。

ようやくお友達も気付き、ビニール袋の中の荷物を全部出してエチケット袋としました。
その袋の中に、彼女は第2波を…。

いやはやなんとも。

   ◆

胃袋を空っぽにした彼女はまた楽しそうにしてました。
忘年会ですかね。
それともクリスマスパーティーですかね。
なんにしても楽しい酒を過ごしたんですね。

彼女は苦しそうなんだけど、でも少し羨ましい…って思いました。
稲葉は下戸なので、酒で吐いたことはありません。
酒は嫌いだけれど、飲めたらなぁとは思うのです。
楽しくお酒飲んで、一度でいいから吐いてみたい。

稲葉は日常茶飯的に吐き気と戦っています。
電車内でかましそうになって、駅の便所へ駆け込んだこともしばしばありました。
こんな理不尽な吐き気ってないですよ。

どうせなら楽しい時間を過ごしてから吐きたいじゃないですか。

クリスマスだってのに、汚い話題でごめんなさい。
彼女は年末の正しい楽しみ方をしているようです。
とはいえ電車内、公共の場でやらかすのはよくありません。
お友達に迷惑かけるのもよくありません。

ほどほどに、ね。
お酒は楽しく飲みましょうや。



2003年12月18日(木) 控えおろう

なんでもテレビ局が開かれて50周年だそうで。
NHKさんを中心に各局いろんな番組で放送開始50周年記念と銘打たれて特番やってますね。
フジテレビは5日間続けて『北の国から』やってました。

といっても、毎年の年末特番とあまり違いを感じないわけですが。

   ◆

そんな中で稲葉が注目したのは『水戸黄門』。
テレビ放送50周年に加えてこの水戸黄門、なんと放送1000回。
凄いですねー、1000回もやってたんですね、あの番組。

現在水戸光圀を演じておられるのは里見浩太郎さんですね。
貫禄ある時代劇の看板。
里見さんは若かりし頃に光圀のお供である助さんを演じておられます。
わかりやすい出世だなあ。

この里見黄門は5代目なんですね。
稲葉が好きなのは2代目の西村晃演じる黄門さま。
とても上品な、でも威厳のある黄門さまでした。

因みに好きな助さんは里見浩太郎さん。
好きな格さんは伊吹吾郎さん。
ただし助さん・格さんのペアとして考えた場合はあおい輝彦助さんと伊吹格さんが個人的にベスト。
うむ。

   ◆

で、この日のスペシャル版はお祭りでした。
なにより出演者がすごい。
過去にレギュラーとして出演していて現在は降板している役者さんたちが大挙登場。
歴代格さんとして横内正・大和田伸也・伊吹吾郎の各氏。
この並びは水戸黄門ファンにはたまりません。

風車の弥七役の中谷一郎さん、うっかり八兵衛役の高橋源太郎さんも復活。
この2人、水戸黄門には欠かせないキャラでそれぞれ第1部、2部から出てる最古参組。
黄門様や助さん格さんが代替わりしても、ここは変わらないままでした。
しかし現在のシリーズには出ていないんですね。
やっぱり寂しいものがあります。

中谷さんは高齢の上に病気療養中で、新撮は無く、過去の映像の流用による登場でした。
高橋源太郎さんは本名を風間源太郎といい、芸名より本名の方がカッコいいという不思議な役者さんです。

   ◆

復活組のほかに森繁久彌さん・森光子さん・竹脇無我さんといった時代劇の大御所が並びます。
オープニングのクレジットだけでお腹いっぱいになるボリューム。
近頃の大河ドラマなんかよりずっと豪華な顔ぶれです。
森光子さんは矍鑠たる演技で今なお現役といった感じでした。
一方で森繁さんの衰えぶりが目に付きました。
喋れてないんだもの。
なんか観てる方が気を使ってしまう。
でも短いシーンでも出てくれたのはやっぱり嬉しいな。

お話のほうはいわゆる「お約束」が満載でした。
3時間で江戸から薩摩(鹿児島県)へと、いつにないハイペース道中。
パッチワーク的な感じでしたが、お祭りだから良いのです。

今回のお祭りはともかく、まあ水戸黄門に限らずですが、近頃の時代劇の作り方にはいろいろと不満もあるのは事実です。
でも今日は言いません。
とりあえず今はお腹いっぱいだから。

以上、時代劇に興味のない方にはさっぱりな日記でした。
お付き合いくださいまして、いつにも増してありがとうございます。



2003年12月13日(土) 街かどサンタさん・2人目

稲葉のおうちの近くにサティがあります。
でかいスーパーであります。
自宅と駅の中間にあるので、開店時間中ならば店内を突っ切って通ります。
雨や寒い日や暑い日なんかは重宝します。

1階には不二家さんがあります。
ケーキのお店。
ケーキのお店の隣でレストランもやっていて、入り口ではペコちゃんがお出迎え。
大きく可愛い頭をぷるぷるさせながらお出迎え。

このケーキ屋さん、クリスマス色を全面に出して華やかです。
ケーキも美味しそうなんだけど、プリンに惹かれるものがあります。

   ◆

さて、この不二家さんの前にサンタさんが立っています。
といっても人じゃありません。
お人形さんのサンタさん。
等身大の。

で、この等身大サンタさん、なんと動く。
くねくねクネクネ滑らか〜に動く。
ただのお人形じゃなかったのです。
ロボットサンタ。
メカサンタ。

これがねー、怖い…。
ひたすら怖い…。
等身大のボディが披露する澱みない動き。
でもその動きには意味がまったく無い。
ペコちゃんが頭部のみをぽよぽよ動かしている正面で、ヤツは全身をぽよぽよ動かしています。
愛想は振りまいてるんだけれど、目は笑ってないし合ってない。

初対面の時は人間かと思って近づいて、ロボだと分かった瞬間に仰け反ってしまったわ。
迷子の子供の前に現れでもしたら、泣くぞ、子供。

   ◆

そんなロボサンタ、やっぱり苦情が来たのか、こないだ見たらコンセントを抜かれていました。
動かなくなった彼、やっと普通に見られるようになりました。
ふーう。
不二家のペコちゃんの頭の動きが、活動停止したロボサンタを嘲笑っているように見えて面白いです。

コンセントを抜かれてから数日後の今日。
なんとロボサンタさん、上半身だけになっちゃってました。
腰から下が無い。
文字通り、無いの。

床からサンタさんがにゅうっと生えている。
奇怪なダンスをやめて、やっとまともなサンタさんになったと思ったのも束の間でした。
前にも増してオカルト色が濃くなりました。

これはどういうことだろう…。
メンテナンス?
こんどはペコちゃんの頭、恐怖に震えているように見えます。

クリスマスイブとその翌日には、いったいどういう姿になっているんでしょうか。
というか、イブまで彼は店頭にいられるんでしょうか。
ささやかに見守ろうと思います。

上半身だけでくねくね動くのだけはカンベンしていただきたいものです。

   ◆◆◆

【関連記事リンク】
2003年12月6日『街かどサンタさん』



2003年12月11日(木) 冬眠

いーよいよ冷え込みが厳しくなってきました。
やだよう。

おうちから駅までの道、強烈なビル風が吹くところがあります。
シャレになりません。
回れ右しておうち帰りたくなります。

『北風小僧の貫太郎』の歌は大好きです。
でも貫太郎さん本人は大嫌いです。
はやく北の国帰れ。
ところで「貫太郎」でよかったんでしたっけ?
「勘太郎」?
それとも「かんたろう」?
あれ?

   ◆

寒い時にありがたいのは地下鉄の通路です。
この中は暖かい。
暖かくはなくとも、すくなくとも寒くはない。
良いです。

稲葉が毎日通っている日比谷・有楽町・丸の内界隈は文字通り網の目のように地下通路が走っています。
有楽町駅着いてから職場まで地下通路オンリーで行けるのはありがたいことです。
劇場から本社に通う時も地下のみで可。
雨が降ってようが雪降ってようが、シャツ一枚でも大丈夫♪

稲葉はJRユーザーで、普段は地下鉄は使用しないのに、心は営団線さまさまであります。

地下鉄って、地上に出る階段で突風に襲われることが多いんですが、有楽町の地下出入り口ではそれがあんまり無い。
…ような気がします。

地下開発、大いに賛成。
おうちから東神奈川駅までの地下通路もできないかしら。
この辺、地下鉄、かすってもいないけどさ。

冬は土の中にもぐって冬眠するってのはまったく正しいと思います。



2003年12月09日(火) フセイン捕まる

日記の日付は9日ですが、フセイン元大統領がついに捕まりました。
なのに翌日は新聞休刊日。
あら。
キヨスクの新聞はどれもフセイン。
それか広末。
妊娠・結婚おめでとう。

   ◆

さて、フセインが捕まった日の日曜洋画劇場は『エアフォースワン』。
アメリカ大統領が勇敢にテロリストに立ち向かっていました。
タイマン・ガチンコで大統領の勝ち。
ハリソンフォード、カッコ良いなあ。

この映画のラスト、大統領の無事を知った閣僚たちが大喜びするシーンがあります。
フセインが捕まった時のホワイトハウスもこんな感じだったんだろかと思いながら観ていました。
「当機はこれよりエアフォースワンとなる」って勝利報告、カッコ良いなあ。

アメリカ万歳な映画なんですが、エンターテイメントと割り切って観たら確かに燃えます。
こういう時は野暮なこといわずに単純に楽しんだほうが得ですね。
コムズカシイ事はニュースや新聞観ながら考えましょ。

   ◆

フセイン元大統領は大人1人がやっと入れるような穴に潜んでいました。
たくさんのヒゲをたくわえていました。
身の回りには銃と現金、それもアメリカドル。
発見されたら無抵抗で拘束。

この状況、似てます。
オウム真理教の麻原彰晃の逮捕時と。
ま、麻原は銃は持ってなかったんですけれどね。

麻原は「グルである」って言ったそうです。
フセインは「イラク共和国の大統領、サダムフセインだ」って言ったそうです。
似てる。
ま、麻原は「撃つな」は言わなかったんですけれどね。

大統領でも教祖でも、独裁者の最後はあっけないもんです。
追い込まれたときの行動って、似るモンなんですね。
やっぱりゲンナマのお金って手元に置いときたいんですかね。

今回のニュースがどれだけ今後のイラクに関わるか分かりません。
大きく良い方向に進むかもしれないし、意外と影響無いかもしれないし。
ただ、これからイラクへ向かうことになる自衛隊にとって、少なからず追い風となったのは、まあ確かなようで。

大ボスは捕まっても、もうしばらくはイラクから目が離せないようです。



2003年12月06日(土) 街かどサンタさん

12月ということで、街中に電飾とツリーとサンタクロースさんが目立つようになりました。
悪くない雰囲気です。
うん、けっこう。

おしゃれな食べ物屋さんなんかだと、店頭でサンタクロースのお姉さんがケーキ売ってたりします。
トナカイ役のお兄さんと一緒にワイン売ってたりします。
どら焼き売ってるところもありました。
サンタクロースさんにどら焼きはどうだろう。
ま、悪くない雰囲気です。

   ◆

店頭でサンタさんが働いてるのは良いです。
サンタさんだったら金取らないで振舞わんかい、と思わなくもないですけれど、良いです。

新宿のとあるパン屋さん。
お店で焼いたパンが自慢のお店。
パンをこねて焼いてる姿がガラス越しに、道行く人に見える。
こういうの好きです。
パンの作り手が額に汗を浮かべて生地を叩いてこねて。
でっかいオーブンから焼き上がりのクロワッサンがいっぱい。

でもね、このお店、店頭だけじゃなくて厨房の中もサンタさんでした。
これはどうなんだろう。
暑そうだし動きにくそうだし。
なにより衛生面に不安が…。
厨房の中、3人のサンタさんが一生懸命にパンを作っていました。
うーむ。

まあ、余計なお世話なんですけど。
サンタさんでもコックさんでも、パンが美味しいならそれでけっこう、ですかね。

サンタさん、頑張れ。
頑張れ、サンタさん。



2003年12月04日(木) 携帯多謝

携帯電話を新しくして、はやくも1年経ってしまいました。
2代目の彼はこれからも毎日、稲葉のいちばん近いところで働いてくれることでしょう。

初代様は引退されたばかりの頃はまだ稲葉の胸ぽっけに入っておられましたが、今はさすがに外出は控えるようになられました。
机のポッケの中で悠々と眠っておられます。
たまにアダプタつないで起こして差し上げるのです。
つっても時計の機能しか示されないのが残念ですが。

   ◆

初代様から2代目に移ってから、ざっと30ほどメモリーが増えました。
この1年でお友達、30人できたわけですね。
うん、けっこう。
でも学生だった頃は春だけで30人軽く超えてたのになあ。

2代目には背中に2枚のプリクラが貼られています。
このプリクラの1枚目もそろそろ1周年。
とても大切な後輩たちの集合写真。
とても大切な写真なのに、かなり色褪せて剥がれかかってきちゃってるのが悲しい。
やっぱり毎日出し入れする携帯には大切なプリクラは貼らない方が良いようで。

何気なく使ってる携帯電話ですけれどね。
でも毎日ってのは実は凄いです。
稲葉がお休みの日でも、時計だのメールだので頑張ってますからね。
パソコンよりプレステ2より仕事回数は多いわけで。

たまに地面に落っことしちゃっても、健気に頑張ってるのは素晴らしいです。
タフだなあ。
もしプレステ2を腰の高さから地面に落としたら、たぶん1発でオシャカですよ。

毎日働いてる人に勤労感謝の日があるように。
携帯にもちょっと感謝する日があっても良いかもしれません。

だからってなにか特別なことするわけじゃないんですけれどね。

1日電源オフにして休ませてあげるとか?



2003年12月02日(火) 稲葉の疑問〜雑誌の数え方

今年も残すところ1ヶ月となりました。
いよいよ街にクリスマスツリーが目立ってきました。
丸の内のオフィス街も、木々に電飾を取り付けて、夜はとても素晴らしい光景になります。
寒いんだけれど癒されます。

   ◆

さてそんなわけで12月です。

まーだ12月だっつってんのに、発売された『週刊少年ジャンプ』は01号。
2004年1月1日号が発売されています。
うーむ。

なにも『ジャンプ』に限ったことじゃないんですけれどね。
雑誌の発行日はたいてい未来の日が記されてますね。
『ジャンプ』はおよそ1ヵ月先の日。
うーむ。

これ、どうしてなんですかね。
かなり長いこと抱いている疑問なんですが。
クリスマスツリーが出始めた頃なのに、「新年�癸娃院廚峠颪�れてもさー。
なんかピンときません。

どーしてどーして。
どーして雑誌の発行日は店頭にならぶ日にならないんですか?

記されるのが過去の日付ならまだ分かるんです。
雑誌はできたけれど、店にならぶのはまだこれからってこともあり得るでしょうから。
でも未来が記されるのは分からない。

やっぱり新年最初に売り出される号で「01号」とした方が気持ち良いじゃないですか。
この辺の事情をご存知の方、ぜひ教えてくださいませ。


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稲葉 馨

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