白月亭通信別記
老い先短い残照の日々、
おりふしの所懐を、
とりとめもなく書き留めて…

2001年08月29日(水) 男はだまって…

 「田辺聖子のエッセイ読んだか?」「いえ、まだよ」「ぜひ読んで見るとよい。夫婦とはこんなものだったのかと認識を改めるにちがいない」。田辺聖子女史のエッセイとは朝日新聞連載の「行くも帰るも浪花の夕凪」の「だんまり夫婦」(28日)のこと。レストランで夫婦らしい二人がもくもくと食事をしている風景を描いている。いつも寡黙にふるまっている私に不平タラタラのカミさんに対して絶好の教科書だと思って重い口を開いたのでありました。


 < 前頁  INDEX  次頁 >


白月 [MAIL] [HOMEPAGE]