外務省の公金横領の不祥事は底なし沼の様相を呈して来た。それとともに犯行の悪質さにアゼンとなる。きのう逮捕されて浅川某のモザイクがとれて素顔を見ることができたが風貌といい取材陣に毒づく言葉遣いといいあれはまるでヤクザである。4日の裁判で松尾克俊は「犯行がばれたらしようがない。その時まで突っ走るしかない」と覚悟して6億近い公金をフトコロに入れたと供述していたことが明らかにされたという。日本を代表する外務省の官僚たちの公民意識があの程度かと思うと暗澹としてくる。紀藤弁護士が「日本は近代国家とはいえませんね」とコメントしていたが「役人の子はにぎにぎをよくおぼえ」の江戸川柳がまだ生きている。
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