文芸春秋の9月号を本屋で手に取っていたが結局買わなかった。この号には芥川賞受賞作品(「土の中の子供」)が載っているのだが買っても読み通す意欲がわかなかった。若いころなら新時代を切り開く文学作品などに強い興味をおぼえたものだがすっかり年をとってこういうものに関心が薄くなった。謀反・刺客・弔い合戦というようなおどろおどろしい政治状況にも興奮しなくなっている己にいささかイヤケがさしている。