言の葉
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親から見せられた子供の頃のアルバム
もちろん微妙にセピアがかったモノクーム写真の中で なぜかにっこり笑っている自分を見た記憶はあるんだけど もちろんその頃の記憶なんて全くない
覚えているのは
その当時の自宅は ちょっと立派な玄関と並んで 普段使いの戸があったんだ で その戸を開けて家に入ると裏まで土間が続いていて 床は子供の腰高の高さになっていて その腰高の床にあがるために一段ぐるっと板があって 上がりかまちなんて呼んでいた その上がりかまちは幅50センチくらいで
覚えているのは その上がりかまちに横になって 泣きじゃくっている自分
何故泣いていたかというと いつも一緒に遊んでいた姉が その日から幼稚園にいくことになって 1人家に置いていかれてしまう自分が悲しくて いっちゃいやだって泣いて泣いて 過呼吸ぎみになって苦しくなって このまま死んでしまうのかななんて考えていたんだ
確か2年保育だったから 姉は当時4歳 とすると2歳の時の記憶なんだねこれ
子供の頃のことなんて ほんとに忘れ去ってしまったんだけど なぜかこのシーンだけはずっと覚えているんだ
昔の実家を思い出すと 決まってこの光景が胸をよぎる 甘酸っぱい思いとともに
今考えてみると 昔から泣き虫だったらしい(笑)
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