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2011年02月27日(日) 夏のもみじ

季節は確か夏だったと思うんだけど
前回の日記の次にある記憶が
夏
昼寝をしている妹

当然だけど冷房なんてものが世間にあるって
まだ知らない頃
夏になると実家はいろんな戸が開け広げられ
東と西と南が完全に風の通路となるような感じだった
ふすまで仕切られた部屋が3つほど続いていたから
ちょっとした広間みたいだったかな

その真ん中で昼寝をしている妹

夏といえば蚊だよね
まだ生まれてはいはいくらいしかできない妹のため
母親から「赤ちゃんに蚊帳をかけてあげて」っていわれて
当時3歳だったボクがその大役をおおせつかった


この赤ん坊用の蚊帳っていうのが
昔食卓の蝿除けにつかった蝿帳の一回り大きくしたようなもので
傘を開くみたいに紐を引っ張ると四角に広がるのが面白かった

で
無事妹に蚊帳をかけてみて
なんとなく自分もその中にはいりたくなって
蚊が入り込まないように気をつけながら
すやすやと寝ている妹の脇
赤ん坊用の蚊帳のなかにもぐりこんだんだ
さすがにちょっとでも気を抜くと蚊帳が持ち上がってしまう
床にぺったり顔をつけてみると目の前に妹の手

なんとなく握るととても温かくてやわらかだった
軽く握ったその掌をひらいてあげると
こんなに小さいのに
もうちゃんと指の関節も爪もあって・・・
なんとなく自分の縮小版みたいな感じがして
壊れないように
起こさないように
そーっと
でもずっとずっと握っていたんだ

子供心に
このちゃっちゃな手をした
自分の妹を
いろんなことから守らなくちゃって思いながら・・・



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