ESSAY
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2004年05月18日(火) ドレス試着の悪夢

友人の結婚式に招かれました。

いままで着ていたドレスは、別の友人の手作りのドレスで。
背中がけっこう開いていて、ワタシのイメージしたまんまの素敵な奴だったのだが、
3回ほど着用&クリーニングに出したらほつれだし、今回着れない、とあきらめた。


そこに『フォーマルドレスバーゲン』なるものが!
これはいかねば! フォーマルドレスなんて何回も着るもんじゃなく。
そんでもって高いときたもんだ。バーゲンで買うべき代物だよ、これは。


何枚か試着してみて、とあるドレスに着目。
薄パープルで、肩ヒモが細いものの、マネキンが着ている姿は優雅!
これこれ! これ試着〜(^^)

チャックがなく、すっぽり被るワンピース。
胸、ウェスト、尻、全てがジャストサイズ!!
ゆるくなく。きつくなく。ワタシのためにあつらえたのかしら! 
あー……。でも、お色がちょっとねー。
薄紫ってちょっと老けて見えるかも、ワタシ〜。 脱ご。


………………あれ????
…………………胸から上に脱げないんですけど…………。

やべーーー!! 
緊急事態発生!!
台風でひっくりかえった傘状態でビタイチとして動けねぇ!

うえーん! うえーん!!


気を取り直し、腕を抜いてみた。
ウェストでぐるぐる回るも肩から上、腰から下にどうしても脱げない。

浮き輪をすっぽりはめた子供のような、呆然としたワタシの姿が
試着室の鏡に映っているのをみたとき、

『おかーさーんッッ!! 助けて〜〜!!』
と心の底から叫んでしまいました。
(いやー、ピンチになると最後は母親を求めるんだなぁ、なんてちょっと意外に思ったり)


台風時の傘と、浮き輪と、何回かくりかえすたびにじっとりと滲むいやな汗…。
(次に試着するひと、ゴメン。ちょっと湿ってるね。マジ、脱げたらだけど)


ちらりと『なぁなぁ、やばくね? 破って脱いでトンズラかこうぜ』という悪魔の囁きがよぎる。



最後はなんとか脱げましたけどね。
ブラジャーはずして、小刻みに肉を移動させつつ、ゆっくり脱いだ!脱げた!!

やった!! 感動した!! オレってすごいよ!(ジーン……)


教訓::
もうね。チャックのないドレスは絶対試着しない!

 


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