井ノ本的
 written by 井ノ本R
 
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2003年10月08日(水) 「必死な顔」というのはこんな顔なのか

ハーイ!井ノ本です。

電車通勤しています。
御茶ノ水で総武線から中央線に乗り換えます。
利用したことがある方はおわかりかと思いますがこの乗り換え、えらい混雑します。
ホームにあふれる人人人。
見ろぉ!人がゴミのようだ!
自分も含めて

混雑してるから乗り換え損なうこともあります。
人を掻き分けている間にドアが閉まってしまう。
だからかだと思いますがかなり無理やりな駆け込み乗車が日常茶飯事。
小柄なおばあちゃんが末続選手並みのダッシュを見せたり。
階段から転がるように駆けてきたリーマンが閉まりかけのドアをモーゼのように抉じ開けたり。
モーゼは勝手に割れるのか
まあモーゼに訊こうにも術がないのでこのままいきます。

閉まりかかったドアに体当たりする人はよくいます。
ドアが開いたり開かなかったり。
でも人間の身体だと厚みがあるからか、はさむと必ずドアが開きます。
この場合電車が何もなかったように出発することも多し。
しかし荷物を出してドアにはさませようとする人がいるんですよね。
無理くり乗ろうとするのは気持ちはわかりますが勘弁してほしいです。
なんかへんなのはさんだりすると安全確認とかされるから足止め喰うんだもん。
迷惑。
あぶないとかいうのもあるけどやっぱ一番は迷惑。
なんでいきなりこんな話をしているかというと、
久々にすごいの来ちゃったからなんですね。

そのときわたしはドア脇に立っていました。
発車のベルがいらいらするほどに鳴り続け駅員さんは魚河岸のように声を張り上げてドア閉めるから乗るなと言っています。
しかしやってきた。
年のころは20代後半から30代前半の女性。
見た感じはわりと地味。
しかし行動はアグレッシブ。
駅員さんをはねのけて
持っていた紙袋を振って
ドアに
はさんだ!
しかし
はさまれたのは
紙袋の
持ち手の部分だ!
電車ははさんだことに気づかず
なんとそのまま
走り出した!

女性の顔がもうすんごい感じに歪みます。
ドアの向こうなんでなに言ってるかはわかりませんがわめいています。
そんなに大切なものなら胸の中のたいせつな箱にしまっておけよ…
つうか
電車止まってんだよ!
お前の紙袋のせいで!!
車内からはそんな無言の重圧に満ち満ちた視線が。
しかし女性は気づいちゃいません。
まあそういう空気を読める人なら紙袋で電車のドアを開けようとはしないでしょうね…
せめて傘とかバッグだよな
まあやっちゃいかんのですがほらいろいろとね
とかなんとか思っている間も電車は止まったままです。
駅員さんがやってきます。
女性はもうほんとにSFXのように歪んだ顔でわめきます。
まるで被害者のような顔。
そりゃたいへんですね大切な荷物かもしれませんしね。
でも
被害者は足止め食ってるこっちなんだよ!
だんだん腹が立ってきます。
車内のひとたち全員に足止め食った時間を返せと言いたくなります。
つうか言いたい。
言おうかな。
言っちゃおうかな。
言うか
あっ
ドアが開いた。
そしてドアにはさまれていた紙袋が落ちそうに
なったところを女性がひったくり
「ごめんなさいって言えばいいんでしょ!」
と車内に向かって。
その顔はますます歪み。
すごいなこんな顔どんな俳優にだって作れないよ。
なるほど絵に描いたような「必死な顔」ってこれか。
心にメモメモ
ってかおいこら待て!
今の発言後半部分いらないだろ!
いくら余裕がなくなってるからってそれはないだろおいこら!
このときほどわたしは自分が屈強な男性でなくてよかったと思ったことはありません。
もしそうだったら絶対ドア抉じ開けてとっつかまえて首根っこ掴んで車内のひとに土下座させる。
と思っている間に女性は走り去ろうとし
駅員さんにとっつかまって
なにやら一筆書かされていました。

なんだ乗客がキレる前に駅員さんがとっつかまえてくれるのか。
しかしあの一筆の内容はいったいなんだったんだろう。
あの女性の普段の表情はどんなかんじなんだろう、ってのと同じくらい気になってしょうがありません。

ちなみにその電車はとちゅうでどっかの駅で人身事故が発生したとかでまた止まりました。
事故をおこしたひともやっぱり一筆書かされるんだろうか。

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