2003年11月04日(火) 前向きさを間違えるなといろんなバンドにいいたい
プレーゴ!井ノ本です。 棚の奥からフリッパーズギターのCDが出てきてあまじょっぱい気分
スターセイラーというバンドがありまして。 UKの新人(?)バンド。 友だちが「ポスト・ミューズ」として期待していた大仰系でした。 大仰系についてはおいおい書きますが、 簡単に言うと無駄に大仰にストリングスとか入れちゃったり大仰なアレンジをいれちゃったりこぶしをブンブン回したりして無闇に大仰な音楽をやってるバンドの総称です。 極めればクイーンみたいになるのかなあ。 現役ではミューズがいっとうおかしくて大仰でいいのですが。
で、スターセイラー。 ファーストアルバムがいい感じにそれっぽかったのです。 なので期待したわけですが、 2枚目が出まして。 聞いてみたらばこれがまあ。 大仰さが薄れているんですよ。 なんかギターとかかき鳴らしちゃってて。 フッツーのちょっとイケてるukバンドみたいなのに成り下がっていたのです。 トラヴィスとブルートーンズ混ぜたみたいな。 すげえダメ。
いけてない演歌みたいな大仰さとショボさの混在こそ大仰系の真骨頂なのです。 なのになんだこれは。 小粋をめざしやがって。 けしからん。 ちょっと小粋なukバンドなんてつくだににするほどいるんですよ。 なぜいまさらそこに参入せんとするのか。 それに、デビュー作が大仰だった時点でおまえらはそこで勝負する資格を失っとる。 1作目を楽しんだひとたちはこんな展開望んでねえぞ。 もしかして1作目のような大仰系が受け入れられるマーケットは大きくないと踏んだのか? 自分たちの方向性とか音楽性とかそういう小賢しいことを考えたのか? そんなもんなくていいのにね。 つうかないからこそいいのにな。 それを割り切れず自分らしさとかについて考えたのか? そのわりにはよくよく聴くと、中の方には1作目の面影がある。 ダメだほんとダメだ! どっちかにしろ! とにかく、何かを変革しようとする感じ、前作から脱却しようとする感じ、がダメ。 そういう前向きさはいらん。 もっと突き詰めていく方向性で前向きになれ、といいたいです。 がむしゃらになれと。 なんで前向きとなるとバンドたちは方向転換に走るのか。 それは前向きではなく横向きなのですよ! 自分が向いてる方向が前なんだ!そのまま進め!といいたい。
またひとつ楽しみが減ってしまってわびしい井ノ本でした。
あとはThe Darknessに期待するしかないかな… ミューズの偉大さをかみしめる今日この頃
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starsailor http://www.starsailor.net/
The Darkness http://www.thedarknessrock.com/
MUSEは偉大だなあ http://www.muse.mu/ |
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