井ノ本的
 written by 井ノ本R
 
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2003年11月07日(金) mogwaiを見るためだけに台湾に

行こうとして行けませんでした。
そんな負け犬井ノ本がおとどけする井ノ本的。
今日はmogwai来日公演の話を。
すごくすごーーく楽しんだので一部わけのわからん表現がありますが見逃してください。

渋谷AXの2DAYS、2日目に行きました。
ほんとは両方行きたかったのですが仕事の都合で泣く泣く断念。
職場が渋谷だったらいけたのになあ
そういう問題じゃないか

いってみたらぎゅうぎゅうでびっくり。
聞けば当日券は出なかったのかすぐ完売になったかだそうで。
mogwaiファン、増えてきてますねーうれしいな。
毎年来日してくれないかなー
とかなんとか夢想するわたくし。
フジロックいけなかったりしてたのでmogwaiのライブは2年半ぶりくらい。
ワーもうすぐmogwaiだー
楽しみだーワーイ!
mogwaiのライブはほんとうにすんばらしかとですよ!
アー今日来ることができてよかったー

前座はenvyでした。
普段envyは新宿アンティノックとかみたいなせっまい音がそんなよくないとこでライブしてるのでAXみたいな大きいところで見られるのはうれしいです。
しかも好きな曲ばかりだったのでうれしい。
演奏もよかった。

そしてまた落ちる客電。
mogwai登場。
ギターの音。

そして轟音轟音轟音!
至福!
アーーーーー!
すっげー!

mogwaiは基本的にインストルメンタルバンドです。
たまーにボーカルが入りますがうたはほとんどありません。
ギター3本とベースとドラムとパーカッションが黙々と演奏する姿はいたってふつう。
そのへんのおにいちゃんたち。

しかしなんなのでしょうこの音!
音!
音は!

違うんですよ何かが決定的に違うの。
いろんなライブを見てきましたし爆音轟音バンドもいっぱい見てきましたが、
もう次元が違う。
こんなにものすごい轟音なのにこんなにうつくしくてこんなにクリアな音を他で聞いたことがない。
そしてなんというか轟音だけではないのです。
ドラムもベースも3本のギターもそれぞれが欠くことあたわざるものなのです。
すべてが渾然一体となってつくりだすなんかこう尋常ならざるなにかとてつもなくうつくしく途方もなくひろがる空間みたいな。
なんかこう見えないものが見えるような感じなのですよ。
しかも音の鳴り方が違う。
ふつうのライブの音は耳から入って頭の中で鳴ります。
でもmogwaiは違う。
ぜんぜん違う。
音が皮膚から入ってきてなんか内臓の中で勝手に鳴り出す感じ。
延髄のあたりとか肺の底とかが。
体中が音にとりこまれるような感じ。
自分が音の中にとりこまれていくような不思議な感じ。
もうほんとに幸せなのです気持ちがよいのです。
あまりに気持ちがよすぎて轟音の中なのに眠ってしまいそうになるの。
あーもうこんなことを言っても本当に意味がないまったく意味がない。
とにかくそこにあるのはうつくしーい轟音ばかり。
ただただ至福のとき。
なんかもう最後の「2 rights make 1 wrong」「mogwai fear satan」、アンコールの「My Father,My King」のあたりではライブが終わらないような気さえしてきました。
世界が終わるまで鳴ってたらいいのに!という。
最後の最後まで鳴り続いていたフィードバックノイズがあまりに幸せで。

mogwaiは雑誌とかでよく「ポストロック」とか「音響系」とかいわれてますし、
CDで聞くとたしかによくできたスタジオ盤なのでライブより音源かと思われやすいようなのですが、
ちょっとでも興味があればぜひぜひライブに足を運んでほしいです。
つうか未経験のひとは人生で損をしてると思う。
もったいないですよmogwaiを生で見られるのに見ていないなんてー
あの言葉にできないものすごい幸せな気分は何にも代えられない。
ほんとすばらしいですmogwai。


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mogwai official web(なぜか今ケロッグの写真がトップに)
http://www.mogwai.co.uk/

音源はどれもこれもすばらしいですが初めて聞く方は「come on die young」が入りやすいかと思います。
つうか全部買え全部聞け。

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