井ノ本的
 written by 井ノ本R
 
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2003年12月06日(土) ピエヌに放置プレイ☆

流し目プレイってなんだよ。井ノ本です。

昨日→ちょろっと書きましたが、最近の資生堂ピエヌはどうなんだろうと思います。
色はいいんですけどねー。
(資生堂は昔からブランド問わず、色はいつもいいのを出してくると思います。さすがだなーと思う)
なんかどんどんモノが悪くなってきてるような気がするんですが。

こういうのって多ブランド展開してるメーカーの宿命なのかなあという気もしますが、ピエヌはいますごく中途半端なところにいるんだろうなあと思います。
10代とかの子はマジョリカマジョルカとかにいっちゃうんだろうし。
ある程度年がいくと外資やクレドやザ・メーキャップがあるし。
トンガったのがよければアイディがあるし。
20代女子大生〜OLを狙いにしてるのかなあ?と思うんですが。
うーんそれにしてもなあ。
まあ簡単に言っちゃうと半端なんですよね。

色はいいのでたまに買ってみるんですよ、ピエヌ。
でもそのたびにがっかりする。
モノがいまいちなんですよ。
ここ数年とくにひどくなってきた気が。
粉とびしたりへんなふうに色落ちしたり。
ネイルだったらびっくりするほど乾かなかったり、びっくりするほど色が出なかったり。
あえてこういう半端な質のものを作る理由がわからんち。
結局人にあげてしまったり捨ててしまったり。

前のブランド「レシェンテ」のときはそれなりにアバンギャルドだったりもしたような気がします。
しかし当時ってまだ外資の化粧品がえらい高価だったんですよね。
シャネルの口紅5000円とか。
だから外資=マダムないし富裕層、もしくは化粧品好き、国内=一般ユーザー、というすみわけがなんとなくあったような。
だからこそいろいろ試せたし試す意味もあったのかなあとか思います。
ピエヌも最初は「メイク魂に火をつけろ」っていうキャッチコピーで、かなりトンガった商品展開でしたからねー。
限定とはいえ真っ黒の口紅とか出してたし。
それがたしか一色紗英の「メイクはミーをハッピー」あたりから方向転換してなんつうか無難な感じになっていったんですな。
そして梅宮アンナによる暗黒期(アンナのせいというより商品があまりにあんまりだった)を経て現在の伊東美咲にいたる、と。
で、伊東美咲になってからどんどんわけのわからない方向へ。
キャッチコピーの迷走っぷりも商品の迷走っぷりをあらわしているような。
昔はそれこそ「メイク魂に火をつけろ」とか、心に残るようなインパクトのあるコピーだったのになあ。
「ボインな口づけ」とか言われても…。
うーん。わからない。

あ、もしかしてこれってDSの台頭と関係あるのかな。
再販価格がなくなったから、今はマツキヨとかでピエヌが3割引きくらいで売られてたりしますよね。
だから実質的に希望価格の30%オフくらいで売られている。
マジョリカマジョルカのアイシャドウが(なぜか値引き禁止らしく)定価の500円で売られている脇で定価1000円のピエヌのアイシャドウが700円くらいで売られてるとしたらまあ中高生も余裕でターゲットになりますね。
ちょっと大人っぽい感じにしたい中高生(ちょっと、がポイント)にとってはいいかもしんまい。
そう思うとあの半端な値段もわかるような。
あの脱力感あふるるコピーもわかるような。
あの子供だましな質も理解できるような。

しかし実際問題資生堂のブランドたちはちゃんと共存できてんのかな。
おもいっきしカニバリゼーション起こしてる気がするんだけど。
どうなんですか資生堂さん。
つうかわたしの考える勢力図と実際はぜんぜん違うんでしょうか。
教えて資生堂!
といったところで絶対教えてはもらえないのでしょうが。

とかいってるわたしは資生堂から見たら「ピエヌを卒業しアイディやクレドポーに移ることが見込まれるユーザー」ってことになるんでしょうけども。
資生堂製品を何がしか買ってればそれでいいのか
いいんだろうなー
だからあんなにブランドを作っちゃディスコンにしてんだろうな
結局資生堂ののろいからは抜けられないわたくし

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迷走するピエヌの広告たち
http://www.shiseido.co.jp/pn/html/history.htm

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