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幽霊が多すぎる/ポール・ギャリコ
2001年09月09日(日)
遠征に何を持っていくか迷ったんだけど、この前に翻訳を読んでたから、このスキに翻訳ものを読んでしまおうと思って(笑)(翻訳ものって、読み慣れてないと読みにくくない?)

ポール・ギャリコを初めて読んだのは、「ジェニイ」だった。少年が猫になってしまう話で、ほんとに名作。ぼろぼろ泣いた。
その後「まぼろしトマシーナ」「ほんものの魔法使い」を読んだ。どれもおもしろかった。
というわけで、数ヶ月前に何か文庫を買いたくてうろついてる時に、目について買ってみたのが、「幽霊が多すぎる」。あらすじを読んで「マチルダ」とどっちを買おうか迷ったんだけど、結局こっちに。でも、その時は買ったくせに読む気になれなくて、そのままになってしまっていた。

貴族の屋敷で起きた幽霊事件の謎を、心霊探偵が解く…という、ミステリ。ポール・ギャリコというと、「大人の童話」と評されることが多いけれど、これは本格的にミステリ。
でも、正直言って、ちょっと退屈だった。ワクワクしない。なんというか、会話ややりとりが、古い作品(1959)なんだなあという雰囲気がした。

でも、かえってこの人の他の作品を読みたくなったかな。当たり外れがありそうだけど。


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