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親指Pの修業時代(上・下)/松浦理英子
2001年10月21日(日)
女の子の右足の親指が、男性器になってしまうというすごい話。
旅先で本屋をうろうろしているときに、ふと目に付いたので買ってみた本。確か、徹ちゃんがこの人の本をよく読んでるって言ってた気がしたので。(もしかしたら名前の似てる別の人だった気もするけど)
とてもおもしろかった。すごい話なんだけど。妙に理知的に感情とかを分析してるので。なんていうか、物語の中に入り込んでおもしろいと思うと言うよりは、登場人物の思考や行動に、へーと思ったり思わなかったり。とても、興味深かった。
主人公の女性は、鈍感というか淡泊というか、人に対してあまり強い感情を抱けない性質で、そのために友だちや恋人から、想いが薄いって責められたりする。
私は…責める方の人かもね(苦笑)
醜いってよく思うけど、選ばないことなんて考えられない。私は選ぶ。辛くても、選ばなくてはいられない。

私は誰かのことを特別に想う。
私は誰かに特別に想われたい。
人はたくさんいるけど、なかなかそんな人はいない。
私はどこへ行けばいいんだろう。
大切なものはひとつだけ?


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