.....PAPER MOON
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好きなタイトルの話
2001年11月09日(金)
私はめもらいずでも日記を書いていて、めもらいずにはテーマ日記というのがあるのですよ。そのテーマの中に「読書好きに50の質問」というのがあったので、私もやってみた。あちらのテーマ日記なのであちらに書いてあるから、よかったらそっちにもどーぞ。→Cry for the moon

で、その中にすごいと思ったタイトルっていう質問があったのね。
そこで、ここでは私の好きなタイトルをいろいろあげてみたいと思う。

「小説のタイトルは難しい。一説には、小説が六割、タイトルが四割で小説全体を決定するとも言われている。」
これは、「三月は深き紅の淵を」(恩田陸)の中の一文。タイトルというのはけっこう重要なのよね。
あと、小説と漫画と歌は、それぞれまた違う傾向と趣があるよね。ここでは、小説と漫画のタイトルにしぼって。

ちょっと長めのタイトルというのはかなり好き。
「三月は深き紅の淵を」はすごい好き。長めのタイトルというのは、意味がよくわかる文章よりも、ちょっと不思議な方が興味をかき立てられると思うんだよね。
「七宝綺譚」シリーズのタイトルも好き。「眠れる神の長き不在」とか。
「春にして君を離れ」もすごい好きなタイトル。すごくせつなげでいいタイトルだと思う。これ、今は読みかけなんだけど、詩の一節らしい。
「飛ぶ夢をしばらく見ない」も、ちょっと不思議な雰囲気を醸し出してる。
「アンドロイドは電器羊の夢を見るか?」というのも、なかなかすごいタイトルだ。
「月は無邪気な夜の女王」っていうのも遊び心があって好きだった。

漢字でどーんと来る(なんだそれ)タイトルも好き。四文字熟語的な(笑)
○○物語とか○○綺譚みたいなの、オーソドックスだけどけっこう好きだったりする。「十日物語」っていうタイトル、中味と相まってなかなか好きだった。
「二分割幽霊綺譚」とか。
あ、「夜嬢帝国」って実はすごく好きなタイトルだった。なんかすごいと思って…。十夜とお嬢の話なんだよね。お嬢っていうのも、今考えるとすごいんだけど(笑)

○○と○○っていうのも好きなパターン。
「薔薇とダイナマイト」とか「月とサンダル」とか、「KISSと海賊」なんてのもあったな。これは組み合わせが絶妙。一見、かけ離れて見えるものを、"と"でつなげてるあたりが。
「死と彼女とぼく」もすごいと思うわ。
すごいどうでもいい話だけど、昔「天使と冒険」というタイトルを見て、その"と"はandの意味なのかwithの意味なのか…とすごく悩んだことがある(笑)

森博嗣のタイトルはいつも上手いなーと感心させられる。「すべてがFになる」もすばらしいし、「封印再度」とかびっくりしたし、おもしろい。タイトルだけでも楽しませてくれる。
反対に、タイトルをもうちょっと…と思わせられるのが小野不○美。これは彼女の本を買っている人ならわかると思うけど…タイトル憶えられない(苦笑) 特に悪霊シリーズね。なんであんなかなあ。あ、「東亰異聞」は好きだった。

今思いつくのはこんなもんでしょうか。もう眠いので寝ます(笑)


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