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GLASS HEART 熱の城/若木未生(集英社コバルト文庫)
2002年08月19日(月)
今日はオーラバの新刊(と言っても半年くらい前に出た)も読んだりしたんだけど、そっちはまあいいとして。(ひどい)
グラスハートっていうのは、バンドの小説なんですね。最近のこの人は文章が壊れちゃってて、いつも閉口するんだけど、このシリーズはまだマシかなあと。私は、イマドキの子たちの言語文化味わいたくて読んでるんじゃないですからね。。
それはまあいいとして。

誰か一人の人間を、「自分のもの」だって思ったこと、ありますか?
「自分のものになればいい」と思ったことありますか?
主人公の女の子が、2回も、そんなようなことを思うんですよ。しかもそれぞれ別の男性に(笑)
たとえば、母親だったら、自分の子供に対してそう思ったりするんだろうか。
その感情が理屈として正しいか、そんなことを思うことが正しいか、ということはおいておいてください。自分の中の感情の問題だから。
そんな重いものは要らない、と思いますか?
私はまだ、自分のものだと思った人はいないんだけれど…。
欲しがりは、痛いことだね。
でも、痛いのは刺激。刺激は、楽しいことでしょう?


ずっと同じものを見つめ続けることは、難しいね。
ましてや、そばにないものをずっと同じ気持ちで思い続けることは、難しい。
でも、気持ちがすり減って、どうしても離れたいと思わなければ、
納得できない。
色褪せてしまったらもったいない、キレイなまましまっておく方がいいと言うけれど、
色褪せるくらいじゃないと、納得できないよ。
色褪せるのを見届けたいのよ。
自分が要らないと判断できるまで、私は思う存分持ち続けたい。
重いものでも、持ってみなければ、わからないじゃない。
頭悪いから。


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