| .....PAPER MOON |
| .....HOME .....MAIL .....OLD .....INDEX .....NEW |
「ささらさや」加納朋子/「コンセント」田口ランディ 2003年01月25日(土) 久しぶりに図書館に行ったんですが、借りたかった本はなくてがっかり。まあ、人気作家の新作ばかりなのでしょうがないです。なので、日本人作家の棚を「あ」から順番に見ていって、数冊借りてきました。 家に、読んでない本がたまってるんだけど…。シリーズものの読みかけが多いんですよね。やっぱり、本読みたい!っていう時には、一冊で終わってる本がいいです。やっぱり、そういう本の方がカタルシスを感じられます。シリーズものも好きなんですけどね。 あ、そういえばだいぶ前に、漫画は読み切りがいいか連載がいいかなんてことを書きましたね。 「ささらさや」 雑誌で特集記事を見てから、読んでみたかった作家なので。 ダンナさんが交通事故で亡くなって、幽霊になって奥さんと子供を見守るというお話。連作短編集なんですね。血なまぐさくないミステリです。 読みやすいし、好印象です。でも、もっと読みたい!と強い気持ちがわいてくる程ではなかったですね…。もう一冊借りてきてあるので、それは読みますけど。 「コンセント」 この人の短編集(「ミッドナイトコール」だったかな?)を一冊読んだことがあるんですが、何がおもしろいのかさっぱりわかんなかったんですよね。でも、これは話題作だったから読んでみたかったんです。 あらすじとか読んで、もっとエキセントリックな話なのかと思ってたら、割と足が地についてると思いました(笑) あの、終わり方は壊れてるっぽく見えるけど、これってすごく理性的に壊れてるものね。もっとぶっとんでる人は詩みたいに、わけわからない世界にいっちゃうから。これは、わかりやすいなあと思って読みました。 最初の方は、真夏に放置されてた死体がどーのこーのという描写が出てくるので、ちょっと気持ち悪くて、そういうので気を引こうとしてるのかと思ったけど、そうじゃないんですね。ちゃんと理屈つけてくれてる。 まー、おもしろかったか?と言われると、あっそう…、って感じなんですけど(笑) |