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「魔法がいっぱい」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
2008年06月10日(火)
大魔法使いクレストマンシーシリーズ外伝。短編4本を収録。
どれもおもしろかった!
これで、翻訳されてるクレストマンシーシリーズはおしまい。寂しいなあ…。

「妖術使いの運命の車」
魔力をクレストマンシーに奪われてしまった妖術使いが、違う世界へ行き人生をやり直そうとして銀行強盗をするのだが…。車で逃げようとして道端の車を盗んだはいいが、動かし方がわからない、交通ルールもわからない、おまけに少女と犬が乗っていた…。
ドタバタな感じで楽しかった。

「キャットとトニーノと魂泥棒」
クレストマンシー城に連れて来られたトニーノ。今まで一番の年少者としてみんなに面倒を見てもらっていたキャットは、その座を奪われておもしろくない。しかも、クレストマンシーはキャットにトニーノの面倒を見るように頼んでくるのだ。ゲイブリエルの見舞いを頼まれて、二人で出かけたはいいのだが、帰りの馬車で記憶を奪われてしまう…。
キャットのその後が見られてちょっとほっとしました。元気にやっているようでよかった。

「キャロル・オニールの百番目の夢」
売れっ子夢見師のキャロルだったが、突然夢が見られなくなってしまう。クレストマンシーに会いに行ったキャロルだったが…。
夢を物語のように売るというのが、すごくおもしろいですね。巻き取り機ってどんなんなんだろうとか考えると、うっとりします(笑)

「見えないドラゴンにきけ」
なにもかもがきっちりと決められた世界で、破壊の賢人が生まれた。その破壊の賢人である子どもタスパーは、父親によって忘却の珠に包まれ異世界へ移される。珠に包まれたまま数年が過ぎ、クレストマンシーが珠の中から彼を救い出した。異世界で成長していくタスパーだったが…。
神話のようなお話でした。予言と時の齟齬など、よくできてるなあと感心。
★★★☆


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