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『物語の作り方 ガルシア=マルケスのシナリオ教室』ガルシア=マルケス 2011年02月20日(日) ガルシア=マルケスとプロのシナリオライターたちが、話し合いながら映画の脚本のあらすじを作っていく様子をまとめたもの。一人が物語の核になるアイディアを話し、それを元にみんなが展開の細部を語っていくんですね。えー、そんな展開?と思う予想外な展開を見せるものもあれば、おもしろそう、と思える展開もあり。おもしろかったです。 笑ってしまったのが、以下の部分。 デニス「できればコメディーにしたいんですけど。」 ガボ(ガルシア=マルケス)「なんだって! どうしてもっと早く言わないんだ。」 てっきり悲劇的な話になるのだと思って読んでいたら、いきなりコメディーかよと(笑) ガルシア=マルケスが驚いてるのも笑ってしまった。 ただ、お国柄が出ているところが多くて、日本人である私にはぴんとこない部分も。 あと、やっぱり脚本て大変だなと思いました。脚本は、脚本家のものではない。映画「ラヂオの時間」はその様をコミカルに描いていますが、そのとおりなのだろうなあと。私は自分のものは自分だけでコントロールしたい欲求があるので、脚本家は無理だと思いました(笑) ★★★☆ |
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