記憶の栞
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実家に帰ってのんびりすごす。 久しぶりに祖母に会って一緒に食事に行った。 天ぷらを食べました。カウンターで揚げてくれるお店は美味しい。
時間が出来たので、自動車教習所へ。 AT限定解除のため、もう一度教習を受けることにした。 免許を取得してから時間が空きすぎてるのでもう一度 入所説明会を受けなければいけないらしい。 GW中に日を改めていかなければならないとのこと。 忙しくなるなぁ・・。
帰宅。暇なので皿洗い&洗濯物を取り込み、片付け。 結婚する前は、こういうお手伝いは一切しなかったので 今更、親孝行なのかもしれない。
夕飯を母親と共に作る。 まだまだ半人前の私は料理ひとつ満足にできないので 教わることがたくさんあった。 今までは面倒で下処理とか全然してなかったけれど とても重要だということがわかった。 夕食はみんなで食べると美味しい。
夜、子供の頃を撮影したビデオが出てきたので鑑賞。 急に、悲しくなってしまった。 若い父母や、もう亡くなってしまった祖父が元気な姿を見て、 懐かしいというよりも、 もうこんなに時間がすぎてしまったのだということに気づいた。 もう、ビデオの中に映っている私と同じくらいの子供を産んでいても おかしくない年だ。
あの頃に帰りたいと思う。帰って、やりなおしたい。 でもどこに戻ればいいのかわからない。 記憶は時間が経てば経つほど美化されていて 理想の家族は私の胸の中にしかなく あの頃を生きていた私は、本当に幸せだったのかと思う。 いつでも生きることに必死で、幸せを実感する時など 今まであっただろうか。 もう戻らない時を嘆いても仕方ないのだが この数年で私を取り巻く環境が一変したのは事実。 姓が変わったし、住居も変わったし、仕事も変わった でも、まだ、変化を認められない自分がいる。 置いてきぼりを食らって、帰りたいといい続けている。 これ以上の変化を恐れている。
中身がちっとも成長しないまま半端な大人になってしまったなぁ。 駄目人間です。
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