「白い」 白い それはキャンバス 大抵画用紙は白い 何故なら 白いものは 汚れが目立つように 他の色が目立つから
白い それは色でない そんな風に思われる場合がある 本当は 白いという色なのに だから僕は 黒い画用紙を 例えば白い絵の具で 塗りつぶしてやりたい
黒い それは闇の世界 僕は黒い画用紙を 白い絵の具で塗りつぶした まるで白い絵の具は 太陽という光源であるかのよう こんなに眩い世界が広がった ただ また白いキャンバスは 様々な色によって 塗りつぶされていくだろう
「ミルク」 ミルクって何色? 白いよね 普通そう表現するよね でもさ 本当に白い? 暗い部屋で ミルク飲んでごらん 本当に白い? 本当のミルクって何色? 本当は そんなの定義できない
「黒い」 黒い それは懐かしい色 闇の中から生まれた僕ら 闇は黒い だから 黒は懐かしい色 起源的な色 僕らは真の黒さを知っている その黒さは もう忘れてしまいそう 次第に消えてしまいそう
「影」 夏 日差しが強い そんな日に 太陽に照らされた僕 そんな僕の後ろに もう1人の僕がいる やけに濃い そんなもう1人がいる 日差しが強いほど 濃い そんな自分に やけにぞっとする 本当にそれは自分なのか? あまりそう思いたくない 何故だろう? きっと 本当の自分が もしかして そっちの方だったら・・・ そう思うのが 嫌だからかもしれない
―END―
|