気まぐれ日記
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2003年08月23日(土) ゲームがやりたい

 中途半端に終わっているゲームが多いです。あー、やりたいんですが時間がない……。来週はキャラ日記書きます。理由は、話が思いつかないのもあり、キャラ日記が書きたいからでもあり、旅行するんでやりやすいのもあり、です。

 老人が見せた名刺は、先ほどとはまったく違う名詞だった。
 「世界民俗学者 樋口 一朗……さん?」
 「貴方とは、まあ同業者ですな」
 「俺は、自称ですから」
 「私も似たようなものだ」
 「で、何のようです?」
 「夏目さん、貴方のドールにあわせていただきたい」
 「セリナに? だからこんな回りくどいやり方を?」
 「そうです。貴方の危機を知ったら彼女は来るでしょ?」
 夏目は忘れていた。セリナの小型カメラはついてきてるということを。
 「そうだった」
 老人の家に通される。かなり古い家で、屋敷といっても良い大きさだった。
 「セリナ、来ないな……」
 まさか、クイーンの会社の者につかまったんじゃないかとも思ったが、セリナは井上を連れてこちらに向かってきた。
 「トーマ様!」
 「夏目さん!」
 「無事ですね、トーマ様」
 「うん、大丈夫」
 「良かった。無事で」
 セリナはほっとした顔で言う。井上は少し遅れて息を切らしながら言いかけた。
 「夏目さん、この方は……」
 「良いよ、井上君。私から話すよ」
 老人は、井上の会社の会長だ、と名乗った。
 「本当に回りくどいことしますね」
 と、夏目。
 「変わり者と、知られるんでね」
 井上がそっと耳打ちする。
 「さてと、貴方やセリナをここに呼び出したのは他でもない。話がしたいのと、話したいことがあるからなのだよ」


草うららか |MAIL

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