気まぐれ日記
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2004年05月28日(金) ちょっとだけ変えちゃった

 日記紹介文を変えてみました。こうやると、毎回変えなければならなくなっちゃうよね。まあ、いいや。

 昨日FF�気鮹羝鼎嚢愼�。冒頭の「めまいすらかんじる」には、とても同意しました。いきなりフィールドに投げ出され、どこにでも行けっ!と言わんばかりの態度に、めまいを起こしたのはゲームのやりすぎだけではないはずだ。(笑) 古きよきゲームかな。

 畑仕事とはどんなものか。彼は中年の女性に教わりながら行った。
 「これは引き抜いていってちょうだい」
 人参を引き抜き、それを洗って、かごに詰める。それの繰り替えしだった。
 「あんた、早いんだね。若いから体力あるのね」
 「これくらいなら」
 やはり人間とは違うのだ、と彼は思った。ただ慣れないことをして、だいぶ疲れは感じた。
 「二日は見ていたけど、こんなに早く終わるとは思わなかったよ。助かったわ。約束どおり、ご飯ご馳走するわね」
 彼は、その中年の女性の小さな家に招かれる。人間の家には初めて入る。今までは入れなかった。ドラゴンである彼にはすべてが小さい。家には女性の夫である男がテーブルについていた。
 「ああ、あんた。起きてたのかい? ここまで歩いて」
 「畑を考えるといてもたってもられんが……」
 「無理はしないでおくれ。まだ治っちゃいないんだから。それに、今日旅人さんが手伝ってくれたんだよ」
 「おはようございます」
 彼はその男性にも挨拶する。男性は挨拶を返し、世話になった礼を言った。
 「だから、朝ごはんでもご馳走しようかと思ってね。まあ、いつものやつだけどね」
 パンとミルクとさっき取った人参をスティック状に切りボイルしてマヨネーズを添えたものだった。
 パンとミルクは知っている。
 「これは食べ物だったのか」
 野菜については情報はあまり得なかったらしい。
 「おや、人参はお嫌いかい?」
 好き嫌い以前に、食べたことがない。
 「いや、いただきます」
 食べる時にも挨拶はあることを思い出し、口にする。「どうぞ、おあがり」と女性は言った。
 男性がすでに食べているので、見てみると人参をつまんでマヨネーズにつけて食べている。
 「私たちは歯が弱くなったのでね、若い方なら生でもよかったかしら」
 「かまわない」
 彼は真似て食べた。その素朴な味に彼は驚いた。
 「あ、うまい」
 「取れたてはどんなものでもおいしいんだよ」
 人間の食べ物はドラゴンにも合うらしい。すべてを平らげる。
 「若い方には足りなかったかしら?」
 「いや、もう十分だ」
 「そう、よかった」
 「ご馳走様です」
 「お粗末様。もう、宝石職人は起きていると思うよ。この村でも大きな家だからすぐ分かるよ。看板も立っているしね」
 皿を片付けながら彼女は言った。夫の方は動けずにせわしなく周りを見る。
 「その足は?」
 と、聞いてみた。彼に治せるわけではないが気になっていた。
 「ああ、これか。転んでしまってな。村のヤブはくじいていると言っているが……何か違うようでな」
 「ふうん」
 彼は男性の包帯で巻いた足を見た。何かがまとわりついている。いたずら好きの妖精たちが仕掛けた糸だった。何かを捕らえようとして足に絡まったらしい。人間には見えない。彼はそっと触れた。糸を切ったのだ。
 「妖精主の加護がありますように」
 「へえ、若いのに妖精信仰なのか?」
 「ああ、まあ」
 人間はどうか知らないが、ドラゴンにとって妖精主はすべてを統べるものだった。ドラゴンは妖精の内に入る。
 「昔はこの村も妖精を信仰したが……今じゃ、ちっとも」
 「そうか……」
 「この村に来るものは山に住むドラゴン目当てでな。全く、ドラゴンは妖精主の子なのに、罰当たりな……」
 「あんた、若い人にそんな愚痴を言っちゃだめよ」
 「しかしなあ」
 「さあさ、旅人さん。引き止めてごめんなさいね」
 「いや、かえってご馳走になった。ありがとう」
 「いいえ、こっちも助かったわよ」
 もう一度、礼を言い女性の家を出た。


草うららか |MAIL

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