2003年05月27日(火)



なにやらたくさんの安否を気遣うメール。
感謝である。。
僕の存在もそろそろ記憶から消えようかという頃
テレビで一躍、宮城が脚光を浴びたわけだが
なに?みんなふと思い出した?
あ。そういえば!て?
ぎゃふん。


イヤ。でも大丈夫。
僕は地震ごときでは死なない。
寂しくて死にそうだけどナ(にやぁ〜り)


先日、M7.0という
体験したことのない大きな地震が起きた時
僕は会社の社員食堂で
ちょうど食べ終わった膳を下げるところだった。

お?
なに?
めまい?
働きすぎ?
俺、働き過ぎ?
帰るべき?
つーか帰りたい(riku式三段活用)

とか一瞬思ったが
結構シャレにならない揺れ。
小さな地震しか経験したことのない僕としては
普段ならば
あ。揺れてるナー。
くらいで無視するのだが
今回のは

あれ?ヤバイ?
ちょっと机の下に入った方がいい?

と本気で考えるほどだった。
10秒以上は続いただろうか。
ようやく地震は収まった。
別に窓ガラスが割れたとか
棚が倒れたとかはなかったので
僕はあまり深刻には考えていなかったのだが
これが大きな間違いだった。
食堂にいた女性陣はきゃーきゃー喚いて廊下に飛び出し
男性陣は
「オイ!非難するぞ!」
とか言ってどっかに行ってしまった。

え?
地震収まったやん。
なんで非難?

とか不思議に思い
僕はとりあえずオフィスに戻ろうと思ったのだが
廊下に出てみると防火シャッターがガッツリ閉まっている始末。

開けていいものかと悩んでいると
工場の中から続々と人が飛び出てきた。

ここで聞こえてきた社内放送。


「ガス漏れ警報発報。ガス漏れ警報発報」


マジで!
なに漏れてんだよ!
ていうかなに漏らしてんだよ!


通常の火災報知でさえ
人は結構驚くもの。
ましてやうちの工場で使用しているような
ちょっと吸っただけであっさり逝けるようなガスが
漏れたなんてかなりシャレにならない。
しかも有毒なガスだけじゃなく
もちろん酸素や水素をはじめ可燃性のガスから
塩酸、硫酸などの劇薬まで
そのレパートリーは幅広い。
振動で配管がズレようものなら
そこから容赦なく漏れ出し
数千ボルトの高電圧に触れたりすれば
それはもう素晴らしいことになる。
ていうか爆発するかも?

どうしようっかなーと考えてみたが
いかんせん状況がまだよく分かってないので
どうするべきか分からない。
まぁ逃げるのは爆発してからにしよう(のんき)
と思い直し防火扉を開けてオフィスに行く。

僕は食堂にいたので
あまり揺れに敏感ではなかった(広いから)
しかしオフィスは別だ。
雑多な場所では恐怖感も増すらしい。
みんな机の下にいた。

無様な上司の様子を見て
ケラケラ笑っていたのだが
蒼白な顔した上司が
避難命令が出るかもしれないから待機!
と言ってどっかに言ってしまった。



残業決定。



またかよー。
今日くらい帰らせろおー。
うんざりした顔で席に座っていると
チームのリーダーが一言。

「そういえば試作中のアレは?」


「・・・・・・・・アレ??」







Σ( ̄◇ ̄ι)はっ!!


この半月、大事に大事に育ててきた試作品!
もしかして処理中?!



*****地震時の試作品の状態*****

処理開始。

装置の中に入る。

地震起こる。

装置緊急停止。

ガスとか止まる。

ブレーカー落ちる。

処理が中途半端。

試作失敗

この半月の苦労が無駄

*********************


割と本気で崩れ落ちた。


なんだかよぉ。
俺、なんか悪いことしたかなー。
ついてねぇところじゃないなぁ最近。
天までも俺の敵に回るのかよー。
つーかほんとネタまみれ。
はー。マイッタ。


ちなみに
今日、安全が確認されたので中に入って調べてみたら
処理が中途半端どころか
コナゴナに砕け散ってました。
逆にすっきりした。



あーあ。
どうせなら会社なくなるくらい揺れやがれ。




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日記才人