| 2009年01月20日(火) |
英、銀行損失を肩代わりなど空前の支援 |
��123 英、銀行損失を肩代わりなど空前の支援 報道 1、英、銀行損失を肩代わり 追加対策を発表、500億ポンドの基金も 2009年1月19日 日経 2、英国:第2次金融救済策を発表 不良債権の損失保証など 毎日新聞 2009年1月19日 3、英政府、巨額損失保証の追加金融救済策を発表 2009年1月19日 朝日新聞 4、不良債権に33兆円の公的保証 英国が新たな銀行救済策 2009.1.19 産経新聞 報道4の通り米国並みに銀行救済策として33兆円の公的保証をするという。詳しくは報道の記事の通りである。ここではその詳細を割愛し、事実の保管のみとしたい。
――――――――――――――――――――――――――――――― 1、英、銀行損失を肩代わり 追加対策を発表、500億ポンドの基金も 2009年1月19日 日経 【ロンドン=吉田ありさ】英政府は19日、追加的な金融安定化策を発表した。銀行の不良債権から生じる将来の損失を肩代わりする保証制度を創設、銀行が持つ社債やコマーシャルペーパー(CP)を買い取る総額500億ポンド(約6兆6500億円)の基金も設ける。不良債権拡大など金融機関の経営が安定しないため昨年10月に続く追加の対策に踏み切る。景気悪化を受け他の欧州諸国でも追加対策が相次ぐ見通しだ。 新たに導入する保証制度は政府が銀行から保証料を受け取り、銀行が保有する不良債権から将来生じる損失が一定基準を超えた場合、損失の一定割合を政府が肩代わりする。昨秋以降の景気悪化で金融機関は軒並み不良債権が急増、将来の損失拡大を懸念して融資を抑制している。損失拡大リスクを抑え、企業や個人向け新規融資を増やすように促す考えだ。 制度の詳細は今後、政府が銀行と協議して詰める。政府は損失肩代わりの上限を示していないが、ブラウン英首相は同日の記者会見で「銀行への白紙小切手(無限保証)ではない」と述べた。 (20:27) ――――――――――――――――――――――――― 2、英国:第2次金融救済策を発表 不良債権の損失保証など 毎日新聞 2009年1月19日 【ロンドン藤好陽太郎】英政府は19日、金融機関の不良債権の損失を政府が肩代わりする制度を柱とした第2次金融救済策を発表した。英中銀のイングランド銀行も500億ポンド(約6兆7000億円)を上限に社債などの買い取りに踏み切る。英政府が昨年10月に打ち出した総額500億ポンドの資本注入を柱とする救済策の追加措置。 金融機関の不良債権については、将来発生する追加損失の9割を政府が公的資金で肩代わりする。同時に金融機関に対し、貸し出し強化や経営陣の報酬の抑制を求める。さらに、金融機関の高格付けの資産担保証券に政府保証を付け、急落する住宅市場の下支えを図る。自国での損失拡大を背景に、英国での貸し渋りが目立つ外資系金融機関も対象で、ブラウン英首相は19日、欧州諸国などにも導入を呼びかけた。またイングランド銀行も今年2月から企業の社債やコマーシャル・ペーパー(CP)などを買い取り、企業の資金繰りを支援する。 一方、政府は、すでに200億ポンドを公的資金により資本注入している英大手金融グループ「ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)」について、配当の高い優先株部分を普通株に転換、政府の持ち株比率を58%から約70%に高める。RBSは19日、金融危機の影響で保有する金融商品に多額の評価損が発生し、08年通期で220億〜280億ポンド(約2.9兆〜3.7兆円)の損失を計上する見通しになったと発表しており、支援強化により、RBSの貸し出し縮小を防ぐ。 21時07分(最終更新 1月19日 21時51分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 3、英政府、巨額損失保証の追加金融救済策を発表 2009年1月19日 朝日新聞 【ロンドン=尾形聡彦】英国政府は19日、金融業界向けの追加救済策を発表した。不良資産の価値が下落した場合に税金で肩代わりする巨額の損失保証が柱だ。英金融大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は同日、08年通期で、最大280億ポンド(3.7兆円)の損失を計上する見通しを発表した。英メディアによると、英史上最大の損失で、金融危機が再燃している。 今回の金融危機では、銀行の保有資産の価値が下落して損失が拡大。貸し渋りが強まって、経済活動がさらに落ち込むという状態が続いている。英政府は悪循環を食い止めるため、保有資産の損失が拡大する分について、税金で保証する「損失保証」を導入する。金融機関は一定の手数料を支払うことで、不良資産の損失を税金で肩代わりしてもらう方式だ。 金融機関にとっては損失拡大を食い止めることができ、企業貸し出しなどを維持できるメリットがある。一方で、納税者に多額のツケが回る可能性がある。英デーリー・テレグラフ紙は「納税者の保証額は2千億ポンド(約27兆円)に上る可能性がある」と報じていた。英国では10月に総額370億ポンド(約4.9兆円)の公的資本注入を柱とする支援策を発表していた。わずか3カ月で追加救済策の打ち出しに追い込まれたことで、野党からは批判が高まっている。 19日、RBSは08年通期に保有資産の価値下落などで70億〜80億ポンドのほか、買収した金融大手「ABNアムロ」ののれん代などで150億〜200億ポンドの損失が発生する可能性があると発表した。合計で220億〜280億ポンドの損失になる見通しという。英政府はすでにRBSの6割の株式を取得して実質国有化しているが、出資比率を7割まで高める。 また、救済策の一環として英中央銀行のイングランド銀行は500億ポンドを投じて、コマーシャルペーパー(CP)や社債などを買い取る制度を導入する。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 4、不良債権に33兆円の公的保証 英国が新たな銀行救済策 2009.1.19 産経新聞 【ロンドン=木村正人】英政府は19日、銀行の貸し渋りの原因になっている不良債権問題を解消するため、新たな銀行救済策を発表した。銀行の不良債権から生じる将来の損失について政府が最大2500億ポンド(約33兆2600億円)まで保証することが柱で、中央銀行であるイングランド銀行も銀行の資金調達市場に2000億ポンド(約26兆6000億円)を供給する。ブラウン英首相は19日、「貸し渋りを解消するのが最優先課題」と、新たな救済策を導入する理由を説明した。 不良債権の公的保証制度では、民間銀行は事前に定めた不良債権について保証料を支払い、一定範囲以上の損失が出た場合、政府が今年末まで肩代わりする。このほか、銀行が保有する1000億ポンド(約13兆3000億円)の住宅関連証券化商品を英政府が保証する枠組みも導入する。 英政府は昨年10月、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)など大手3行に対し、総額370億ポンド(約4兆9000億円)の公的資金を資本注入した。しかしRBSの損失はオランダの銀行ABNアムロ買収の評価損を含めると280億ポンド(約3兆7000億円)に達するとされる。これを受け、英政府はこの日、優先株の普通株への転換も銀行側に提案、RBSは50億ポンド(約6600億円)の転換で合意した。RBSに対する政府の持ち株比率は58%から70%程度に上昇する見通しだ。
|