| 2002年02月05日(火) |
「八月のクリスマス」 |
大学図書館から研究室の蔵書点検依頼が届いたらしい。 本を弄るのは大好きなので、なかなか楽しい仕事である。 分担も兼ねて、久々に院生室にメンツが揃う。 来週いっぱいには終わらせたいなぁ。
昨日の一本: ・「八月のクリスマス」(1998/韓)
深夜、一人で号泣しながら観た韓国映画。 ストーリーは非常に分かり易く、はっきり言えばベタなのだけれど、 それを超えてなお余りある情感たっぷりの映像が素晴らしい。 余命わずかな写真館の店員の前に突然現れた健やかな女性。 たくさんの兄弟に囲まれて育ち、今は婦人警官としてきびきび働き、 くるくると表情を変える彼女は彼の人生に最後の華を添える存在となった。 死の恐怖に怯えて夜中に一人で涙する彼に安らぎを与えた。 彼女を見つめる彼の笑顔は優しさと愛しさに満ちていた。
「笑いながら死を迎える」こと、「本人が自分で遺影用の写真を撮る」こと。 ホ・ジノ監督は歌手キム・グァンソクの遺影を見た時、 彼の少年のような微笑みに感銘を受け、上の2点をクリアするために、 主人公ジョンウォンの職業を写真屋に決めたらしい。 映画が終わりに近付くにつれ、周囲から音が消え、画面だけが時を刻む。
・・・その穏やかさが何よりも胸に染みる鎮魂歌となる。
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