本日をもってレポート一つ終了。 とはいえ、残る一つに比べれば全然楽なものなので、少しも嬉しくない。 でも、やっぱり終わったと思えば嬉しい(苦笑) とりあえず、来週提出・・・ヤッホウ♪
本日の一作: ・『すいかの匂い』(江國香織/新潮文庫)
また季節感にそぐわないものをピックアップしてしまったが、 江國女史の短篇集、11人の少女の夏の体験談を描いた物を読了。 江國女史の作品といえば、どろどろしたシチュエーションさえも、 繊細かつ透明感溢れる描写で切り取ってしまう点が特徴的であり、 今回の作品も一つ一つの思い出が淡く切なく描かれている。
いじめられるクラスメイト、不思議な大人との出会い、宝物、葬式ごっこ。
純粋であれば純粋であるほどある意味残酷な一面も持っている少女達。 そのために現実と現実の間にぽかりと空いた隙間に迷い込んだ少女達。 夢ではない、しかし現実と呼ぶにはあまりにも儚い世界での体験を、、 彼女達は「秘密」と称し、誰とも共有することなく自分の胸に閉じこめる。 本来ならば表面上に出てくることのない世界を覗き見しているわけだから、 無理やりその体験を共有しようとする読者にしてみれば、 閉ざされた空間の冷ややかさにゾクリと肌が粟立つこともある。
11の秘密は、少しだけ気味が悪くて、どこか懐かしい匂いがする。。。
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