当世高校教師気質
一生勉強 一生青春

2007年08月09日(木) 『一瞬の風になれ』

きた・・・きました。
今年読んだ本で一番の震えがきました。
本当は日記さぼろうと思っていましたが、
この感動を書かずにはいられず思わずスイッチオン。

本日の3冊:
・『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子/講談社)

イチニツイテ、ヨウイ、ドン。
一気に三冊読み終わりました。
スポーツ物を読んで、これだけ感動したのは
『DIVE』以来でしょうか。
このがむしゃらに物事にうちこめる若さに、震えました。

陸上競技。ショートスプリンター。
足の遅い私には違う生き物に見えます。
何の道具も使わず、己の肉体だけを武器にして
一瞬の風のように目の前を走り抜ける姿に
見とれない人間なんているのでしょうか。
とはいえ、私は陸上に詳しいわけではありません。
ただ今年のクラスに陸上部がいるんですよ。
おまけにショートスプリンター。
なんというか・・・独特の雰囲気。
長距離の子や跳躍の子とは全然違うのです。
やっぱり花形だって無意識に感じているのかしら。
この小説を読みながら何度もヤツを思い出しました。

あぁ、本当にやばい。
久々に熱くなってしまいました。
主人公が言うのです、「1本、1本」と。
どのレースも、たとえ練習であっても、
1本、1本、全力で走る、大切にする・・・
シンプルなようでいて、とても難しい。
私もブラスをやっていた時、同じ感覚でいられたかな。
うん・・・同じ感覚でいたな。
どんなに小さなステージでも全力で演奏したな。
ティンパニやスネアドラムなどの花形楽器だけでなく、
ただ一発のシンバルに、トライアングルに、
全神経を集中させて、演奏していたよ。
あぁ、だから胸が切なくなるのかなぁ。

今のウチの部員にも伝わらないだろうか。

「1本、1本」

一つ一つのステージを大切にしてほしいな。


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葉明 [MAIL] [当世高校教師気質��]

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