ヤグネットの毎日
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16日は、午後から「城陽の山砂利を考える会」主催の「どうする、どうなる山砂利問題」に参加してきた。マスコミや山砂利関係者の方の参加もみられた。60人の参加で熱心に討論された。 僕が印象に残ったのは、「富野のまちづくりを考える会代表」の大森勤さんの発言。 大森さんは、「早朝から深夜までダンプの振動」「窓を閉め切っていても部屋に土埃がたまる」「平日は洗濯物が干せない状況」など、ダンプの往来でどれだけ生活が脅かされてきたかを、切々と訴えられた。 そして、「サッカースタジアムにするからと、30ヘクタールの土地を51億円もかけて買収しておきながら、w杯の会場からもれた後、ここにいつごろ何を作るのかを府にたずねても全く明らかにできない」と見通しもない事業に多額のお金を使いながら、本当に住民が必要と思っているところには、お金をかけてこなかった」と行政に対し厳しい批判の声をあげられた。 京都府はようやく、半分の土地を利用して「府民が憩えるようなゾーン」といって整備に着手するようなことをいっているが、いつ完成するのか、まったく見通しはない。 こんな無責任な公共事業が許せるだろうか?
もう一つ、たいへん興味深かったのが、シンポジウムのコーディネーターをつとめた中林浩教授さんのお話。中林氏は、「開発ではなく再生型の都市づくり」の一つの見本として紹介されたのが、イギリスでの取り組みだ。企業、市民、行政が一体となって地域を再生するグランドーワークという方法。これからの東部丘陵地の利用の仕方を模索していくうえで、大変参考になる話だった。
夜は、地元、久世地域で府市政報告会。25名の方に集まっていただいた。高齢者のある方が、有事法制の問題で発言されていたことが印象的だった。
「わたしは、有事法制なんて、とんでもない話だと思っている。私のように特攻隊を経験したものにとって、有事法制のようなものができるのなら、死んだ方がましだ、という思いになる」。
とても重いことばだ。
ムネオ疑惑の影にかくれて、マスコミでもあまり話題にならないこの有事法制の問題。 4/7は、平和の声を全国と世界に発信する日にもしなければいけない、と思った。
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