ヤグネットの毎日
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2002年12月06日(金) 35才の若さで城陽から府会に挑戦


京都府議会議員選挙に出馬を表明するにあたって
2002年12月5日 矢口雅章

 みなさん。急なお話でびっくりされるかもしれません。来年4月13日投票のいっせい地方選挙前半戦、京都府議会議員選挙に出馬することを決意いたしました。必ず勝利します。どうぞ、よろしくお願いいたします。以下、昨晩、ある場所で発言した私の決意を紹介いたします。

■私は挑戦します!
 はじめて市議会議員選挙に立候補したときは、新婚ほやほや。初当選したときには、父親になりたてでした。この4年間は、市会議員をつとめる一方で、子育てや保育運動にかかわってきた。そのなかで、いまの日本社会、日本経済の歪み、ひずみを痛感してきました。
 あるお父さんは、小さな子どもを抱えながらつとめていた会社が倒産。なんとか、新しい仕事がみつかりましたが、職が見つからない、生きる糧を絶たれているときの不安は、想像するに余りあります。また、あるお母さんは、京都市内の夫の卸会社が不況のあおりで倒産。やむなく離婚し、二人の子どもとともに城陽に引っ越してきました。いま、別れた夫のお店の再建にむけてともに汗を流しています。本当に身につまされます。
 不況に苦しむ業者さん、リストラの不安と背中あわせのサラリーマン、子育てに悩む若い親たち、お年寄りがお年寄りを介護する現実。「豊かな社会」といわれながら、あまりにも人間がないがしろにされすぎているーーこのことに強い憤りを感じて市会議員としての仕事をしてきました。
 そのなかで、政治のあり方、税金の使い方を、自然を壊して道路をつくったり、利用客が未知数のハコモノをつくるなどの大型公共事業を起こして一部の企業、業者だけがもうかるしくみから、この城陽に住み働く圧倒的多数の人たちのくらしの現実、福祉の充実をのぞむ声にしっかりと寄り添った政治、税金の使い方に転換する必要性を痛感してきました。
 熊本市や尼崎市では30代、40代の無党派市長と日本共産党が力をあわせて新しい政治をおこしはじめているし、長野県の田中知事のもとでも日本共産党は、田中知事に建設的提案で支え応援する役割を果たしてる。新しい政治をおこしているところで共通しているのは、ムダな大型公共事業を見直して、くらし充実の予算に転換することです。
 私は、緑や環境を破壊する第二名神道路や木津川右岸運動公園などの大型公共事業はいったん凍結、見直しをして、くらしと福祉を応援するあたたかい府政に転換するために全力をあげます。
 すでに私たちの住む城陽では、大西前市長の誕生で、新しい政治の流れを全国に発信しました。今度は、府会での私の当選で、ふたたび全国に新しい流れ、息吹きを発信しようではありませんか。

 私は、青春時代、父親の借金が原因で家族がバラバラになり、いまも実の母親は千葉でひとりぐらしをしています。お人好しでお金にルーズな父親を憎みましたが、人の弱味につけこみ儲けを働くもの、弱いものを食い物にするしくみのほうがもっと巨悪だと思って、政治を変える生き方を選びました。
 ギリギリの生活に怒りの声さえあげる気持ちや力を失いかけている庶民が「なんとかしてほしい」と声なき声をあげているときに、その声に正面からこたえることこそ、政治のつとめだと思います。
 自分の幸せだけではなく、まわりの人たちとともに幸せをつかみたい。その思いで党の勤務員にもなりましたし、市会議員にもなり、このたび、府会候補になるにあたって、あらためてこの初心にたちかえり決意をあらたにしたところです。
 妻もともにたたかう決意をしてくれました。幼い息子には、お父ちゃんは悔いのない決断をしたことを、もう少し大きくなってから話してあげたいと思います。

 私は、いま子どもを守り育てる保育運動と、感動をより多くの人たちとわかちあう音楽活動にかかわっています。
 みなさんは、シャボン玉という童謡を御存じだと思います。これは、童謡作詞家の野口雨情さんが初めての子どもが生まれて数日で死んでしまった悲しみをうたったもので、「かぜかぜ ふくな しゃんだま とばそ」には、餓えや貧困、戦争で小さな命が奪われる社会を批判し、未来ある子どもたちが傷つけられることない平和な社会を、という野口雨情の思いが込められている、といいます。
 小さくかわいい命を、天皇の子ども、すなわち「赤子」とよばされた時代、子供が生まれても育てるお金がお家に無かったりしたら、その子供を口減らしの為に、餓えをしのぐために、ときには「間引き」といって、細く小さな首に手をかけなければならなかったあの暗黒の時代。そのときに、人間の命はなにものにも代えがたいもの、人間の命を守り育てよう、戦争に反対し平和な世の中をつくろうと、命をかけてたたかいぬいた集団、それが日本共産党です。
 私は、この日本共産党のやさしさと強さのためされずみの歴史に誇りと確信を持って、今日の時代の小さな命を守るために、訴え抜きたいと思います。
 保守や無党派の方をはじめ政治を変えたいと願う幅広いみなさんと力をあわせれば、政治は変えられるーー私は、市会議員としての四年間でこのことを学びました。府政を変える新しい政治の流れをつくりだすために、35歳の若い力で私は挑戦します。みなさんのご支援を心よりお願いいたします。


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