ヤグネットの毎日
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2002年12月07日(土) 期待の声に身がひきしまる

 来春の府議選出馬の記者発表を行った5日、自分のホームページと日記、メルマガで出馬にあたっての自分の思いを紹介したところ、各方面から思わぬ反応が寄せられた。いずれも期待を寄せる熱いメッセージばかりで身が引きしまる思いだ。
 いま、そのすべてをホームページで紹介していこうと準備中である。ネットの力を使って、ナマの声を演説や政策づくりに生かせるようにしたい。

 6日は、城陽市議会の文教常任委員会が開かれた。「教育請願」が審査された。毎年5000筆を超す署名とともに提出されるものだ。
 今回の請願の趣旨は、次のとおり。
 
 1、一人ひとりにゆきとどいた教育ができるよう、30人学級の早期実現を、国・府に働きかけて下さい。
 ○小学校1年生への指導補助配置を、3学期まで延長するよう働きかけてください。
 ○小学校2年生への学級編成の激変緩和措置を、他の学年にも広げるように働きかけてください。
 2、いじめや不登校、教室に入りにくい児童生徒に対応するための支援員を、各学校に配置してください。
 3、教育予算を大幅に増やし、保護者負担の軽減と学校の施設・設備の充実を行ってください。
 ○小中学校の修学旅行費への補助を行ってください。
 ○学校のトイレを、子どもたちが気持ちよく使えるように改修してください。
 ○普通教室の夏場の暑さ対策として早急にクーラーを設置してください。
 ○各校に必要なバリアフリーの対策を施してください。
4、学校給食の直営を堅持し、地元の産物の活用等安全でおいしい給食の充実を図ってください。

 これらは、いずれも今日の子どもたちが置かれた現状を考えれば当然のことであり、僕と飯田かおる議員は採択にむけて積極的に質疑を行った。
 あきれたのは、市教委の答弁である。いわく、「国や府に働きかける」というが、その意味がわからない。私どもは、府から示された予算や制度の枠内で、精一杯やっている。あるものを活用する、という立場だ。
 もちろん、不登校対策などで市独自の施策などを実施している実績を僕は知っている。
 しかし、たとえば、小学校1年生への指導補助配置は、幼児期から学童期への移行期に必要な生活習慣などを身につけさせる目的で、31人を超えるクラスに指導補助を行うことが、なぜ2学期で切られるのか?子どもは生身の人間であり、行政の都合で紋きり型の対応をされたのでは、たまったものではない。
 これらの指導補助を、せめて3学期まで延長してほしい、というのは控えめな要望である。それを、「府の示す枠組みであるものを活用する」ものであり、上に働きかけることはしない、とは何ごとだろうか?
 子どもを机上の論理で管理することが優先されることからは、心の通いあう学校づくりは生まれない。

 この請願は、結局、僕と飯田議員だけが質問をし他の議員さんからは、いっさい質疑がなかった。
 そして、僕と飯田議員のみの賛成で、不採択となった。きわめて残念だ。

 


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