ヤグネットの毎日
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2002年12月15日(日) |
悪政に一矢を報いたい |
この間の冷え込みで妻と息子は風邪ぎみ。「コホン、コホン」と咳き込んでいた。 午後から、元市会議員の西やすひろさんとあいさつを兼ねて「しんぶん赤旗」の購読をすすめに回る。 ある福祉施設の園長さんは、毎日出勤すると、施設内をまわり入所されている方に声をかけ対話を大切にしているという。また園長さんは、交流会で幼稚園児のうたごえにお年よりが涙を流し、それを見た子どもたちが歌いながら涙を流したというエピソードを紹介しながら、そこにはやさしい心、気持ちが歌を通じて伝えあった結果であり、「福祉は心と心の通いあい」「短い出会いでも、心にしみ入るような言葉を発すること」の大切さを教えていただいた。 施設の充実はそれ自体大切なことだ。同時に、福祉の原点はボランティアの精神にあることをあらためて学ぶことができた訪問だった。
薬局を営む方との対話では、不況の深刻さをまた一つ実感することとなった。 「店が倒産するかもしれない。本当にまいっている。」と切り出した店主は、最近、ドラッグストアーがたて続けに2店進出してきたことで、そのあおりをまともにくらっている、という。薬の単価が400〜500円も違うものもあるそうだ。 「行政は、強いものにはどんどん規制を緩和するが弱いものには冷たい態度。なんとか『一矢を報いてほしい』」と訴えられた。ストレスで体調もすぐれないようで、「お体を大切にして下さい。いまの言葉をかみしめてがんばらせていただきます。」と応えるのが精一杯で、思わず涙してしまった。 「一矢を報いる」ーー「いっし」とは「一本の矢」と書く。偶然だが、矢口の「矢」と同じだ。いじめの悪政にいためつけられている庶民の声を代弁し、国民的な反撃ののろしをあげる意味で、ことあるごとにこのフレーズを使っていきたい。 夜は、僕が所属する男声合唱団「ジョイナスグリー」の忘年会に最初だけ顔を出させていただき、すぐに寺田中の党と後援会が主催する「議会報告会」であいさつをさせていただいた。その後、別の会合へ。
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