世を忍ぶ仮の日記
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2001年12月20日(木) |
ジブリの森と貧乏塩ラーメン |
結局真夜中就寝になってしまったので軽く仮眠を取ってから、お昼から友達一同5人組でジブリの森へゴー。 おなごは3人で姦しいになるが、5人のやかましさや如何に!?と思いつつ、バスの中ではそれなりに五月蠅かったかもしれないなあと反省していたが。んだが。 …世の中もう子供達の冬休みもはじまってたんだ…という事実に愕然とさせられました。 小春日和の良いお天気。絶好のジブリ日和だ。みんなで見たい物とか写真撮りたい物を列挙。巨人兵。ネコバス。トトロ。トトロと一緒にバス待ちー。イエイ!(←トトロと写真は撮れず仕舞だ、そういえば) まず入ってうろうろ見ていたら、映画があと30分くらいではじまるらしいというので、ちょっと並んで観ることにする。絵本「いやいやえん」を映画にしたもので、『くじらとり』という映画でした。ほのぼの系の割にBGMのストリングスが効いているのが音楽科達には気になった(笑)。「なーんか妙にベートーベンとか、古典っぽいんだよねー」「やー、属7なってたっけ?なってなかったらベートーベンまでいってないよー」とかマニアックな会話をどこででも繰り広げてしまう人達。 ジブリの森はこじんまりとしたスペースでありながらも中身はとても凝っていて、見飽きなかった。絵コンテ集も見られるんだよ!必見だよ! 何よりも我々の意識を釘付けにしたのは千と千尋の展示コーナーで、 ・修羅ってラリってしめきりに追われておかしくなっちゃってる落書き集 でありました。貧乏塩ラーメンとか、今日のお昼はこれ!とか一番好きなのは「急!神様大募集!(下に何故か)仕事中にするな!」というツッコミ付きの直筆ポスター(?)。色んな神様が書いてあって和物限定なんだけど(十字架は駄目)魚は煮えちゃうからダメーという指示とか。あと宮崎駿監督作ピカチュウの捻ったヤツ、とか(なんかピカチュウとジブリの合体は不思議な形になっていた)。 で。でもね。 ジブリの森って言ったらやっぱりみんなメインはあれだと思うわけだと。 散々引っ張って最後に行こうとしたわけだ。 ネコバスに乗るのコーナー。 子供達の歓声が聞こえていた時点で、その声の量といい質といい、申し分なく厭な予感はしていた。「子供が多い場合は無理」て書いてあったし。でも夢にまでみたネコバスだし。 と思ったら。 なんかねろねろに練られて丹精に手垢で黒くされたネコバスの大きなぬいぐるみと、ぐちゃぐちゃにつぶされたまっくろくろすけの残骸達……。物凄いショックがかけめぐる私たち。多分そんとき取った写真は顔がアワアワしていただろう。私がブツブツ「まっくろくろすけは握りつぶすとなくなっちゃうぅ…ネコバスの手垢は年期が入ってて触るとねちゃ」「いやあああ!やめてえええ言わないでえぇぇ!」と同じくネコバスに夢を見ていた友人が絶叫。実はジブリは子供の夢ではなく大人の夢を背負っていたらしい。 その後お土産屋に行く。大人も子供も取り混ぜてどん詰まりな感じの混雑。傾向としては大人は大きくたくさん買い、子供はなけなしのお小遣いで小さな物を一杯買う。どちらにせよ値段よりも個数が増えるとレジが混む。ただでさえ人が多いのに大変。 5人中3人はここをリタイアしてエレベーターに乗って遊んでいたとのこと。私は並んでて頭痛してきたよ、トホホ。 並び終えたら夕焼けが出ていた。カフェに行こうとしたらごっつい列。 「ゆっくりするためにあるのがカフェで、カフェに入る為に疲れるのは邪道!」と息巻いたは良かったが、その後カフェの窓の外で集団マッチ売りの少女と化す私たち。「わー、もう中がクリスマスの飾りが一杯だよー」「あれおいしそ〜〜」「いやあ、やめていわないでえぇぇ」「ほーい、マッチともすよー」「さ、行くか」 なんだか、館の職員体勢はまだ冬休みになっていないのに、子供達が大量に押し寄せて、まだ館の人達も体勢が整って無い感じがした。人手が足りなさそうだったもん。
それから地元に戻ってカラオケでお酒飲んでたら、しらない間にけっこう酔ってしまっていたらしく。 帰りがけ、自分が日本に居ないような気がしてきました。 どうやら眠くなると日本語が聞き取れなくなるらしい。 あっさり就寝。
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