世を忍ぶ仮の日記
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2002年02月10日(日) 修学旅行途中退場

朝、7時起床なので、6時半に目覚ましかけて起きる。早起きグループはもうお風呂に居ました。
早々とお風呂場の洗面台で洗顔などを済ませます。混んじゃうからね。
朝、団体でいるときに遅起きすることは無いので、みんながどういう個性を持って起きるのか、7時に期待満々で。
誰が一番遅いかなーとか観察してました。
私達(早寝部屋)の中では柚さんが一番遅かった。目覚まし携帯に対する反応で見てみました。

朝食から湯豆腐ご飯。夜遅くまで食べ過ぎた為、多少食欲が無く。残してしまいました。ご飯を残してはいけないです。
反省っ!
ちなみに朝のお茶請け話もやっぱり○○さんは本当に○○なのだろうか、というテーマでした。わははは。だいぶ話は固まってきたような気はします。わーいわーい。
荷物の準備をして、今日は私は途中退場なので、荷物を持って移動しなければならないのですが、重たいなあ、と思って。
スケッチブックを投げて帰りました。
「帰ってくるときにエロエロになって帰ってきますように(パンパン)」とスケブと腐れ神様と乙女達にお祈りし、宿を後にしました。
しかし途中で帰るの寂しいのぅ。
まず今日のテーマは歩き倒し、らしく。
南禅寺出発。
曇り空で寒すぎ。
思わず「ガラスの仮面」の「二人の王女」練習シーンをしよう、と提案し、おしくらまんじゅうをしようと騒ぎだす私。寒いよう寒いよう。鼻も凍る寒さでした。
9人で合体して体を温めあって、自分が中心にきて自分が一番あったかい囲い方してたら、さりげなくみきさん(背中が寒い位置だった)にセクハラされてました。しかし真ん中でがっちり寒さガードしてた為に逃げるわけにもいかず、移動すると手が蠢くので(笑)痴漢にも我慢さ(笑)。
そこにこれっちさん登場。
ごめんなさい、私寒さで理性が飛んでいて……。
噂に名高かったこれっちさんの腰に飛びついてました(←とても初対面)。
腰に飛びついてからご挨拶をして、移動開始。
歩き倒して歩き倒して萌え腐れつつ、哲学の道を歩く。
途中でお昼ご飯に湯豆腐定食を食す。
部屋が暖かいのだが、食べ物持ってくるたびに廊下の寒い空気を開けっ放しでびょうびょう入れてくる店のオバチャン。
あんた、あまりの寒さに予約の時間より30分も早くに飛び込んだ娘達にする仕打ちかい!?
しかし寒さで物も言えず。
というか既に腐れ話にお花がぴよぴよ咲いてましてん。
たまに乙女なキヨラカお話もぷわと咲かせつつ。
咲かせましょうぞ、腐れ花。
ご飯が最後に出てきたので、丁寧に朝の分も食し終えました。ご飯大好きっ子。
その後もみきさんにしがみついてブサ犬を見たり、芸者さん(偽物)を見たりしてうろうろ歩いてましたが、あの寺は結局なんの寺だったんだろうか(寒さで記憶薄)。

銀閣寺に到着。
わたくし、今回旅の目的は銀閣寺でしてよ(そうだったんだ、知らなかったよ私)。
銀閣寺、好きだ。
銀閣寺に到着したころ、お空が情緒不安定で、雪が降ってみたり晴れてみたりと大変でした。多分私がご機嫌になったから晴れちゃったんだろうと。
そして、前回のピアノのレッスンで先生が言いたかったこともなんとなく分かりました。
銀閣寺ね!イメージ銀閣寺でピアノ弾くから、私。
上まで登りきったところでちょっと悟りの境地をかいま見て感動して無言になる。
んがその後待ちかまえているのは恐怖の下り坂。
またしてもぎゃあとか死ぬとか叫びながら下るので、景色を見ている暇など全く無い。
銀閣寺に行ったら、苔見ましょう。苔です。苔。

京大を見に行きました。
どうして京都の大学はお洒落なんでしょうか。
と牢屋生活8年の私は凹みつつ。凹んでいたら、雪が降ってきました。
でも京大からしばらく副団長が私の荷物を持ってくれました(ホロリ)。
寒さに耐えられなくなって途中でカフェに入る。他の人達はまだまだ歩いていたらしいのですが、寒くて寒くて消え入りそうでした。
産まれてはじめて寒さに弱い人の気持ちが分かった気がする今日この頃。
ほかほかとカフェに入ったら、VOGUEが置いてありました。
我を見失って「癒してくれゲーンズブール」と探しまくるも、何故か無いので仕方なく普通に(笑)VOGUEを見る。普通に見ても楽しいよね、VOGUE(注:当たり前です)。
ぬくぬくと普通にお茶をしていると、あっという間に帰らねばいけない時間になりました。
あちゃー、途中脱落したから、みんなに挨拶できずに消えることに。
てことは私は一条戻り橋で向こうの世界に彷徨っていることにしてください……。という気分になりつつ、地元の人ゆうみさんに丁寧に道筋を教えてもらって京都駅に無事到着。
暖かいお茶と抹茶コロンを買ったら、何故かキオスクのオバチャンが計算できませんでした。なんでや!?

新幹線に乗り込もうとしたら、新幹線の中の妹とその彼氏が一瞬手を振って。
それから息を呑むリアクションをしていました。
新幹線に乗り込んでそこに行ってみたら、二人して顔隠してんの。
「ああん?」と言いつつ隠している参考書を剥いでやったら。
「おねーちゃん怖いッ!おねーちゃんじゃなかったら避けて歩く人の人種よ!」と妹に言われる。
「えーそんなこと言われても、もうこの格好で1泊2日の旅行してきた後だよーん」
「いやっこんな人がおねーちゃんなんてっ」
「何が悪いの!?この薔薇ジーンズかしら?それともメイク?ほら。あんたがガクトになれって言ったからさー。ガクトッ!(顔もガクトにする)」
「今ならんでもいいっ(彼氏爆笑)。ジーパンもやじゃけど、なんか全部がヤダ怖いっ」
という間に新幹線発車。
外を見ると雪がスゲー。
「多分関ヶ原」とか大嘘ぶっこきながら(笑)会話が弾む3人。
妹の彼氏は初上京で、親が心配して洗面器を持たせたそうな。
洗面器は無くても生きていけるよ。
抹茶コロンを渡すと、小躍りして喜びつつ、「中身だけ食べます」と妙な芸を披露しようとする彼氏。
このアホさが私の中で新鮮なくらい、普通の共学の男子校生という感じで、こっちも妙な感動をしつつ、一芸を見る。
「アホやー頭の血管切れるって。もうやめとけ」
「これ、吹いたらべちょって壁に付くんっすよ」
「やらんでええわ」「んじゃもう1度吸う方を」「単語100個消えるよ…」
携帯乗っ取られて見られそうになるので、こっそりとメールを打ってから諦めて寝ました。今頃みんなは晴明神社かしら、と思うと切なくて……。
しかし受験生なのにカッポーで上京してくるなんて、青春って感じで良いですなあ。
私の青春はどこへ行ったのだろう…。直江? うあああああ…。
あの頃から私はオッサンが好きだった…ガク。
起きたら既に東京でした。
彼氏を新宿西口のレオパレスまで送って行ってあげようということになったのだが、洗面器の重さが災いしたのか、鞄が破れてしまい。
タクシーに乗って新宿から赤羽まで行くという荒技を妹に言い渡されてしまっていました。
レオパレスの人に「新宿から赤羽までタクシーで」と言ったらきょとんとされたそうな。
だって埼京線で1本なのに…。
という私の声はシカトされタクシーで消えていく彼氏を見送ってから、ご飯買って家に帰宅。
何を食べようとしても「あっしもそれ食べたい半分残しといてー」と言われる。
「あんたって欲張りよねー」「うん。あ、それもいる。……うわマズ」オバカさんである。
「こいでもねー、昨日から食欲とか無かったんよー。一生懸命自分を騙してみたん。「明日はでぃずにーしーに行くんじゃけー大丈夫」と思い聞かせてみたんじゃけど。ダメじゃった〜」と言いつつもりもり食べる妹。
極端に股関節が柔らかい為、ソファのような、後に寄りかかるものがあると足が邪魔をするらしく、
頭の上に自分の足を乗っけて「ウサギ!」とかやって遊んでいたが、けっこうあの瞬間は「負けた」と思った。

なんだかしらないがひたすら携帯のメールを打ちまくっていたら日が暮れた。
次の日は入試。


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