あの日の君に1 もう 帰るねそう言って玄関に向かう小さな背中そっと抱きしめた窓の外小鳥が桜の実をついばんでいる初夏の朝きっとたくさんつらい思いをさせているねだけどどうすることもできないでいる僕を君は昔と変わらない瞳で見つめてくれる愛しているそれはまぎれもない真実