mao&angieの日記
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2002年04月18日(木) 手術そして退院

4月16日。

いよいよ手術当日、この日は朝から絶食、水分も朝の7時まで。
6時の検温のときに、薬を飲んでおくのを確認し、それからは飲まず食わず…まったく出血も、処置したものが出てくる感じもない。痛みもない。
朝のワイドショーなんかを見ながら、ボケ〜っと時間が経つのを待っている。今日は病室から出てはイケナイのだ。

睡眠が不足がちな為ときどきうつらうつらしながら、バイタルチェックをされる。検温しに来る看護婦さんがえらく若いなぁと思って(女優の高橋某かに似てる可愛い子である)、名札を見たら、看護科とある。
アァ、まだ学生なんだ、そっか、私達は重病人じゃないし、丁度イイかもね、と思って微笑ましかった。一生懸命検温と血圧と脈拍を計る姿が。

割りと早い時間に、手術着に着替えさせられる、着物式で丈が短く、結構あられもない姿になりそうだ。
仕方なくベッドに寝転ぶ、10時前だろうか、止血剤の点滴をさせられるが、なかなか針が入らない(苦笑)ゴメンネ、看護婦さん、お肉一杯で血管見つからなくて…(爆)で、手の甲に近いところ(肉付きの薄い所)で落ち着く(笑)

母も来て、あれやこれや小言を聞きつつ時間を待つ。
彼が4時くらいに来ることも告げる。すると、言いたいことが一杯あるネン。とまたもや息巻いている。半ば諦め状態である…彼が凹まない事を祈る(爆)

やがて12時、ストレッチャーに乗せられ、(その頃下着は取ったまま)点滴をしたまま待つこと30分。運ばれて、手術室へ…
ストレッチャーから、手術室の前室へ入るのも自力でずりずり〜っと動いて乗る。ベルトコンベアみたいなので手術室へまたストレッチャーに乗り換えて、がらごろと運ばれる。どうやら手術着に着替えた先生が点滴のパックを持っている(笑)
手術台に乗っかると、右手に血圧計、左の人差し指に血液中の酸素濃度を計る器具をつけられ、胸には心電図を計るものを着けられる。自分の心臓の音がピッピっと聞こえてくる。
「じゃ、深呼吸をしてくださ〜い」
看護婦さんの声に合わせてす〜は〜す〜は〜…………

……気が付いたら、もうストレッチャーの上で、先生の「終わりましたよ」
って声が聞え、1度目を開けると病室だった。
あれれ???私深呼吸してたのに?
でも目が開かない。とても眠い。看護婦さんの声が聞え、血圧を計る機械をつけられ、点滴も変えられたようだ。足元がとても寒く、点滴の針が痛い。お腹も痛い。
朦朧としながらもそれらを訴えると、布団が足元に持ってこられ、点滴の腕の下に湯たんぽが添えられた。
お腹痛いし、眠いし、いいやこのまま寝ちゃえと、そのまま眠る。

右腕の血圧計が規則的に測るためずっと眠っていたわけではないけれど、1度は深く眠ったようだった(母談)
目が覚めると、トイレに行きたくなり、ナースコール。
出血の量を見るからナプキンを見せてください、といわれ、そのまま広げたままトイレでまたナースコール。思いの他出血はしていない。
点滴が終わるまで、寝たまま。お腹の痛みは重苦しさに変わっていて、そんなに酷くはなかった。時間にして、2時間くらいだろうか?眠っていたのは。
手術自体はほんの15分くらいで終わったらしい。

麻酔がすっかり覚め、やがて食事が3時過ぎに運ばれてくる。食パン2枚と、サラダとジャムとマーガリン、牛乳一本。とキウィフルーツ。ゆで卵は食べなかった。
食事が済むと着替えてイイといわれたので診察もあるのでまたパジャマ。
彼からメールが入り、30分ほど遅れる、と。丁度診察も先生に急なオペが入って遅くなる事になったので、ボケボケと母と話しながら待っている。

トイレに行こうと立った時。彼が来た。制服姿で(笑)
母に紹介し、ぎこちな〜い空気が流れる…食堂で話しして来るわ。と母が言い出し、私が動けないのをいい事に、直接対決かい?!っと思うも抵抗できずそのまま…彼が苛められていないか心配である…

二十分後…彼が戻ってくる。あまり言葉が見つからない。でも、お互い身体が資本なんだから、無理をしないで治せよ。と言われる。そして二人で順番にクリアして行こう、と…母が結構色んな事を話したらしいが彼の態度は変わらなかった(笑)

それから、ようやく先生の診察。
次の診察予定を決め、諸注意を聞き、着替えて退院していいよとなった。
母は買い物してくるから、と先に出ていき、着替えをした私と、荷物持ち(笑)の彼は後から、出ていく。ちょっとふらふらとした感じではあるが、なんとか、車へと…
母を待っている間に、車の中で、彼に凹まなかった?と聴くと。そんなふうに見える?と。(笑)全然そんなふうには見えなかった。却ってなにくそ〜っと反骨精神が芽生えたらしい(苦笑)二人の間で漠然と話していたことを一つ一つ形にして行こうと…
これから二人でやるべき事が一杯なんだなぁ〜としみじみ思った。


もしも、この日記を見てる人で、同じような経験をするかもしれない人がいたら…そう思って結構詳しく書いたつもり(笑)

でも…本当はちゃんと子供産みたかったな…手術前に、ふっと、自分のお乳がずっと張って硬かったのが、柔らかくなった。その時に、あ…もういないんだ、と本当に実感した。ずっとずっとお腹にいる間、身体が準備していたのが、もうイイんだって、その時に、心も身体も納得した感じだった。


                 (真央)




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