mao&angieの日記
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2002年04月26日(金) 10日経って…

あの手術から、もう10日…
よくよく考えたら、妊娠が発覚してから、昨日で一ヶ月だったんだ…

一ヶ月だけの命…

私の中に芽生えた小さな命はあっという間に消えてしまった…
妊娠して、そして流産して、初めて知った気持ちという物もある。
切実に、愛してる人の子供が欲しい、産みたいと思った事。
そして、亡くしてしまって、切なくて哀しかった事…

さすがに、まだ妊娠初期だったので、新生児を見て苦しんだり、落ち込んだりすることはなかったけれど、それでも、子供が欲しいと思い、辛く苦しい戦いをしている人達の気持ちがほんの少しだけ、わかった気がする…

彼と、会話をした時に、「命と言う物は、何か意味を持って産まれてくるのだから、きっとあっ君は、真央の身体の事を知らせに来たんだ。」彼はそう言ってくれた。
私は、「とってもイイコだったよ…だって、痛みも出血もなしに、静かに一人で逝ったのだから…」と…
「自分たちの子だからな。イイコに決まってる。」
彼は少し微笑んで言った…今度こそ、元気な身体で、あっ君を産んであげたい。
彼の腕にあっくんを抱かせてあげたい。

私の願いは、本の些細な事なのかもしれない。けれど、本当は命を産み出すって事はとても大変な事なんだと思う。
それなのに、妊娠は病気じゃないから、保険証が使えない。不妊治療も自己負担だと聞いた。なんだか、納得行かない気がする…
だって、おかしいじゃない?どんなに化学が進歩しても、医療が進歩しても、試験管や培養ポットの中で子供は出来ないんだもの…
それが出来るのは女性だけで、それも時には命がけなのに…
子供が産めない事は、罪悪かのように言われる…産むのが当たり前のように…

おかしいって、思うのは、私がへんなんだろうか?


      (真央)


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