日記
日記です。なんかあれば書こうと思いますです…。

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2006年05月28日(日) 好きな本


最近読んだ本の中で面白いものをかきます。大学生だから本とかたくさん読むでしょ?とかよくいわれるけど自分はそうでもないかなぁ…。優先順位が意外としっかりしているから読書している暇があれば課題をやれとかそういう風になってしまう。理系だから課題がないときっていうのが高専時代からない。

でもそんな中でもたまに中古本屋さんにいってぼちぼち本を読んでいる。たまにだけど。今は地方大だから実家に帰るとき,実家から大学に戻るとき色々読めるね。

で,どんな本を読んでいるかというと,高専時代は徳間出版の孫子・呉子,老子・列子,荘子とか中国思想の道家の本とか好きだった。道家っていうのは孔子の思想(儒家っていう)に相反する思想。一言でいえば作為はやめてすべてを自然に任せなさい(何もしないでよい,何も気にしないでよい),という本。儒家の本で有名なのは「論語」っていうのがあって高校生をやったことがある方は漢文でやるのかな?儒家は逆に「年上に気を使おう」とか「人はこう生きるべき」っていうのを列挙してあるんだっけ,読んだことないからわからないのですが。

孫子・呉子は読んでおくといざえらい人になったときに使えるから読んでおくといいかも。老子は孫子のもとになっている考えだからあわせて読んでおくと便利。荘子はお好みでって感じ。わりと羽振りがいい時期だから全部2000円の定価で買った。当時はちょっとお金持ちだったのだ。

高専5年のときに読んだのがマイケル・ムーアの「アホでマヌケなアメリカ白人」これも面白い。ちなみに中古450円。主にブッシュ批判な本なんだけど,例えば京都議定書をアメリカが拒否ったことに対して「なんてこった」ってなげいていてアメリカ人にも骨のある人がいるんだなって感じだった。訳者の訳し方も面白いし,結構読める。

最近買ったのは「闘うプログラマー」G・パスカル・ザカリー著。上下あわせて中古700円。自分とか将来プログラマーになりたい人におすすめ。WindowsNTの開発の実態が色々かかれているんだけど,なかなか読める。ちなみにこれは好き嫌いは別としてプログラムをやったことのない人でも読める。難解なプログラミング言語はそこにはなくて,あくまで…例えば開発責任者のカトラーがどういう人物で何をしたかとか,プログラマーの奥さんはコンピュータを夫の浮気相手のように感じはじめるとか,そういうことがひたすら書かれている感じ。

あとは痛快!シリーズというのもある。中古で300円ぐらいか。その分野を代表する大学教授(情報工学の分野でいえば坂村健とか)が一般人むけにその分野の学問について解説する本なんだけど,自分が読んだことがあるのは「痛快!コンピュータ学」「痛快!憲法学」「痛快!経済学」。面白かったのは「痛快!コンピュータ学」と「痛快!憲法学」。「痛快!経済学」は大事な項を数学を使って説明してくるのでちょっと頭を使う。あまり痛快じゃない。

コンピュータ学は,これを読めば情報工学についてひととおりのことがわかったような気になれる。ハードや数理の話もでてくるし技術史も紹介するし自身の研究TRONについても紹介しているのでなかなか面白い。

憲法学は,憲法のもととなる宗教学からはじまって経済学に話が脱線して日本史と世界史の話をやってやっと最後のほうで日本の憲法についてでてくるという色々話が脱線する本。それら全部が憲法を構成する集合の要素だから全部やらなきゃいけないんだけど,それをうまくわかりやすくまとめたなって感じで面白い。

今まで趣味で読んだ本はこんな感じ。高専時代に図書館で借りた本で面白かったのは「劣等感」「疎外された人間」とかがわりとよかった。作者は忘れた。ベストセラーになっている本で読みたいのは「自殺マニュアル」「失踪マニュアル」かなぁ。これは僕らの世代の層でかなり読まれている本なんだけど,まだ読んでいなかったりする。内容が内容だけにおおっぴらに読める本じゃないらしいく,隠れて読むみたいな感じになるみたいなんだけど,とにかくその本を読むとすっきりするらしいので読んでみたい。

自分が好む本や文章はどっちかというと「脱・常識」な内容の本が好き。常識をいつも守っている自分だからこそ幻想・妄想の世界ではそれから離れてみたいというか。

ではでは。

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