2006年08月07日(月)
時代 |
この間カテキョでお父さんのほうと話したこと。
中学生のほうの家庭は相当悲惨だったりする。お父さんは会社をリストラされて,今は自宅で部品の製作所を細々と経営している。お父さんは中卒なんだそうだ。母親はフィリピン人なんだけど,子供と夫を残して国に帰っていった。治外法権だから国に帰られるともうどうしようもない。つまり海の向こうに逃げられたのだ。
2007年問題で団塊がやめそれにあわせて若い世代をたくさんとるということにも不満らしい。大学まででて中卒と同じ仕事をするのはどうかと思っているらしい。
昔と今は時代がだいぶ違う。中卒でも就職できた時代は終わった。昔の若者なら就職するなんてことは簡単だった。終身雇用と年功序列だったので結果もとわれなかった。
今は就職しにくい時代。大学をでてもはたして就職できるかあやしい。昔と違ってTOEICとか資格などの「わたしは使える人間です」という保証をもっていなければまともな仕事につけない時代になった。
馬鹿でも就職できた時代から馬鹿では就職できない時代になったのだ。今若い人の中でもひと昔前なら就職できたような連中が就職できずフリーターをやっている。企業が団塊をリストラしてもその穴埋めで若い人を採用するとは考えづらい。日本人よりも優秀な海外の人材を輸入して補いたいという思惑がはっきりわかるからだ。人件費の安い中国・韓国,最先端のコンピュータ技術者のいるアメリカ・インド。日本人よりお得な技術は海外にあるからだ。
お父さんもいまいちよくわかっていなかったのは,そういう時代の変化に気付けなかった点ではないかな。漏れだって,フリーターも視野にいれているんだから。
ではでは。 |
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