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直丈、熱く語るの巻き - 2002年12月02日(月) 久しぶりに俺のファーストかーであるスターレットに乗った。(フィットはセカンドカーなの) 昨年の10月に金に余裕があるわけでもない状況の中仕事のためにと買ったフィットのせいで、事実上弟に譲り渡す格好となっていた。 俺が手塩にかけてメンテをし、大事に乗っていたそのクルマは特別オイル交換すらされることなく「ただの足」として毎日使われていた。 しばらく見ないうちに、至る個所に擦り傷、凹み、錆。 なんか情けない姿になっていた。 何でスターレットに乗ったかというと、単純にマニュアルが運転したくなったから。 朝、出勤時に寝ている弟には黙って持ち出した。 久しぶりに乗る俺が愛して止まないスターレット。 埃だらけのダッシュボード。 ヤニで曇った窓ガラス。 どうやらしばらく掃除をした様子はない。 オドメーターはあと数キロで12万8000キロになろうとしている。 キーを挿し込みイグニッションスイッチを回す。 快調にエンジンは回りだす。 エンジンの振動により、はずれかけたフロントバンパーがカタカタと嫌な共鳴をしている。だいぶくたびれてきた。 クラッチを繋ぎゆっくりとアクセルを踏み込み発進すると、くたびれてきたという印象は瞬時にして払拭されるほど調子がいい。気持ちよくふけあがるエンジン。 ギヤを2速に入れなおもアクセルを踏むと2000回転後半あたりからタービンが仕事を始め、小さな大衆車は暴力的とも言える加速を見せる。 ただしかし、ホイールバランスが取れていないらしく、90キロ/時を超えたあたりからステアリングが小刻みにぶれ出した。 コレでは幾らエンジンが調子良くても興醒めである。 仕事が終わると、ソッコーでオイル交換に持っていった。 リフトでクルマを持ち上げ、下から覗いてみると、ミッションオイルがドライブシャフトの付け根あたりからけっこーな勢いで漏れている。 やはりもうすぐ13万キロ。 こうなっていても不思議ではないよなー。 エンジンオイルとミッションオイルを交換し、さらにホイールバランスも修正した。 これで、幾分かはコイツの寿命も延びたかな? 最近はフィットではあまりスピードが出ないということもあり、まして冬道を走るスタッドレスタイヤのホイールまでにバランスを取る必要はないと思っていたが、こいつは嫌でもスピードが出てしまうというか、出したくなる。 オイル交換する前羊が丘通りを走ってきたのだが、気がつくとスピードメーターが100キロを超えていてびっくり。 フィットよりもスピード感を感じないのね。 それに、足回りがフィットよりもしなやかなせいもあるのかなー? 弟がいったいどんな運転をするのか知らないし、また俺がいつこのクルマに乗るのかもわからないはずなのに、なんとなく愛情を注いでしまいたくなるこの車。 やっぱり、フィットよりもスターレットのほうが大事なんだろうな。 でも、久々に乗るとやはり楽しい車だと思う。 毎日乗っていた頃はマニュアルの楽しさというのはそれほど気付くものではないが、しばらくオートマに乗っているとその楽しさは何倍にも感じられるのだ。 それに相当なじゃじゃ馬だけど、本当にいいクルマなんだな。 今現在俺がAT車に乗っていることがとっても不思議なくらいマニュアルが楽しかった。 あー、また思いっきりコイツで走りてーなー。 そんなことを考えた一日だった。 ...
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