Mother (介護日記)
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昨日帰宅してみると 「住宅防火のポイント」「住まいの防火」「住宅防火講座」の 3つのパンフレットが置いてあり、消防署から2人が来たのだと言う。
先日は、近所のママさんたちが集まっての食事会で悲惨な火事が起き、 4人の子供が亡くなるという事故があったばかり。 天ぷら火災の場合の火の消し方や注意事項など、ニュース番組でも取り上げていた。 火事は確かに恐い。 母にはコンロ使用禁止令を出している。
昨日の訪問は家庭の施設点検らしかったが、 台所のコンセントが付け替えられているのが気に掛かった。 母に聞いても、その理由はさっぱりわからない。 だいたい、消防署が電気工事をするとは思えない。
確かに蛸足配線となっていて、危険だと言われればそうなのだけど、 なぜそこの1ヶ所だけなのかがわからないし、 帰宅したレフティーに相談しても明確な答えが出ないので、 今日を待って、消防署に直接聞いてみることにした。
消防署に掛けるとは言っても『119』を回すわけにはいかず(爆) 電話帳でひっぱって『総務課』あたりでいいだろうと判断した。
「(住所)の(名前)と申しますが 昨日、母が留守番中に点検に来ていただいたようなのですが・・・」
「11月9日から15日まで、全国一斉の秋の火災予防週間になっているので、 その関係でご家庭を廻らせていただいています」
「うちでは、コンセントの付け替えをしていただいたようですが、 これについて、どういったことでこの工事が必要だったのかわからないのと、 消防署の方が電気工事をするとは思えないので・・・」
「うちの者(署員)と一緒に、電力会社やガス屋が廻ったと思うんですけど・・・」
「留守番をしていたのが、高齢の母で耳も遠い為、状況がよくわからないのですが 公的な機関の点検なら良いのですが・・・」
消火器を「消防署の方から来ました」と言って高額で売りつける業者や、 勝手に工事をやって、高額な代金を請求されるとか、 コンセントの中に盗聴機を仕掛けたりする人もいるのだと、 テレビで見たことがあったので気持ち悪かった。
母といえば、訪問販売や催眠商法のお得意様である・・・
例えば、ガスの点検の場合には、点検票のようなものがあって、 誰が来たのか、どこをチェックしたか、どこに問題があったか、どこを修理したかが ちゃんと記録されているので、信用性は高い。
電話は総務課から、他の係に引き継がれた。 そのTさんが言う通りに、置いて行ったパンフレットの真ん中あたりに、 今回うちにやって来た分遣所の2人の名前が鉛筆で書かれていた。 (しかし、なんだって、真ん中のページなんだろうか)
そして御丁寧にも、その分遣所の担当者に確認してくれて、 『分遣所の2人と電力会社の下請けの2人、計4人で訪問した。 蛸足配線をするにはコードが細いので、交換した。 家の人に説明をして、許可をもらってから工事したので、 改めて何かに書いたりする必要はないと思った』との説明を折り返しの電話でしてくれた。
こうして正規の施設点検補修だということがはっきりしたわけだけど。 交換したコンセントには特別電圧の高いものばかりでもなかったんだけどな。
行政が施設点検に来るのなら、 事前にそういうお知らせを回覧で回すとか、地元新聞に載せるとか、 誰が来たのか、何をチェックしたのかは、 誰が見てもわかるような場所に記入してくれると親切。
なんか、こんな事を問い合わせる市民は私だけだろうな、などと思ったけど、 今時は、これぐらいでいいのかも、と自己弁護。 だけど、そうしなくてはイケナイ物騒な世の中というのも、なんか悲しい。
母には、絹江が小学生の時に買った「ぼくたちの安全安心ブック」という絵本を 読んでもらうことにした。 1人でもお留守番ができるように、というねらいのもので、 地震・火事・台風にはじまり、病気・ケガ・事故防止の為の知識がわかりやすくかいてある。 1人のお留守番が心細いと言うけれど、もう少し頑張ってもらわないと・・・
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