Mother (介護日記)
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2002年02月27日(水) 訪問調査

調査員が来る1時間前になって、我が家はやっと部屋の片付けと掃除を始めた。

母の体調も良いので、母にも自分の部屋(四畳半)に掃除機をかけるように言った。

そう言えば、このところ母の咳が出なくなった。
夜中の発作的な咳はとても辛そうだったし、私たちの睡眠にも影響があったが。

レフティーはキッチンのガスコンロの掃除をやってくれた。
腰の重いレフティーだが、やるとなったらプロ並みの仕上がりである。

私はリビングと廊下に掃除機をかけて洗濯物を干しておしまい。 ♪〜( ̄ε ̄;)

* * * * *

予定通り、1時半にIさんという50代くらいの女性調査員がやってきた。

母への質問のうち、母が答えられたこと・・・
   自分の名前、生年月日、現住所、同居家族の名前とその関係、自分の生んだ子供の数。

答えられなかったこと・・・
   ここに同居する前にはどこに住んでいたか。
   何の病気をしたのか。

いくつかの質問の後は、母には席をはずしてもらって私とレフティーとでの応対となった。

  ・夜中に起き出すことはないか。
  ・突然大声をあげたり泣き出すことはないか。
  ・1人で出歩いて自分の家に帰れないことはないか。
  ・食べたことを忘れてしまっているか。
  ・自発的に家事をやるか。

なんだかたくさん聞かれたような気がするけど、思い出したら参考までに付け足すつもり。

調査員は、アンケート形式のプリントに従って質問をし、特記事項を欄外にメモしていた。

事前に、家族構成や入退院の記録や問題行動など、
レポートを作っておくべきだったと後悔した。

質問に答えていると、およそこの状態では認定にはいささか無理がありそうだ。
調査では『最近の2ヶ月の様子』を見るので、
過去にあった強烈な被害妄想などは、今回の調査の対象には含まれない。

申請の動機を聞かれたのだけど、
「火の始末、悪徳商法、人と会話しないことによる語彙の減少、
 テレビに頼ることの悪影響」というところか。

『周囲の勧め』も強いかも知れない。

私は介護保険についてのパンフレットを見て
『ひとりでお風呂に入れる、ひとりでトイレに行ける』状態では
認定が下りないだろうと諦めていたので、申請を急ぐつもりもなかったが、
周囲が『身体が自立でも、知的障害のほうで認定が下りるはず』だと、
熱心に勧めてくれたので、通る通らないは別としてどんなものか申請してみることにした。

勤務先に対してこれまでは『母親が病気なので』ということで、
堂々と有休を使って必ず週に1度は休むようにしていたが、
やはりこちらとしても「できる限りの努力をする」ことも必要だ。

なんだかんだと、母の入院から来月で1年になる。
有休という権利があるとは言え、感謝の気持を忘れてはいけない。

認定の是非はわからないが『自立』であっても、
市のサービスが低額で受けられるという。

どの形にしろ、デイサービスが受けられるようになれば、
母を1人で留守番させる日を減らすことができ、私も公休のみで済むようになる。


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