Mother (介護日記)
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夕方、ケアマネージャーの松浦さんの訪問があった。 近所に来たついでに母の様子を見に来てくれたのだけど、それだけだった。
デイサービスについて、 「一番近い○○では、待っている人がたくさんいるようですよ」 とのことだったが、 このケアマネージャー自身も、通所介護施設を持っているはずだが・・・?
具体的なケアプランはまだ何もできていないようだった。
「ベッドのレンタルだけだったら印鑑は要らないので・・・」 と言われれば、 『特に(うちに)来る用事はない』 とも取れる。
「今日は近所の○○さんのうちに来たんだけどいらっしゃらなくて。 ご家族と一緒に生活するはずが、ご本人が嫌がって・・・」 などという話しを聞けば、 なんとなく 『お宅よりも大変な家があって忙しい』 とも取れる。
考え過ぎだろうか?
そもそも、介護保険のシステムがまだわかっていない。 市役所と家庭との間に、ケアマネージャーがいて、その他にサービス業者がいる。 複雑だ。
ケアマネージャーにプランの作成を一任した以上、こちらはじっと待っているしかない。
デイサービスの利用が遅れるのであれば、 浴室の床上げやシャワーやウォシュレットなどの自宅改造について早期に検討していただきたい。
その旨を伝えると 「知っている業者があるか」 と聞かれたので、わからないと答え、 この件についてもケアマネージャーにお任せすることになった。
私が短気なのだろうか。
仕事を辞めてしまったことについても 「もったいなかった」 と言われたが、 未だサービスが受けられないような状況で、 とてもこんな母をひとり置いて1日仕事に行くことはできない。 もっとも、それほどの想い(親のことが心配だけれど仕事を急に辞めることもできず)を 胸に秘めて勤めている人もいるのだと言われたら 私はスパッと辞められる状況にあるだけ、幸せなのかも知れないが。
今日会った 「のんた」 も言っていた。 のんたも一人っ子で、市内に嫁に行き現在はご主人の両親と同居しているが、 最近、自分のお母さんの体調が優れないので、実家に泊まる日が多いのだと言う。 彼女もお父さんが既に亡くなっているので、お母さんを看るのはのんたしかいない。 ひとりで置いておいてその間に何かあったら・・・と思うと、とても何日も一人では置いておけない。 ご主人は両親がそろっているし、まだ若いし、兄弟もいる。 嫁だろうが何だろうが、自分の親は大事だ。
「のらさん」 もお父さんを亡くしたばかりの一人っ子。 お父さんが亡くなってからは、お母さんと同居している。私たちはみんな一人っ子で、 嫁でありながらも自分の母親を看なくてはならないという共通の不安を抱えている。
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