Mother (介護日記)
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今日は母の検診日である。
今回もレフティーが休暇を入れてくれてあったので、車でGO。
前々回の検診の時には、 混んでいるなら仕方がないが病院側の不手際で3時間もかかってしまい、 キレたレフティーが署名付きで、病院のアンケート用紙に苦情を記入してきた。
予約外の整形外科と予約の内科にかかるのに、 受付がまわすカルテや診察券が右往左往し、私たちが振り回される結果になったのだった。
以下がその顛末である。
* * * * * *
その日、整形外来の看護婦は、 「カルテは来ているけど診察券がここ(外来の受付箱)に入っていないから」という理由で 外来待合室で2時間も待ち続けている私たち3人を不思議に思うこともなく、 他のすべての患者がいなくなっても、母を呼び出すことをしなかった。
変だと思えよ。一言聞けよ。受付に確かめるとか、内科に聞くとか・・・(-_-;) 銀行のロビーで私はちゃんとフォローしてたよ?(不審者のチェックも兼ねて) 「長くお待ちのようですが?」って。 病院だって同じじゃない?
アンタは処方箋のファイルを患者に返却するたびに待合室に出て来るんだから、 待合室を見渡してみれば、カルテと比較して人数が合わないことに気付くだろうし もっと気を利かせて動いてよ。
私たちは予約外で行っているので、 最後になってしまうのは仕方がないと思って待ち続けていたが、 診察室からは『片付け』と思える音や会話が聞こえてきたので、 たまりかねてレフティーが診察室の看護婦に声を掛けたら、上の呑気な言い訳をしたのだった。
さらには、2枚複写の注射の処方箋が、 内科看護婦の手違いで1枚しか会計に回らなかったため、 私たちはさらに会計で1時間待たされたのだった。
* * * * *
そこで前回は受付で再三確認をし、整形外科と内科とが1時間で終了したのだが、 まぁ、今回は通常コースで2時間だろうな。
受付・会計のロビーには人があふれていたので、ずいぶんと混んでいるなぁとの印象。
自動受付の機械に診察券を通してから、再診受付へ。 「内科は予約ですが、整形にもかかりたいのです」
そこで、さっそく手続きを始めようとした女性職員に対し、隣の男性職員が 「今日は整形は先生がいないでしょ?」と言った。
「え? いるでしょ? まだ11時前だし。」
「いないよ。」
「え? いるよ。」
「いないって。」 ┐(  ̄〜 ̄)┌ 押し問答の末、女性職員が整形外来に電話を掛けて医師がいることを確認。
「それでは、整形外来の前でお待ちください」
整形に行くと、待っている患者は少なかった。
2、3人の患者が出入りした後、 いつもの小柄の看護婦が私達に気が付いて話しかけてきた。
「今日はもう内科にかかりましたか?」
「いえ、これからです」
「診察券はどうなさいましたか?」
「受付に出しました」
「・・・そうですか。ここで少し待っていてください」
まったく、毎回毎回、どうなってるんだろうね。 受付と外来とで、連絡が取れていない。
受付では「診察券はこちらでお預かりします。整形外来の前でお待ちください」と言い、 おそらくカルテに貼るのであろう、掛る科の順番を付箋に書いているのに、 整形外来では、毎回「診察券はどうしましたか?」と聞かれる。 ┐(  ̄〜 ̄)┌
そんなの、受付か内科に聞いてよ。 いかにも患者が悪いみたいな言い方は辞めて。
注射も、ある時は整形外科の診察室の隣で整形看護婦が行い、 そうかと思えば、次の時は、整形では薬と注射の処方箋の記入だけで、 注射は内科の隣の処置室で内科の看護婦が済ませた。
さらには、整形外科の担当医も使えない。
4月25日の診察時に『骨密度』を計りたいと言い、即日レントゲン室にて計測した。 「結果は次回に」とは言うものの、予約は入れなかった。
私は2週に一度の内科の検診に合わせて、予約外で整形にも来るのだが、 担当医は毎週木曜が手術日なので、予約の患者しか診ることができないと聞いていた。
うちは、薬と注射だけなら別にこの担当医じゃなくても良い。
担当医の方で診る必要があると判断するのなら、患者に対し自ら予約を入れるべきである。
今日、その整形の担当医は「どうしましたか?」などと言うのだった。
「特に変わったことはありませんが、 骨密度の測定の結果をうかがいたいと思いまして」
「あぁ、そう。・・・いつだっけ?」 と、カルテをめくる。
「1ヶ月ぐらい前です」
「ええと? で、誰に診てもらったのかな?」 まだカルテをめくっている。
「いえ、先生に指示をいただいてその日に計りました。 当日は測定だけで結果は次回に、と言うことでしたが」
「木曜日に来てもね〜この時間には診れないものだから・・・ いや、そのうちにまた診れるようになるとは思うけど、今のところはね」
次回に、って言ったアンタが予約を入れないのが悪いんじゃないの?
別に注射と薬だけなら、アンタじゃなくてもいいんだし、 骨密度の判定だって、アンタが忙しけりゃ別の先生でもわかるでしょ?
こっちは慢性的な病気なのだから、 アンタが必要だと思えば、次はいつ来なさいって指示を出せばいいのであって。
『木曜は8時半から手術が始まるので予約の人しか診れない』ってことも、 こっちは承知しているワケで。
だから私は『きっと他の人の予約が多くて母の予約は取れないんだろう』と 解釈しているワケだし。
「ねぇ、これ、結果が貼ってないね?」と担当医が言うと、看護婦が捜しに行き、 「レントゲンの中に入っていました」と言って2枚の紙を持ってきた。
東洋人 女性 78歳 150cm 53kg 測定日2002/4/25
L1 0.672 63% L2 0.805 72% L3 0.985 86% L4 1.150 103% L2〜L4 0.989 88%
「この結果を見ると88%と出ているけど、実際にはこんなに良いはずはない」と。
説明を聞いてもわからない。 あまりアテにならないものだということだけがわかった。
「薬はどうしますか?」
はぁ? どうしますか?って。 私が決めるのか?
「え? 薬? もう要らないんですか?」 計らずとも私は呆れた口調になった。
「いや、この薬にはカルシウムを補強する役割がありますから、続けて飲んでいただいて」
それなら、最初から処方箋を書けばいいじゃん。
・・・こんな調子だもんね。
担当医も看護婦も使えない。
はぁ。それでも内科の担当医がまともで良かったと感謝すべきなのだろうな。
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