Mother (介護日記)
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2002年06月20日(木) ケアプランとデイサービスとケアマネージャーの嘘

病院の後、市役所に寄ってみた。

「介護認定が降りて3ヶ月近く経つんですけど
 うちはまだ一度もデイサービスを利用できていないんですね。
 ケアマネージャーは最初のうちに何度か来てくれたけど
 その後は代理の人が“来月の予定表”だと言って持って来ただけで
 まったく連絡がありません。
 
 デイサービスは混んでいると聞いてたし
 母はまだ自分のことができるので、私も今までは遠慮してきたんだけど
 このところ体調を崩しちゃったこともあって
 一人の時間が欲しいと思うようになったんです。

 夫婦の時間も取れません。
 主人の休みはこうして母を連れて検診や買い物などの用事があるし、
 それ以外にも母を見ててもらって、私は友達と出掛けたい。
 そうなると、主人の休みは“休み”にはなっていないし、
 夫婦二人だけの時間と言うのも作れません。
 
 パンフレットを見ると、利用できるサービスについてこちらの希望を聞いてくれて
 ケアマネージャーがその予定を調整してくれるってことだったと思います。
 それがまったくこちらに相談もなく一方的にプランを作って
“来月の予定:介護ベッド1”とだけ書かれた紙を持って来られても・・・

 実際にはデイサービスの利用と言うのはどうなってるんですか?
 介護認定を受けた人は急激に増えているわけだし
 送迎の手間や時間を考えると順番待ちと言うのも理解できるんだけど
 うちの母程度だと、やっぱり当分は無理なんでしょうか?」

レフティーも質問した。
 「ケアマネージャーの経営はどうやって成り立っているんですか?」

高齢者福祉課の若い女性は正直に答えた。
「プランを1件立てるといくら、と報酬が出るんですね。
 介護度によって金額も違ってくるんですけど・・・
 1施設が50人までという枠が決められてはいますが
 実際にはそれ以上の相談があるので、
 件数を超えて受けているところも実際にはあるようなんです。」

つまるところ、プランを立てさえすればお金が入ってくる仕組みである。
介護度の低い人を相手にしてもお金にはならない。
介護度が高い人なら報酬も高いし、
悪く言えば「あなたより大変な人を見ているんだから」という言い訳も
しようと思えばできる。

30分ぐらいは話しただろうか。

うちの話を聞いていた別の年配の女性が
「○×さん(うちのケアマネ)は、自分のところに入浴施設を持ってるじゃない。
 このあいだも自分で空いてるって言ってたのに」と言った。

結局、市役所からケアマネージャーに連絡をしてくれることになり、
あとでケアマネからうちに電話が来るだろうとのことだった。 


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