Mother (介護日記)
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母の体調は悪くなるばかり。
強いセキが長引くことが多くなった。
体重も減った。 急に痩せたので、おしりや太ももや肩などがシワシワになってしまった。
お風呂も、寒くなったので、ひとりでは無理だ。
SPAでは「おむつをしている乳幼児の入浴はご遠慮ください」との貼り紙。 つまりは、おむつをしている母も、入浴できない。
施設でも、移動は車椅子を使うようにお願いしたが、体調の悪さをたびたび指摘される。
・・・・・こんな中で。
重い病気の赤ちゃんに、海外で手術を受けさせるための募金活動というのがたまにある。
私は、不思議でたまらない。
なぜ、その子だけが、助けてもらえるのか。
数千万円もする海外渡航費と手術費・滞在費。
私だって、母を助けたい。
一流のお医者さんが肺移植をしてくれれば助かるかも知れない、と言うのなら。
それで、苦痛がなくなるというのなら。
それで、1週間でも長く生きられるというのなら。
でも、うちにはお金ないです。
誰か、私にお金をくれますか?
赤ちゃんには将来の夢があるから、助けてもらえるの?
他にもたくさん病気の子供はいるのに・・・
募金活動をしてくれる友情に厚い友達がいないから?
年寄りは、どうせこの先が短いんだから諦めろって?
肺炎だからダメで、心臓病なら良いとか?
研究材料になるとか、ならないとか?
重い病気ならわかるけど、アンタの病気はたいした事ないからって?
浮浪者だから放っておけとか?
まったく見ず知らずの人から数千万円の支援を受けられるというのは、 いったい、どういう基準で選ばれた人たちなのですか?
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