Mother (介護日記)
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電話するって言ったから待っていたけど、連絡来ないし。
退院するとは思っていなかったから、今日も着替えのパジャマを持って行ったのに。
病院に着いたら「退院、2時ですね」って。
いったいどうなっているんだ?
母を服に着替えさせ、荷物を片付け始めたが、母はそのことにコメントしない。
退院だ、って看護婦から聞いているのだろうか?
こちらからは、説明をせずにおいた。
いつまた、手違いがあるか、わかったもんじゃないから・・・
約束通りに酸素屋さんは2時に来てくれたんだけど、先生が来ない。
やっと来たら「血液検査しますね」って・・・今から?(-_-;)
すぐに結果が出て、カルテと合わせて説明してくれた。
検査結果を激写しようとしたら、「これ、あげます」って別の紙をくれた。
思わず、数値を見比べて同じデータかどうか確認してしまった。
看護婦は相変わらずで要領が悪く、こっちが聞かなければ黙っている。
「あの・・・支払いは?」
「あ、まだ、計算書、渡していませんでしたね(^_^;)」
「それと、お薬は?」
「あ、それは、お金を払ってからになりますので・・・」
それなら、最初に計算書をくれってぇの。 さっきっから1時間以上、待っているのだからさぁ。┐(  ̄〜 ̄)┌
酸素屋さんだって、居場所がなくて困ってるじゃん?
で、1階で会計を済ませると、領収書と一緒に茶封筒を渡された。
表書きには、母の名前が。
なんだろう?と開けて見ると、退院証明書。
で、読んでビックリ!
『病名: 糖尿病 転帰: 治癒に近い状態』
トーニョービョー? いつから母は糖尿病になったんだ? ヾ( ̄。 ̄;) いつ治ったんだよ? 治んねぇんだよ。
キレそうになった。
おい、大丈夫かよ?
今、支払った金額、合ってるんだろうな?
治療とか、薬とか、間違ってないだろうな?
さっそく看護婦に見せる。
「母、糖尿病もあるんですか?」 ← イヤミたっぷり
「え? え? あ? 間違ったんだと思います。すぐに聞いてみます。」
「今、もう支払って来ちゃったけど、こっちは合ってるの?」
「あ、こっちは会計の方なんで、合ってると思いますが」
┐(  ̄〜 ̄)┌
「訂正しておきましたので・・・(^^ゞ」
見たら、そこには訂正印もなく。
『肺線維症・呼吸不全』
肺線維症も、間質性肺炎も、BOOPも、定義は難しいだろうけどさ、 統一できないものですかね?
入院時と、退院時で病名が違うっていうのもねぇ・・・
そうそう、退院するのに、病室から玄関までは車椅子で行かなくてはならないのに、 看護婦からはなんの説明もない。
病室にある、酸素ボンベ付きの車椅子を使っても良いものだろうか?
でも、またここまで返しに来なくてはならないと言うのも面倒だ。
やっぱり、下に行って外来用の車椅子を借りてくるのかな?・・・
私がブツブツ言っていたら、 酸素屋さんが「やはり、下のを・・・」と言ったので、取りに行って来た。
・・・とにかく! 看護婦さん、最初に全部言って。
* * * * *
私と、酸素ボンベを抱えた母はタクシーに乗り込み、 酸素屋さんは、その後ろを自宅までついて来た。
母は、酸素をつけたままの状態であっても、玄関までの数歩でゼイゼイ言っていた。
病院で使用しているのとまったく同じ型の機械が母の部屋に持ち込まれ、 ベッドの横に設置された。
なんと、トイレに行くにもお風呂に入るのにも、原則として酸素吸入だということで、 その必要な長さ分のパイプが用意された。 15m分あったものを、10mぐらいでカットした。
設置して、あれこれ注意事項などの説明を受けて、約1時間。
* ネットで調べたら“在宅酸素療法”のことを、 Home(在宅) Oxygen(酸素) Therapy(療法)の頭文字をとって、HOTって言うらしい。
途中で眠くなってしまった・・・
酸素濃縮装置という機械は、空気清浄機みたいなシステムで、 部屋の空気を取り込んで、酸素だけにして、加湿したものを送り出すらしい。 加湿用には、精製水(コンタクトレンズ用)が用いられ、 減らなくても週に一度は捨てて、容器をゆすいで新しい精製水を入れて使うのだそうだ。 安静時2リットル、運動時3リットル、一日に12時間吸入するように、と、T先生の処方には書いてある。
T先生が言うには、今日の血液検査で、炭酸ガスが溜まりやすいようなので、 酸素を吸ってばかりでもイケナイらしいのだ。
PO2 = 72.3 mhg (サチュレーション 95.3)
PCO2 = 47.3 mhg
“サチュレーション”というのは、 いつものパルスオキシメータで計る簡易的な酸素濃度であるらしい。
暗くなって寒くなって来た。
少し寝ようと思う・・・でも、そろそろ絹江が帰ってくる頃。 書いてる間にご帰宅。
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